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スタートアップに向いている人とは?行動力の塊のチーム、ロスゼロの場合

「自分は、転職先の職場の雰囲気に馴染めるだろうか。新しい同僚とうまくやっていけるだろうか

転職を考える人の多くが、少なからずこうした不安を抱くだろう。

というわけで今日は、ロスゼロへの転職を考える人たちに、ロスゼロの社風や雰囲気をお伝えすべく、社員の前川 麻希(まえかわ まき)にインタビューを行った。

前川曰く「ロスゼロは『行動力の塊(かたまり)のようなチーム』」だそうだ。

*ロスゼロは、兵庫県川西市と包括連携協定を締結している

食品ロス削減業界のリーディングカンパニーとして、前例がない中、突き進む。
自分にスキルが足りない」と感じれば、それを補えるよう、自ら勉強する。
良いと思ったことは、何でもチャレンジしてみる。

社内では「それいいね!やってみよう!」という言葉が、日々、飛び交っている。

前川まずはやってみる、という行動力のある人や、動きながら考えるスピード感のある人にとって、ロスゼロは、この上なく面白い環境だと思います」

❚ 目次:
・とにかく、やってみる。
・時代は一気に、食品ロスへと動いた。
・チャレンジできるのは、社長の存在があるから。
・日本の食品ロス削減業界を、引っ張っていく

とにかく、やってみる。

ロスゼロは、食品ロス削減に取り組む大阪のスタートアップ企業だ。2018年の事業開始から4年、現在は、東京進出も視野にいれている。

食品ロス予備軍のネット通販サイト「ロスゼロ」、
未利用食材で作るアップサイクルブランド「Re:YOU」、
日本初の食品ロス予備軍サブスク「ロスゼロ不定期便」、
イベント企画や百貨店の催事での販売など、

食品製造・加工メーカーや協業企業のニーズに合わせて、様々な形で食品ロス削減策を提供できることが、同社の強みだ。

ノウハウや事例の少ない日本の食品ロス削減業界において注目を集めるロスゼロが、事業開始以来メディアに取り上げられた数は、実に100回を超える。

最近は、地方自治体や大企業からの協業相談も絶えない。

前川「『大阪万博』や『世界的な食料不足』といった社会情勢の追い風を受けて、当社は今、大きな変化の渦中にあります。

そんな当社の成長を支えるのは、社員たちの『とにかくやってみる』という姿勢なんです」

※ロスゼロは、大阪府とも事業連携協定を結んでいる

時代は一気に、食品ロスへと動いた。

ロスゼロが大きな変化の渦中にあることを物語る、こんなエピソードがある。

前川「私は、2019年7月にロスゼロへ入社し、9月に初めて、食品メーカーの展示会に足を運びました。

そこで、出展中の食品メーカーの方に『食品ロスがあれば、買い取ります』と一件一件お話をしてまわりましたが、ことごとく相手にしてもらえませんでした」

「無い無い、食品ロスなんて、そんなものうちには無いよ」
「食品ロス削減?それでうちは儲かるの?」

全くとりあってもらえず、結果は、惨敗だった。

前川「食品ロス削減事業は、自分が想像していた以上に難しい事業だということを実感しました。これは腰を据えて、じっくり取り組んでいかなければならない、と…」

ところが、だ。

2020年になり、新型コロナウイルスや、SDGSの認知が広がり、企業がSDGsに関する取り組みを進めた事も大きく影響し、風向きは一変した。

日本政府が、外国人観光客の入国を制限。これにより、外国人観光客向けに販売していた大量のお土産のお菓子が、行き場を失ってしまった。

加えて、学校が休校になり、給食に使用されるはずの多くの食材が、使われないまま捨てられるなど、様々な食品ロスが話題になる事態に。

当時「学校給食用の牛乳が大量に廃棄されている」というニュースを見聞きした方も多いのではないだろうか。

くしくも新型コロナウイルスの影響により、時代は一気に「食品ロス削減」へと動き出した。

前川「食品製造・加工メーカーの多くが『食品ロス削減』に取り組み始めたことにより、当社への問い合わせが急増。取引量も一気に増えました」

多くの問い合わせに丁寧にスピーディーに対応し、商談をまとめ、ロスゼロのサイトに商品紹介ページを作り、食品会社とやり取りをしながら物流体制を整え、販売する。

怒涛の日々がスタートした。

前川「社長の文(ぶん)が行う商談に毎日同席させてもらい、学びや気づきを得て、次の商談でそれらをアウトプットして…振り落とされないよう、ついていくのに必死でした。

でもあの経験で、自分自身、ぐっと成長できたと思います。おかげで、入社後1日たりとも、退屈に感じた日はありません(笑)

チャレンジできるのは、社長の存在があるから

冒頭前川はロスゼロを「行動力の塊のようなチーム」と表現した。言い換えれば、「チャレンジ精神旺盛なチーム」ということだ。

前川「私たちが思い切ってチャレンジできるのは、社長の文(ぶん)の影響が大きいですね。文はよく『世の中には、失敗なんて無いんだよ』と話してくれます。
一度のチャレンジでうまくいかなかったとしても、その経験や学びは決して無駄にはならない。だから、結果を恐れず、どんどん動いていこう、と」

この文の考えが、前川達に前に進むパワーをくれると言う。

前川「また、文はよく『楽しくやろうね』と言います。それは、大変なことがあっても、そこに楽しさがあれば、続けられるからです。
食品ロス削減という大きな課題を解決していくには、持続可能性(サステナブル)のある事業であることが必要不可欠。

そのためにはまず、社員の私たち自身が、仕事を楽しむ姿勢が大切なんです」

消費者にも、食品ロス削減を義務感ではなく「最後まで、楽しく美味しく食べきってもらう」ことを大切にしているロスゼロ。

このロスゼロの想いが、消費者にもしっかり伝わっていると実感できる心温まるエピソードがある。

前川「横浜の百貨店で開催される催事販売に向かう時のこと。

私は、新幹線の車内からメルマガを書いていたのですが、『今日は、横浜の○○百貨店でのイベントに向かう新幹線からメールをお届けします』という文面を添えて、送信しました。

その後、現地で販売していたところ、『メルマガを読んで、前川さんに会いに来ました!』という方が、何人もいらっしゃって…。私の言葉が、ちゃんと届いていたんだと実感し、とても嬉しくなりました」

他にも、ロスゼロのサイトで商品を購入した人が、申込備考欄に「前川さんがメルマガでオススメしてくれたから、買ってみました!」といったメッセージを添えてくれることもあると言う。

ロスゼロは、消費者と共に「楽しさと温かさ」をもって食品ロスを解決していく会社であることが伺える。

また、こんなエピソードもある。

ロスゼロのアップサイクルブランド『Re:YOU』から、規格外のイチゴと未利用のまま廃棄されることを救うチョコレートを使用した、気仙沼みなといちごを企画開発、販売したときのこと。

年末に企画が通り、リリースは翌年2月のバレンタインデー直前というタイトな開発スケジュールの中、生産者や関係者が忙しい合間をぬって、多大な協力をしてくれた。

前川「関係者の皆さんにとって、バレンタイン前後は1年で最も忙しい時期。それなのに、迅速な対応をして下さったことに対してお礼をお伝えしたところ、皆さんはこんな風におっしゃいました。

ロスゼロは、私達の想いを世の中に代弁してくれる会社。そんなロスゼロの認知が広がっていくのは、私達にとっても大きな喜びであり、希望なんです。だから一緒に、頑張りましょう!』と。

涙が出るほど、嬉しかったです」

※気仙沼みなといちごの打ち合わせ風景

日本の食品ロス削減業界を、引っ張っていく

ロスゼロは、想いと行動力で、道なき道を切り開く業界のリーディングカンパニー。

これまでに同社が削減した食品ロスは、累計500万点以上。毎月10トンを超える食品ロス予備軍が、捨てられることなく美味しく食べられている。

前川「私たちは、生産者さんや食品製造・加工メーカーの想いを背負って、事業をしています。私たちが止まれば、日本の食品ロス業界の発展も止まってしまう。そのくらいの気持ちで、日々仕事に向き合っています」

前例がない中で道を作り出す大変さを感じる一方で、「自分たちが社会をより良く変えていく」実感が持てる、大きなやりがいのある事業。

行動力の塊のようなチーム、ロスゼロが、今後どのような成長を遂げていくのか、今後の活躍から目が離せない。

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