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「プロフェッショナル仕事の流儀〜背伸びが、人を育てる 校長 荒瀬克己の仕事〜」を観た

年末年始の時間を活用して、「プロフェッショナル仕事の流儀〜背伸びが、人を育てる 校長 荒瀬克己の仕事〜」を観ました!

放送されたのは2007年とのことで、NHKアーカイブでも観れなかったので、DVDを購入し、鑑賞。

2000年以前は国公立大学進学者が数名しかいなかった普通の公立高校だった京都市立堀川高校を、改革一年目から毎年100人以上、京都大学へも3〜40人進学する、という実績を出した荒瀬克己さんの仕事の流儀を紹介した内容。

「私立に行かないと良い大学に行けない」と世間の共通認識だったばかりか、荒瀬さんの娘の担任からも言われたことで、このような状態だと格差の問題が解消できない、公立の学校からも進学できるようにしよう、と高校改革を行った荒瀬克己さん。

通常、進学校にするとなると特進科を設置したりするが、堀川高校の方針は、「自ら探究する心を育てる」こと。
自ら学びたいという気持ちをはぐくめば、自然と生徒が学びだすという信念のもと、改革を行った。

改革の中心として「探究科」というコースを作った。特徴は1週間のカリキュラムのうち、4時間ほど探究という時間があるということ。

そこから生徒たちはどんな探究を行っているかというと、ある2年生の生徒は、「湖や沼に含まれるリンの測定器の開発」を行っていた。高校卒業後も研究を続けたいから、「実験設備が整う京都大学に行きたい」と強く思うようになり、英語や数学も熱心に勉強するようになった。

さらには「3秒ルールの信憑性」という探究もあった。0秒、3秒、10秒に分けて、菌がどれくらい付着するかを調べるところから始めるという。

結果、改革一年目から毎年100人以上、京都大学へも3〜40人進学する、という実績を出した。

荒瀬克己さんがなぜこのような実績を出したか問われると、

・「探究によりこれをやりたいからここの大学へ行きたい、という強い思いを持つようになった」
・「やりたいことをするためには広く知らなきゃいけない=探究をやるためには基礎学力が必要であるということが分かってくるから」

ということを言っていた。

当教室でも通っている生徒の「自ら学びたい」という気持ちをさらに育み、「自ら探究する心を育てる」教室にしていきたいと強く思った年末年始でした。

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