1
/
5

【企画営業】厳しさの中に必ずある「仕事の楽しみ」を感じる力|ヒトモノガタリvol.26

引き続き、オープンプロダクト事業部のリーダーに話を聞きました。
「この上司の下で仕事していきたい」とチームメンバーのインタビューで
聞いたこともあり、どのようにして、このチームをまとめ
そのような関係性を築いてきたのか、興味深い仕事観について、
後編で話を聞きました。

西村 厚志 企画・営業
オープンプロダクト事業部 営業部門のリーダー、事業部全体の責任者として営業、エンジニアをまとめる。「太陽光発電監視計測システム」の販売をはじめ、部署で開発する自社プロダクトの責任者。

「楽しく仕事をする」には、そのための努力がいる
場所も言語も違う14人のメンバーをまとめる上で、気をつけていることは?と聞くと「あまり『まとめる』ことを意識してないかもしれないです。」と西村は笑った。仕事の厳しさはありつつも、「楽しく仕事をして欲しい」「辛くても、楽しいのが仕事」という信念の下、指導をしているという。

西村は「目の前の仕事に一所懸命に取り組んで欲しいのはもちろん。しかし、それと同じくらい、自身の今後のキャリアを考えて、仕事に取り組み、学び続けてほしい」と常々メンバーに伝えている。仕事を進めていく中で、何か障壁になるものが必ずあることを念頭に、その時に、自分で抱え込まないようにして欲しいとも同時に伝えているそうだ。SPVの仕事を10年、この分野の急速なビジネスの変化を見てきたからこそ、「いつまでもその仕事があるわけではない」ことを西村は痛感しており、メンバーには「限りある仕事」として自分の仕事、キャリアを考えて欲しいと考えている。
部署に限ったことではないことですが、と一言前置きをして「技術の習得を辞めてしまうとそこで終わってしまう。難しいときも必ずあるけれど、楽しく仕事をしていこう」と常にメンバーに伝えると共に、そう思えるチームでありたいと願っていると話していた。

エンジニアから営業への転身も、新しい経験への第1歩
鳥取県で生まれ育った西村は、都会への憧れもあり高校卒業後は東京に進学、そのまま就職をした。家庭を持ち数年が過ぎた頃なんとなく「鳥取に戻ろう」という想いが芽生え、その時にAxisに出会い。当時の社長(現相談役)の面接を受けた。

元々はシステムエンジニアだった西村は、エンジニアとして勤務した後、ITコンサルとして東京に異動になり、それまで経験の少なかったフロント側を手掛けるようになった。その後、SPVを扱う部門に異動になり、営業へ転身。営業職への転身に戸惑いはなかったかを尋ねると、「打診があった時に、エンジニアと営業の仕事につながりがないわけではないと感じたんです。また、その時点から新しい経験ができる。さらにキャリアになると感じたので、抵抗はなかったです。」と意外な答えに驚きを隠せなかった。「今ではコーディングなど含めて若いメンバーにもすでに勝てない状況です。」と笑う西村の充実した表情が忘れられない。

メンバーの1人として、一から学んでみたいものは「工事」
今の仕事にやりがいも、充実感もあることを感じながら、恒例の質問「もし、部署を変わることができたら、チャレンジしてみたい仕事は?」をしてみた。すぐに返ってきた回答は「アクシスエンジニアリング」だった。「アクシスエンジニアリング」はAxisのグループ会社で、SPV導入時には工事を依頼することから、OPDとの関わりが大きい。「そこで一から工事を勉強してみたい」と。SPVに関わるようになり、工事に関わる資格も取得はしたそうだが、現場で一緒に仕事をする時に、楽しいと感じることが多いという。独特の現場感や、ノリも違いも楽しく、Axisの立場ではなくチームの1人として加わってみたいという。SPVの営業をし始めた頃は工事をお願いするにも、必要な機器や道具の手配を含め、お客様との調整の内容が理解できておらず、よく叱られた経験があるというが、その経験があったからこそ、今トラブルなく工事を進められるようになったと感謝の思いもあるという。そんな関係性で仕事ができるのは、西村の「人」の力が大きいと感じた。

-Axisは「SHIFT THE LOCAL -活きる場所が、広がる未来へ-」を掲げています。働く場所を選ばない価値観が浸透しはじめた今、新しい働き方を実現するために必要なことは何だと思いますか?
良くも悪くも、ツールが増えスマホ1台あれば仕事ができることが「働く場所を選ばない」大きく影響していると感じているそうだ。OPDは元々分散で業務を行い、他部署に比べると出張も多い。実質的な距離があってもお互いに理解し合っての業務を可能にするには、技術やツールの力も大きいという。
一方で「リモート」や「オンライン」、またそういう「ツール」に対して、どうしても抵抗感があるという方がいるのも事実とした上で、一度やってみると案外上手くいくことも多いと、一歩踏み出すことの大切さを語っていた。OPDは出張も多く、出張先が山奥だったりすることも多い。それはある意味流行りの「ワ―ケーション」に似た部分もあるという。いつもと違う環境で働くことを楽しむ、今、その環境だからこそできる新しい工夫を一人ひとりがやっていくことが可能になると感じている。

【編集後記】
OPDメンバーのインタビューで「この上司の下で働きたい」と迷いなく言われる存在。そんな上司であれたらどんなに嬉しいだろうと想像しながら、インタビューの日を迎えた。東京オフィスで仕事をしていた頃から、OPDの穏やかさの中にもピリッとした雰囲気を感じることが多く、どのようにメンバーを率いてきたのかは興味があった。実際に西村と話をすると「特別なことはないですよ」と笑った。しかし「仕事を楽しむ」を西村が体現していること、今はもちろん未来を見据えて学び続ける姿勢に、メンバーがその想いを実感するのでないだろうか。一所懸命に頑張ることも大切だが、時には肩の力を抜いて「仕事を楽しむ」姿も上に立つものには必要と学ばせてもらったように思う。

ー話を聞いた人ー
西村 厚志
オープンプロダクト事業部 部長 企画営業
2009年 中途入社
オープンプロダクト事業部 営業部門のリーダー、事業部全体の責任者として営業、エンジニア14人+現地契約のメンバー4人のメンバーをまとめる。「太陽光発電監視計測システム」の販売をはじめ、部署で開発する自社プロダクトの責任者を務めている。

関連ストーリー:
【企画営業】この変化に対応できる柔軟性はIT企業だからこその強み|Axisヒトモノガタリvol.24

株式会社アクシスでは一緒に働く仲間を募集しています
6 いいね!
6 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング