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ボクがやっている社会貢献について(6)救い:社会貢献事業や社会起業を目指す方へ

書くのがこんなに気が重いものかw

「社会貢献事業」というテーマで書いてきて、今回のその6回目です。
東日本大震災の被災地支援「鯉のぼりプロジェクト」が生まれるまでのストーリーで、
やっと「鯉のぼり」に繋がる話が出てきました。

ボクがやっている社会貢献について(5)いざ被災地へ

本当はその部分と中心的に書きたかったのですが、
明らかに「ボクのメンタルが崩壊しそうになる」という事実に
寄ってしまったのは反省点です。

今回は、メンタル崩壊→捨てる神あれば拾う神あり
そして、「鯉のぼりプロジェクト」の成り立ちについて記していきます。

もう本当に「しんどい」しかない

午前6時。「緊急地震速報」のアラームが鳴る。
ブィーブィーブィーキューンキューン

気が付けばホテルのベッドの上。
2日目の朝だった。

昨夜は気が付かないうちに「気絶」してしまったらしい。

それにしても寝覚めが悪い。

昨日は本当に「しんどかった」。
メンタル的にも落ちまくった。

そんな翌日も「余震」で目が覚める。
これが現地の現実。

そして、思い出すだけでも気が重くなる
昨日の出来事・・・。

自分のアイデアではなかったけど
絶対に実現させたいと思っていた。

GWに心理カウンセラーを連れて
被災地にボランティアツアーに行こう!

初めてのことだから何もわからない。
しかも被災地の情報は錯そうしていて、
何が真実かわからない。

「とにかく行動力だけは無駄にある」
そんなボクが現地との事前調整と視察のために
被災地に飛び込んだ2011年4月13日

震災から1か月後。

地元のNPO法人との打ち合わせは順調に終わり、
そこから甚大な被害を受けた沿岸地区へ。

そこでメンタルが崩壊そうになる。

ひとりぼっちで、知らない土地で
日が暮れてきて。


↑5~6年前の画像です。南三陸町の防災センターですね。今では近づけません。
(今でも毎年復興の状況を確認しに南三陸町には行ってます。去年はコロナ禍で行けませんでしたが)

ラジオで情報収集しながら、ホテルに帰るけど、
「高速道路は復興支援・工事車両を優先してください。それ以外の車両は出来るだけ一般道に」

おっしゃる通りに致します。
(メンタルやられてるからちょっと卑屈)

ホテルに着いたのは20時ぐらい。

今日だけで800キロは運転した。
知らない土地。地図通りではない道。

たぶん身体もメンタルも疲れ切っていた。
こんなんで2日目も乗り切れるのか・・・?

ただ、状況は前日とは全く違うものとなる。

捨てる神あれば、拾う神あり

最初に言っておきたい。
表現上で「捨てる」という表現をしているが、

人格否定されたとか別に捨てられた訳ではない。

そこんとこは間違えないで欲しい。
(勝手にボクが現地に行って、勝手にメンタル落ちただけ)

2日目は実際にボランティア受け入れ状況と
仙台市内を移動するルート確認。

GWにグループで向かう時に一番重要なのは宿泊場所。
現地での活動の拠点となるためだ。

これはありがたいことに仙台市内にある「ユースホステル」さんが
県外ボランティアのために宿泊施設として提供してくれていた。

しかも朝食付きで、かなり安価。
ありがたく予約をさせていただいた。

まず、地元の人たちにも迷惑をかけないのが前提になるため、
さまざまな配慮を忘れてはいけない。

ボクたちはあくまでも

「こっそり行って
 やることだけやってお邪魔にならないように
 こっそり帰る」

なのだ。

当時のメディア報道や事前の情報収集(Fちゃん以外にも現地に行った人に聞いて回った)では

「電車やバスなど公共交通機関を利用し、車で来ないで欲しい。」とか
「そもそも県外ボランティアは受け入れていない」という情報もあった。

これは現地に行ってみないとわからない。

宿泊場所は仙台市内なので、ボランティアをするにしても
あまり遠くはいけない。

そこで支援先は仙台市内に絞り、
各地域のボランティアセンターを回ることにした。

ボランティアセンターは社協(社会福祉協議会)が運営していて、
各行政区ごとにある。

社会福祉協議会とは?

普段は民生委員さんとか、地域のお年寄りとかの福祉事業をやったりしている。
こういう震災などがあった場合には、こういう活動もする。

本当は日本は良い国だと思う。

海外の場合だと、教会だったり。
地元のボランティア団体だったり。

そういうところがやるんだろうけど、
行政にそういう機能があるというのは素晴らしい。

幾つかの地域を回ったところ、
結局は各地域(行政区ごと)で扱いが全く異なっているだけ
というのがわかった。

「車で来ないで欲しい」

というのもボク自身は勝手に「地元で消費するガソリンを奪うな」とか
「車と交通量が増えたら邪魔だ」とかって理由だと思っていたんだけど

区によっては、「自衛隊の支援部隊が駐車場を使っていて、空きスペースに余裕がない」
というのが理由で、その結果で「県外からは来にくいからお断りする」というような話もあったみたい。

それぞれお話をした結果で、ボクらがボランティアをする場所が決まった。
それは「仙台市宮城野区」だ。

宮城野区のボランティアセンターは「仙台市宮城野体育館」にあった。

「宮城野体育館」は総合運動公園が併設していて
めちゃくちゃデカい。その体育館には「避難所」も併設されていた。

宮城野区は仙台の沿岸地域にもあり、
そこで津波で家を奪われた方が100名単位で避難されていた。

ボクは支援を決めた理由は1つ。

対応をしてくれた社協の担当者の方がボク達のやろうとしていることを
受け入れることにものすごくに前向きだったからだ。

この人が前日のメンタルダメージを救ってくれた

まさに「拾う神」だったわけだ。

やっと道筋が出来た

今回現地に来たのは、

心理カウンセラーを10人連れて、
被災地でボランティアをする。
その準備のために。

それがたった1人の担当者のおかげで
一気に解決してしまった。

宮城野体育館のボランティアセンターに
たまたま目の前にいた方に話しかけたことがきっかけだった。

ひと目見ていい人そう
大柄だけど、ちょっとぽっちゃり体形(失礼

ちょっとすいません。お時間取らせて申し訳ないのですが、
ボランティアのことで聞きたいんですけど。

男性「何でしょう?全然いいですよ」

あれ?全然昨日と対応が違うw

ああ。これが普通の反応だよな。。。
これだけでもありがたい。

そこから事情を話していくつか質問してみる。

「そんなに来てくれるんですか?大歓迎です」

「県外ボランティアも大歓迎です」

「車ですか?ここは駐車場が大きいので、車移動で全然来てください」

「え?ボランティア場所まで自分たちで移動してくれるんですか?
それはありがたい。移動車両も数にも限界がありますからね。」

「どんなんでも大丈夫です。」

「ぜひぜひお願いします。大歓迎ですから。お待ちしてますね!」

( TДT)
( TДT)
( TДT)

もう涙腺が崩壊しそうです。

でもこの担当者さんの対応はこれだけじゃないんです。
むしろこっちの方が「救い」になったのかもしれない。

昨日のこともあるので、恐る恐る聞いてみた。

もう一つお聞きしたいんですけど。
子ども達にあげようと「小分けのお菓子」を持ってきたんです。

昨日はどこの避難所でも受け取ってもらなかったですけど、
こういうのは行政でどこに言えばいいんでしょうか?

「え?そんなん受け取らないの?
せっかく持ってきてくれてるのに?」

え(*´Д`)
いや・・ここでは受け取ってくれるんですか?

「全然大丈夫だと思いますよ?」

ええええええ( ゚Д゚)
んじゃ。避難所の受付の方にお伝えすれば・・・。

「いや。受付通すとめんどくさいこと言われるかもしれないので、
避難所の自治会を紹介するので、直接渡しちゃいましょう」

え( ゚Д゚)
そんなこと出来るの?

その担当者の方はつかつかと避難所に入っていって、
1人の男性の方を連れてきてくれた。

そして、ボクが話した事情を目の前で伝えてくださって。
「受け取れるでしょ?」と。

その自治会の方も
「全然うれしいですよ。むしろありがたいです」とおっしゃってくれた。


↑現地に持って行ったお菓子。危うく東京に持って帰るところだった。

( TДT)
( TДT)
( TДT)

もう涙腺が決壊しそうです。

前日までのメンタルの落ち具合が
一気に復活しました。

お話を聞いてみれば、
避難所の受付は「県外の市区町村の担当者が応援でやってきている」と。

確かにボクが行った時も名札には「名古屋市」と書かれた人がいて、
受付をやっていました。

行政の人たちもいちいち「個別対応」なんかをさせられてたりしたら、
やってられないから、杓子定規な対応になるのは仕方ないかなと。

まぁ、石巻の受付は地元の行政担当だとは思いますが。
(批判はしていません。混乱時です。しょうがない)

おかげさまで事前調整・視察は滞りなく完了。
一番心配だった「原発」の問題もひとまずは何も起こらず、帰途に着けました。

「鯉のぼり」の話。(これも奇跡?)

本筋では書けなかったので・・・。

その後の被災地支援事業のメインとなる
「鯉のぼりプロジェクト」についての経緯を少しだけ。

前回の投稿でも書きましたが、1日目に訪問したNPO法人にて
「(南三陸町の支援先での)現地の要望」として、

「鯉のぼりを揚げて欲しい」

というのがありました。
聞けば、沿岸地域にお住まいの方々は、津波の被害により、
家財道具や自分たちの思い出の品なども一切、家屋とともに流されてしまった。

当然のことながら、それぞれの家にあった
「鯉のぼり」もなくなってしまっている。

鯉のぼりについて

わが家に男児が誕生したと天の神に告げ、「この子を守ってやって下さい」と
守護を願って目印にしたものが鯉のぼりです。

・「鯉が竜門の滝を登ると竜となって天をかける」という中国の故事があります。
「登竜門」という「男児の成長と出世を願う」言葉になりました。

子ども達の成長を願った行事なんですよね。

自分たちの「鯉のぼり」は流されてしまった。
家もなく、学校にも行けない。不便な生活をしている子供たちのために。

せめて、避難所に「鯉のぼり」を揚げて欲しいと。

その話を聞いて、ボクは即答しました。
「何とかします」

何とかしますて何やねん。
ノープランでやる言うてしまう。
あれ?この話聞いたことあんな・・・。

ボクがやっている社会貢献について(3)立ちはだかる壁

だってあの場で・・・
「そんなん急に言われても、準備するだけ大変でっせ」
「避難所って何軒おまんの?」とは聞けんでしょ?

東京に戻ったボクは「鯉のぼり」を手当しようと考えます。

「買う」のが一番早い。
ただ、必要な分を買ったら、時期も時期だけにかなりの予算が必要。

実際にどうやって揚げるかもわからん。
にっちもさっちもいかん・・・。

(*´Д`)

ここで1つの情報が飛び込む。

神奈川のある都市で、毎年川に「鯉のぼりを吹き流す」というイベントをやっているが、
それが震災の影響で、自粛で中止になると。

その数が5000旒(りゅう)

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

もしかしたら、中止で使わないんであったら、
貸してくれるんじゃあるまいか。

そんな淡い期待を持って、市役所に電話してみる。

「鯉のぼりの管理は地元の商工団体です。
でも、被災地支援ということなので、聞いてみますよ。
条件としては『どこから借りたかは明かさない』ことです」

言うだけ言ってみるもんだなぁ・・・。

あと、一般社団法人を作っておいて良かった。
行政とのやり取りをするときに、めちゃくちゃスムーズだったよ。。。

実際に借りる段階になって、日程が迫っていることもあったけど、
「買う」んじゃなくて、「借りる」という選択で良かったと痛感した。

鯉のぼりを揚げるためにどうするのか?を全く考えてなかったけど、
5000旒(りゅう)も吹き流すイベントをやってるだけあって。

鯉のぼりにロープに取り付ける金具が付いてる。

これが現地での設置にもかなり助かったし。
商工団体の方も設置の仕方を説明してくれたりして。

本当に助かった。

こんな奇跡みたいなことがつながって、
「鯉のぼりプロジェクト」は始まった。

この後、いつまでも借りる訳にはいかないから、
「鯉のぼり」を購入して、団体として保持しているが、
その時に覚えた金具を付けているし。

「鯉のぼりプロジェクト」については、
この後、二転三転もあるだけど・・・。

今日はここまでとします。

色々ありましたけど、「GWに被災地へ行くボランティアツアー」の準備は
着々と進んでました。

ここでは書けない細かな問題とか、
それはそれで大変でしたけど。

やっぱ「人間やればできるな」と感じさせてもらった時期ですねー。

この辺りの話は近しい人には話したりすることもありましたが、
公にするのは初めてだったりします。

だから、結構苦労していることを
ボランティアで一緒に行ったメンバーも知らないというか。

何か「苦労してます」みたいなのが嫌でしたし。
好きでやってることなんでねー。

今回はいい機会だし。
震災から10年の節目の年なので、書いてみました。

さーさー次は「ボランティアツアー」について書きますよ。
ただ、このツアー自体は今までブログとかでも書いているので、
さらっと行っちゃうかもしれませんけど。
(このシリーズ長いしね)

ではまた次回に。

ボクが代表をしている一般社団法人について

2009年に先輩経営者からの話をきっかけに「社会貢献事業」を始めるにあたり、
活動をする上では、別法人にした方が良いだろうということで、2011年1月に設立された今年で活動が11年目一般社団法人です。

主に「児童養護施設」の支援と、設立した年に発生してしまった「東日本大震災」の支援事業を行っています。

主に開催しているのは2つ
①児童養護施設向け支援事業「こころのあかり絵画コンクール」

今年で第10回目となりました。
全国の児童養護施設向けに「絵画コンクール」を開催しております。
優秀作品にはご本人が書いた絵をグラフィックアートにして、素敵な額縁に入れてプレゼントしています。

詳細についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/contribution/concours/

活動報告についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/activity/activity-category/orphanage/

②東日本大震災支援事業「鯉のぼりプロジェクト」

2011年の震災当時より、代表自らが被災地に赴き、支援を続けております。
現在は、福島県相馬市の「みなと保育園」さんにて、子ども達の成長を願い、毎年「鯉のぼり」を揚げるイベントを行っており、東京からお連れしたパフォーマーによるショーを行い、子ども達に喜んでもらっています。
この様子は毎年地元のメディアでも取り上げていただいております。

毎年のクリスマスには、ささやかですが、プレゼントも・・・。
そんなイベントも今年で丸10年を迎えます。

詳細についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/contribution/caresupport/

活動報告についてはこちら↓
http://www.z-ips.jp/activity/activity-category/tohoku-earthquake/

学生インターンの募集内容について

■インターンとしてご担当いただく内容

上記の社団法人と連携しつつ、弊社の社会貢献事業として、その広報・PRとして、広報活動やSNS運用が主なお仕事つぃて担当していただきます。
また、4月に開催予定のクラウドファインディングでは企画から運用までを担当していただきます。

活動については、弊社の学生インターンチームの一員で、グループで実施していただきます。

・社会貢献に興味のある方
・将来、子どもにかかわるお仕事を目指されている方
・クラウドファンディングに興味のある方
・社会起業に興味のある方
・ビジネスと社会貢献の関わりを実体験したい方

他では絶対に体験できない「即戦力のビジネス力」が身に付きます。
「えー?そんなの信じらんなーい」って方は、
ぜひ弊社のインターンミーティングに見学に来てください。

普通の学生だったインターン生たちがどう育っているかがわかると思いますよ。
ぜひぜひお待ちしております。

ぜひ気軽にミートアップや募集へのエントリーを!

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