1
/
5

【ロスゼロの遊び心あふれる商品企画事例】もったいないを楽しく活かす

ロスゼロでは、毎日さまざまな食品ロス予備軍が集まります。

ただ価格を抑えて販売するのではなく、消費者に楽しく食品ロス削減に取り組んでもらえるように、販売方法にも遊び心や工夫がたくさん仕掛けられています。

今回は、ロスゼロでちょっとユニークな販売方法をした商品をご紹介していきます。

※現在販売が終了している商品があります。

【仮想クルーズツアーへ!】豪華客船の高級菓子10箱


新型コロナウィルスによるクルーズ船への影響については、もはや説明の必要がないと思います。

今から3年ほど前にロスゼロにご相談いただいたのは、神戸の豪華客船「びいなすクルーズ」様。

とあるニュースの影響により、業界のイメージ悪化し乗船客が激減。さらに緊急事態宣言下での外出自粛。豪華客船にふさわしい高級菓子も余ってしまいました。

そこでロスゼロでは、クルーズ船に乗船しないと買えない"レア"なお菓子でちょっと豪華なおうち時間を演出できないだろうか?と思い、「仮想クルーズツアーに出かけよう」とお客様に提案しました!


【仮想クルーズツアーへ!】豪華客船の高級菓子10箱実際にクルーズ船で提供されているお菓子で、クルーズ船気分を楽しんでみませんか?
召し上がる際には是非ドレスコードに着替えて下さい!

詳しく見る


クルーズ船にはドレスコードがあるので、おうちで食べる際にもドレスコードをご提案(笑)


こちらのをセットをロスゼロで販売した2020年当初は、緊急事態宣言が発令されており、おうち時間をどうか有意義になものにできないかと皆さんも工夫を凝らされたかと思います。

おうちでドレスに着替えてお菓子を食べるという仮想クルーズ船体験も、きっと非日常なおうち時間になったかと思います!


【世界半周セット】6か国のスイーツが集合


同じくコロナ禍に、海外の「おみやげ宅急便」の需要が減り、海外のお菓子が余剰になっているというご相談を受けました。

おみやげ宅配便とは、旅行前にお土産選びをしておき、帰国後に受け取るサービスです。

しかし、当時は海外渡航が難しい状況。旅行需要が回復する前にお菓子の賞味期限がきてしまう、とのことで今回はおうちで海外旅行気分を楽しむ「世界半周セット」として企画し、販売しました!


【世界半周セット】6か国のスイーツが集合海外渡航が難しかったコロナ禍、お土産品の需要も落ち込んでしまいました。世界各地で愛されるお土産品を食べて、ヴァーチャル世界旅行を楽しもう!

詳しく見る


【世界のおつまみ満喫セット】と【世界のスイーツセット】で組み合わせを作り、世界各地で愛されるお土産を楽しみ、当時は物理的にも心理的にも遮断された海外の文化に想いを馳せました。


【日本半周セット】各地のお土産おまかせ15箱


コロナ禍では、海外だけではなく都道府県を跨ぐ国内の旅行も規制されていました。

そんな中、日本各地のお土産物を製造している丸三食品さんから、

「お客様が戻ってくるのを待っていては、もう食べられなくなってしまう。もったいないから、各地のお土産を楽しく皆さんで食べてほしい」

そんなご連絡が来ました。

届いたお菓子は、駅や空港、サービスエリアなどで販売されていたおみやげたち。夕張メロン・名古屋コーチン・琵琶湖・南紀白浜・・・本当に日本各地から集まってきました。

世界半周の次は、日本半周も!ということで、こちらは「日本半周セット」として販売!


【日本半周セット】各地のお土産おまかせ15箱観光客が戻ってくるのを待っていては、もう賞味期限が切れてしまう。おまかせの15か所のお土産をおいしく食べて、日本半周を楽しもう!

詳しく見る


緊急事態宣言が解除され、少しずつ人が戻ってきたオフィスでシェアしたり、久しぶりに会えたお友達と話題のきっかけにもなったそうです。


こだわりの贅沢カヌレ【焼きムラ/規格外】


高品質で、こだわりがあるから生まれてしまう「規格外品」。

世界的に有名なシェフが作り上げた「至福のカヌレ」も、約1割が定期的に規格外になってしまい、正規品として販売できずにいました。

お菓子でも、ほんの少しの割れ欠けや焼きムラで正規で販売することが難しくなります。

でも、廃棄にしてしまうのは、”もったいない”

そこで、規格外品が発生次第、冷凍保管でメーカー様でストックしていただき、数がまとまったら直接お客様にお届けする、「こだわりカヌレの不定期便」を企画し、販売することになりました!


こだわりの贅沢カヌレ【焼きムラ/規格外】どうしても発生してしまう焼きムラも、廃棄はもったいない。丁寧に作られているからこそ発生する規格外カヌレを、最後まで楽しみませんか?

詳しく見る




正規品は個包装ですが、おうちでお楽しみいただくなら簡易包装で十分。規格外品が20個集まったら、ご予約いただいていたお客様の元へお届けします。


冷凍庫から取り出して、そのまま常温で30分ほどおいて食べると、冷凍とは思わせない、できたての食感が味わえます。

こちらは冷凍商品のため、メーカー様より直接発送いただいているのですが、「なぜカヌレが規格外品になってしまったのか」ロスの理由を説明するチラシも同梱いただいています!


謎のサブレ???届くまでお楽しみ


少し変わった味のサブレを製造されていたお菓子メーカーさん。

ギリギリまで作り手さんの努力でご自分たちで販売されていた商品ですが、それでも賞味期限が迫ってきた!ということで、ロスゼロに相談がきました。

そこで、あえてフレーバーをお伝えせずに謎のサブレ」として、好奇心を掻き立てる商品名で販売しました。


謎のサブレ???届くまでお楽しみ今回、〇〇〇〇サブレを緊急販売します。
あえて中はヒミツです。届くまでお楽しみに!

詳しく見る


商品が届くまで、一体どんな味のサブレなのかわからない!

福袋のような効果で商品は即完売しました。


大阪名物!お肉たっぷり【肉すい】


次にロスゼロにご相談をいただいたのは、 試作用の肉すい。

ほぼ完成品に近い味ながらも、若干の変更をしたため完成品として扱われなかったものです。

大きな製造工場では、試作といえども一度当たりの製造単位が大きいため、
調整次第ではロスも大きくなります。

もちろん美味しい商品になるように工夫を重ねて作ったもの。

賞味期限が長い商品だったので、お客様へおうちのお助け常備食として提案しました。


大阪名物!お肉たっぷり【肉すい】完成に近い味ながらも行き先を失った、美味しい試作品。
大きな製造工場では、試作でも一回当たりの製造単位が大きいため、ロスも大きくなります。

詳しく見る


実は肉すいって、二日酔いの吉本芸人が、「肉うどん、うどん抜きで。」と注文したことから生まれた大阪のソウルフードなのだとか。

アレンジレシピも紹介して、全国のロスゼロのお客様に大阪の郷土料理をお楽しみいただきました。

鬼に金棒!福豆チョコ


現在ロスゼロでは、「食べる理由のあるチョコレートをあなたへ」というコンセプトのアップサイクル商品のオリジナルブランド「Re:You(りゆう)」を展開していますが、実はRe:Youが生まれる前からアップサイクル商品を開発・販売していました。

2月の2大イベントである節分とバレンタイン。福豆やチョコレートが日本全国で大量に消費されます。ところが、日付が変わった瞬間から、私たちはそれらをもう「価値のないもの」と考えてしまいます。

しかし、本当にもう価値がないのでしょうか?

そこで、販売機会を逃したバレンタインのチョコレートと節分の福豆やスーパーフードを新しい食感のチョコレートに加工し、新しい付加価値を持せたる"アップサイクル"に挑戦しました。


鬼に金棒!福豆チョコ節分とバレンタイン。
2月の2大イベントから生まれたアップサイクルスイーツです。

詳しく見る


節分の豆は「福豆」と言うので、そこから「鬼に金棒!福豆チョコ」と名づけました!


新人さんの割れマカロン


マカロンはデリケートなお菓子。美しいマカロンを作るには練習が必要になりますが、練習のマカロンが店頭に並ぶことはありません。

「練習で作ったマカロンであっても、最後まで美味しく食べてほしい」というオーナーの川村さんの思いを受け、「割れマカロン」が誕生しました!


新人さんの割れマカロン美しいマカロンを作るには練習が必要になりますが、練習のマカロンが店頭に並ぶことはありません。あなただけのアレンジを見つけてください!

詳しく見る


通常であればクリームが挟まり完成されるマカロンを、プレーンの状態でご提供することで、賞味期限が伸びて長くお楽しみいただけるように。

また、せっかくの美味しいマカロンを最後までおいしく食べていただくため、シンプルな大袋包装ながらとびっきりの価格でご提供いただきました。

大きさも形もバラバラのマカロンが入り、中にはハート型に見えるような大きなものも。これはどんなマカロンになったんだろう?っと少し気になるものも。


お客様からのアレンジスイーツの画像もたくさんいただきました。

皆さんのそれぞれの楽しみ方を工夫されたそうです!


【過不足なくそう】果実ゼリー4種詰め合わせ


最後のメーカー様からのご相談は、食品ではなく「容器ロス」に関するお悩み。

製造過程でゼリーを入れる容器に余剰が出てしまい、容器はあるのに中身がない!という状況になってしまったようです。

中身さえ充填すれば、本来最後まで容器を使い切ることができるのに、つまり 「容器の数」 と 「中身の量」 にズレが発生してしまったのです。

このような過不足は、容器だけではなく食品の製造過程で頻繁に発生します

例えば、ある食品を作るために仕入れた原材料のうち、一部の材料だけが残ってしまった。しかしその材料を使いきるには、改めて他のものを仕入れなければならない。すると今度はそれが余ってしまう・・。といった具合です。

そこで、製造過程で余剰が出てしまった容器分のゼリーを、受注生産で新たに製造してお届けしました!


【過不足なくそう】果実ゼリー4種詰め合わせ製造過程でゼリーを入れる容器に余剰が出てしまい、容器はあるのに中身がない!という状況になってしましました。製造過程で余剰が出てしまった容器分のゼリーを、新たに製造してお届けします!

詳しく見る


SDGs12番「つくる責任 つかう責任」にもあるように、責任をもって生産するメーカー、責任をもって商品を消費する消費者へのメッセージともなる商品になりました。



今回はロスゼロの販売事例から、少し変わった販売方法をした商品をご紹介させていただきました。

ロスゼロでは、食品メーカーで余剰になった食品をただ価格を抑えて販売するのではなく、より付加価値をつけて、お客様に楽しみながら食品ロス削減に協力いただけるような販売方法を工夫しています。

株式会社ロスゼロでは一緒に働く仲間を募集しています


株式会社ロスゼロでは一緒に働く仲間を募集しています

同じタグの記事

今週のランキング

株式会社ロスゼロからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?