カギヤブルワリーの佐藤です。
いきなりですけど、店長候補を探しています。
武蔵中原のタップルーム、武蔵小杉、自由が丘。今うちは川崎と東京に3つの直営店を構えていて、これからさらに増やしていく予定です。だから「自分の城を持ちたい」って思ってる人に、ちょっとだけ読んでもらえたら嬉しいなと。
まず、うちの話をさせてください。
鍵屋醸造所っていうのは、川崎市にある小さなクラフトビールの醸造所です。僕がイギリスでバンドをやっていた時に通い詰めたパブの空気感──老若男女が肩書きを忘れて、ビール片手に笑っているあの光景を、日本でも作りたくて始めました。
ドラム缶ひとつから始めた醸造所が、今は2つの工場を持つまでになりました。年間100種類以上のビールを造っていて、ビアワングランプリでは2年連続で銀賞をいただいています。
で、先日「マツコの知らない世界」の川崎メシ特集でうちのことを紹介してもらったんですけど、正直まだちょっとフワフワしてます。ありがたい話です。
私たちが店長に求めること。たった1つだけ。
醸造の知識? いりません。飲食業の経験? あれば嬉しいけど、なくても大丈夫。
私が店長に求めているのは、たった1つ。
「この店を、自分の店だと思えるか」
これだけです。
うちにはマニュアルがほとんどありません。メニューの構成も、席のレイアウトも、BGMも、店長の判断で変えていい。むしろ変えてほしい。3店舗あるけど、全部キャラが違うのは、それぞれの店長が「自分の店」として考えてくれてるからなんですよね。
武蔵中原は醸造所併設のパブ。武蔵小杉はセルフタッピングのビアバー。自由が丘はおしゃれな街に溶け込むピザとビールの店。同じ会社なのに、全然違う。それが正解だと思っています。
「セルフタッピング」という新しい飲食体験を、一緒に作りませんか。
武蔵小杉と自由が丘の店舗では、お客さんが自分でビールを注ぐ「セルフタッピング」を導入しています。10ml単位で好きなだけ注げるから、10種類全部試す人もいれば、気に入った1杯をリピートし続ける人もいる。
このシステムって、店長の役割もちょっと変わるんです。注文を取るんじゃなくて、「今日のおすすめはこれですよ」って会話する。ビールの説明を押し付けるんじゃなくて、「迷ったらとりあえずこれ飲んでみてください」って笑顔で渡す。
接客というより、パブのマスターに近い感覚です。イギリスのパブでバーテンダーがやっているような、ゆるくて温かいコミュニケーション。それを日本で、あなたの手で作ってほしいんです。
ビールの知識は、後から勝手についてきます。
うちは醸造所直営なので、店舗で働いていると自然にビールのことが分かるようになります。醸造スタッフと毎日顔を合わせるし、新しいビールの試飲にも参加できる。「このビール、俺が注いだやつのフィードバック、お客さんはこう言ってたよ」って醸造側に伝えるのも店長の大事な仕事。
ボタニカルビールって聞いたことありますか? ホップだけじゃなくて、レモンバームやジュニパーベリー、リコリスとかいろんな植物素材を使って、既存のビールの枠を超えた一杯を造る。これがうちの特徴です。
だから「ビールが苦手な人」にもファンが多いんですよね。そういうお客さんの「え、これビールなの? おいしい!」って顔を間近で見られるのは、この仕事のわりと大きなご褒美だと思います。
具体的に、こういう方を探しています。
・「いつか自分の店を持ちたい」と思ったことがある人
・飲食業でマニュアルの壁にぶつかった経験がある人
・異業種だけど、ビールや食に本気で関わりたい人
・川崎が好きな人、好きになれそうな人
・「なんかおもしろそう」で動ける人
経験の有無より、この記事を読んで「ちょっと話聞いてみたいな」と思えたかどうか。その感覚の方を僕は信じています。
入社後のイメージ
最初の1〜2ヶ月は既存店舗でOJT。ビールの基礎知識、セルフタッピングの運営、仕込みの見学など。3ヶ月目からは店長代理として、仕入れやメニュー構成にも関わっていきます。
半年後を目処に、1店舗をお任せしたい。新規出店のタイミングが合えば、オープンから立ち上げに関われる可能性もあります。
正直、まだ小さな会社なので、整っていないことも多いです。でも、その「未完成」を一緒に楽しめる人がいいなと思っています。
Well, let's get drunk.
まずは「話を聞きに行きたい」から始めましょう。ビール一杯おごりますので。
佐藤 学 / カギヤブルワリー