日本コロムビアグループ株式会社(以下:NCG)は、AIを核とした次世代型クリエイティブプロデュースカンパニーです。
現在、歴史ある音楽ビジネスの裏側で、データ基盤の新設やAIの全社展開など、テクノロジーを活用した組織のアップデートが急速に進んでいます。
今回は、SES企業からエンタメ業界へ飛び込み、現在グループ開発本部で横断的に技術支援を行うエンジニアのもとやまさんにインタビューを実施しました。入社の経緯から、仕事のやりがい、そして現在取り組んでいる土台作りの面白さについて迫ります。
もとやまさん
<グループ開発本部>
ーーまずは、これまでのキャリアとNCGに入社したきっかけを教えてください。
前職はSES企業に所属し、お客様先に常駐しながら金融系や通信系、メーカーの社内システムなどの開発に携わっていました。現場が変わるたびに業務知識も技術も一から覚える必要があったため、領域を選ばずなんでも触る開発のスタンスはこの頃に培われたものだと思います。
SESで複数の現場を経験してきたので、次は受託の元請けなどで腰を据えて開発に向き合いたいと考え、転職活動を進めていました。
そんな中、転職エージェントから株式会社フェイス(現・日本コロムビアグループ株式会社)を紹介されました。それまでの自分のキャリアにはエンタメという選択肢が全くなかったので、率直にそのワードに惹かれましたね。金融や通信といった堅牢性が求められる領域を経てきた分、「事業そのものが面白そうな会社で働いてみたい」という気持ちが強くなり、入社を決めました。
ーー入社後の経歴と、現在の具体的な業務内容を教えてください。
入社後はR&D本部(現・グループ開発本部)に配属され、最初はクラウドキャスティングのシステムを担当しました。入社半年ほどでPMを任せていただき、そこから長く担当してきました。
現在は特定のプロダクト専任ではなく、複数のプロジェクトを技術面から横断的に支援する立ち位置で働いています。コーポレートサイトや社内システム、新規事業まで、事業系・社内システム系の両方を広く見ています。チームの足りないところに入り込み、提案からリリースまで一緒に伴走するのが基本のスタイルです。
直近で特に注力しているメインテーマは、BigQueryを中心としたデータ基盤の構築と、社内でのAI活用の展開です。
ーー日々の業務では、どのような瞬間にやりがいを感じますか?
個人的に一番テンションが上がるのは効率化が成功した時です。プログラマーの三大美徳に「怠惰」という言葉がありますが、まさにそのタイプで、自分が楽をするためならいくらでも頑張れます(笑)。これまで手作業で回っていた業務が仕組み化され、誰も触らなくても自動で動くようになった瞬間は、やはりたまらなく気持ちがいいですね。
もう一つは、新しい技術をどう事業の成果やスピードアップに繋げるかを考えることです。AIをはじめ、今は新しい技術が次々と登場しています。それを実際に触って検証し、自社の事業のどこに組み込めるかを探る。たとえばAIを活用することで、これまで数日かかっていた作業が即座にアウトプットできるようになることもあります。自分たちの仕事や事業のスピードそのものが劇的に変わっていくのを体感できるのは、エンジニアとして非常にエキサイティングです。
ーー仕事をする上で、大切にしているスタンスやこだわりはありますか?
自分がいなくても回る形にするということです。横断的なポジション柄、担当があいまいな仕事を引き取ることは多いのですが、そのまま放置するとその領域は自分にしか分からないという属人化を招いてしまいます。
だからこそ、自分が手を動かして終わらせるのではなく、必ず仕組みやテンプレートに落とし込み、誰でも回せる状態にすることを強く意識しています。
設計面では、コストや運用の手間、実際に使う側の気持ちを第一に考えています。ただ、コードが綺麗に書かれているか、将来的な機能拡張に耐えうる拡張性を持った設計になっているかといった部分は、エンジニアの性分としてどうしてもこだわってしまいますね。使いやすさと中身の綺麗さ、常にその両立を見据えながら開発しています。
ーーエンジニア目線で感じる、NCGの魅力は何でしょうか?
歴史のある会社でありながら、技術面ではまさに変化の最中にあることです。データ基盤の新設やAIの全社展開など、会社の根幹となる土台を作り直すダイナミックな仕事が同時に動いています。
特に、新しい技術をすぐ試せる土壌があるのは大きな魅力です。「この新しいサービスや技術を使ってみたい」と思ったらすぐに検証でき、結果をアウトプットできる。そして良ければ、そのまま現場へスピーディーに広がっていく。このスピード感は働いていて本当に楽しいです。扱う領域もアプリ、インフラ、データ、AIと幅広いので、意欲次第でどこにでも手を伸ばせる環境が整っています。
ーー今後、挑戦していきたいことや、そのために取り組んでいることを教えてください。
大きく2つの目標があります。
一つ目は、AI活用を個人のノウハウに留めず、組織として標準化して使えるようにすることです。セキュリティは担保されているか、コードは読みやすいか、インフラならコストを意識した設計になっているか。こうした観点をルールやテンプレートに落とし込み、今後どんなエンジニアが入ってきても、高いレベルで品質を保てる状態を目指しています。
二つ目は、データ基盤の整備です。現在、社内のあちこちに散らばっているデータを一つの共通基盤に集約し、エンジニアでなくてもAIを使って自らデータ分析ができる環境を整えることを目標にしています。
どちらにも共通しているのは、周りの人が使える状態にして広げるというアプローチです。そのためにも、まずは自分が率先して新しい技術を試し、効果を実証してから、組織全体で使える形に整えて展開していくようにしています。
ーー最後に、この記事を読んでいる候補者の方へメッセージをお願いします!
NCGの開発組織は、まさにいま次の成長ステージに向けて、技術・体制・文化を進化させていくフェーズにあります。データ基盤の構築も、AIの活用基盤も、開発の標準化も、初めから決まった正解があるわけではありません。すべて自分たちで考え、決めていく仕事です。
だからこそ、決められた範囲の業務だけをこなすよりも、あいまいなところを面白がって自ら拾いにいける人と一緒に働きたいと思っています。新しい技術を試すことを全力で歓迎する文化なので、「まずはやってみる」というタイプの方には非常にマッチする環境です。
音楽が好きで、その裏側を支える仕組みや新しい技術基盤を自分の手で作ってみたいという方、ぜひ一度カジュアルにお話ししましょう!