※2025年5月1日、「アーリークロスグループ」は「DIGグループ」に社名を変更いたしました。記事の内容は公開当時のものです。
アーリークロスには、相続対策や相続税申告を専門におこなう個人資産税課という部署があります。
「相続」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、実は誰にでも関係するものです。たとえば、「家族が残した大切な財産をどう受け継ぐか」「親が亡くなった後の手続きってどうするの?」といったことは、誰しも直面する可能性があります。
アーリークロスでは相続に関する専門部署の中で、完全未経験で入社し相続のプロにステップアップしていくことが可能です!
そこで、2022年の秋に全くの異業種から未経験で入社し、現在は相続税の申告を担う個人資産税課で新入社員の指導なども担当している清時さんに入社後のステップアップについてインタビューしました。
清時さん、本日はよろしくお願いいたします。完全未経験で入社されたと聞いていますが、前職ではどのような仕事をされていたのですか?
清時:新卒で人材派遣会社に入社し、スタッフのサポートや営業活動などをおこなっていました。その後、私立大学で大学職員として学生への窓口対応や行政機関とのやりとりを担当していました。
行政機関とのやりとりもあったのですね。
清時:教職課程を担当する部署にいましたので、教員免許状の交付申請をおこなっていました。法律に基づいて文書を作成する機会が多かったため、法律を確認しながら業務を進めていました。はじめは難しかったですが、次第に専門性を高めることができて楽しさを感じることができました。
前職では大学事務職員として、コツコツと事務を進めながらも、多方面とコミュニケーションを取りながら業務にあたっていたのですね。そこから、どういう経緯で相続の仕事に転職されたんですか?
清時:それまで「相続」という言葉すら、ほとんど意識したことがない仕事をしていました。そんな時、同じ大学で職員として働いていた方がアーリークロスの人事部門に転職していて、「相続の仕事に興味ない?」と声をかけてくれました。
最初は「自分にできるのかな?」と不安もありましたが、「人と関わる仕事がしたい」「人の役に立ちたい」という気持ちが強かったので、思い切ってチャレンジしました。
実際に働いてみると、前職での法律を調べる経験や行政とのやり取りが活かせる場面も多く、PC操作や文書作成の事務スキルがあれば未経験でもしっかり学べばできる仕事だと実感しました。
そうだったのですね。普段はどういった業務をされているのですか?
清時:亡くなられた方の相続税の申告書作成が主な業務ですが、最初に行うのは 「財産の評価」というものです。
相続税の申告が必要かどうかはケースバイケースで、故人がどんな財産を持っていたのか、不動産や預貯金の流れを細かく調べていく必要があります。
まるでパズルのピースを集めるように、財産の全体像が明らかになっていく過程はとても面白いですし、専門知識を駆使して正しい答えを導き出す達成感があります。
「パズルのピースを集める」というのは何だかワクワク感がありますね。
清時:そうですね!また、申告書の作成では、故人の方がどんな財産を持っていたのかを詳細に分析します。特に 不動産の評価 は、同じように見える土地でも 「形」「周辺環境」「用途」 によって大きく変わるため、まさに オーダーメイドの仕事 です。
一見シンプルに見える土地でも、道路との接し方や周囲の建物によって評価が変わることがあり、まるで職人のように細かく計算していきます。
「ただの税金計算」ではなく、一つひとつの案件にストーリーがあり、納得のいく申告を作り上げた時には 大きな達成感を味わえます。
どれくらいの期間をかけているのですか?
清時:相続税の申告には「被相続人(財産を残された方)が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内」という期限が決められています。そのため、期限を意識しながら、4~5か月ほどかけて申告書を作成していきます。
入社前後でギャップはありましたか?
清時:すべてが初めてだったのでギャップは無かったのですが、「こんな感じなんだ」という驚きの連続でした。入社前に少し勉強はしていましたが、テキストとは異なり実際には土地の形は歪ですし、様々なイレギュラーがあります。
また、アーリークロスでは右肩上がりで案件数が増えているため、案件を多く担当することにより徐々にスキルを高めていくことができました。
実務スキルはどのようにして身につけていったのですか?
清時:アーリークロスでは、未経験からでも安心して成長できる研修体制が整っています。
入社後はOJTを中心に学びながら、実際の業務を通して知識を深めていきますが、課内では新人がつまずきやすいポイントをまとめたマニュアルや過去の事例集を共有しているため、分からないことがあってもすぐに解決できます。
さらに、課長や先輩社員といった経験豊富なプロフェッショナルが常に近くにいるので、気軽に質問しながら実践的なスキルを習得できる環境 です。
また、「相続税法能力検定」などの資格勉強を進める中で、学んだ知識が実務とリンクする瞬間が増え、「知識が実際の業務で役に立つ!」という実感を得られるのもこの仕事の面白さの一つです。
相続税の申告は専門性が高い業務ですが、アーリークロスでは「一人で悩む」ことがないよう、しっかりとしたサポート体制があるため、未経験からでも安心して成長できます!
周りの人に聞きながら知識を身につけることができるのは安心ですね。ちなみに、どのような方が個人資産税課の業務に向いていると感じられますか?
清時:「ガジェット好き」「新しいものが好き」「調べるのが好き」といった方には向いていると思います。例えば、業務の中でdocuworksというアプリを使用する頻度が高いのですが、入社前に使用経験のある人はあまりいません。そうした使ったことのないツールを使うことも楽しめる人ですかね。実際、複数人で作業をするのには、とても便利なツールです。
逆に大変なことも教えてください。
清時:案件を重ねるごとに新しい判断や解釈が必要な事に出会いますので、ほぼ毎回過去の事例を調べる必要があることは大変だと感じる人もいるかもしれません。答えが出るまで諦めないガッツが求められる仕事であるとも言えます!
今後の目標を教えてください。
清時:個人的には、「非上場株の株価算定」(※上場していない場合、他社と比較することができず、それぞれの状況に適した評価方式で算定する必要があるため難易度が高い)が得意ではないためもっと勉強していきたいと思っています。また、効率化を進めていき、よりスピーディーに申告できるようになりたいです。チームとしては、より難しい案件に対応していく必要がありますし、互いの得意な部分を生かしながら協力体制を強くしていきたいですね。
本日はありがとうございました。
個人資産税課では、会計業界未経験の方や資産税実務未経験の方でも、半年〜1年程度で独り立ちできるよう、OJTとOff-JTを通してサポートします。
人の役に立ちたい!コツコツと調べながら仕事を進めるのが好き!という方が活躍できる部署となっています。「まずは話を聞きたい」からぜひご連絡ください。