参政党のスタッフインタビュー。今回は、政策本部で働く成本さんにお話を伺いました。これまでメーカーを中心に、マーケティングや広報に携わってきた成本さん。政治に特別詳しかったわけでも、はじめから政治を仕事にしようと考えていたわけでもありません。社会に対して抱いていた小さな違和感が積み重なり、参政党への入職を決意しました。
現在は、国会質問や法案に関する調査、各種アンケートへの回答作成、勉強会や党内タスクフォースの運営などを担当しています。異業種から政治の世界へ飛び込んだ戸惑いや、これまでの経験が今の仕事にどうつながっているのか、率直に語っていただきました。
「つくり手の思い」をくみ取り、言葉にする
──まず、参政党に入職するまでのご経歴を教えてください。
成本: メーカーを中心に、マーケティングや広報の仕事に携わってきました。新商品の発売に合わせたイベント企画や市場開拓、プレスリリースの作成などが主な仕事です。特に印象に残っているのは、商品が完成するまでに携わった人たちの思いや、開発の背景にあるストーリーを言葉にすることです。
商品は営業や広報だけでつくれるものではなく、その奥には長い時間をかけて設計や開発に取り組んできた人たちがいます。だからこそ、こちらが聞きたいことではなく、「つくり手が何を伝えたいのか」を理解することを大切にしていました。相手のこだわりや苦労を丁寧に聞き、その思いをくみ取って、限られた言葉の中で正確に伝える。難しいですが、とてもやりがいのある仕事でした。
選挙には行く。でも、政治はどこか遠いものだった
──そこから、なぜ参政党への転職を考えたのでしょうか。
成本: 選挙権を持ってから投票を欠かしたことはありませんが、強い政治的な意思があったわけではなく、「選挙だから行く」という感覚に近かったと思います。一方で、周囲には投票に行かない人も多く、政治について自分の意見を話すことにもどこか遠慮がある。そうした雰囲気には以前から違和感がありました。コロナ禍を経験してからは、「これまで当たり前に享受してきた日本の暮らしは、この先どうなるのだろう」と考えることも増えました。
参政党の存在は結党当初から知っていましたが、自分の中で大きくなったのは2025年の参議院選挙の頃です。特に印象的だったのが、神谷代表の発信でした。難しく感じていた政治の話を、日常の言葉に置き換えて説明している。本来、政治は暮らしと深くつながっている。その距離を縮めるような伝え方や熱量に共感し、党員になりました。
一度は見送った。それでも消えなかった思い
──職員として働くことを決めるまでには、迷いもありましたか?
成本: ありました。選挙に行くことで自分の役割は果たしていると思っていましたし、自分が政治に関わる側になるとは想像していませんでした。でも次第に、「投票するだけで本当に十分なのだろうか」「自分も中に入って何かを担ってみたい」という気持ちが大きくなりました。
実は、一度職員の公募を見つけた時には応募を見送っています。「民間企業で働いてきた自分が、政治を仕事にできるのだろうか」という不安があったからです。それでも気持ちは消えず、再び公募を見つけた時に応募を決めました。最後は勢いもありましたね(笑)。分からないなら、まず応募して自分の目で確かめればいい。応募しなければ何も始まらないと思って、一歩踏み出しました。
政策本部の仕事は、一人では完結しない
──現在は、どのような仕事をされていますか?
成本: 国会質問を作成するための調査や法案調査、メディアや各種団体から寄せられるアンケートへの回答作成などが主な仕事です。勉強会では、テーマや講師を考え、実施に向けた調整にも携わっています。政策本部だけで完結する仕事はほとんどありません。国会議員や政策秘書、議員秘書、秘書部や広報部など、さまざまな方と連携しながら進めます。
私自身、国会の仕組みも十分に分からない状態からのスタートでした。だからこそ、分からないことはとにかく聞く。一人で抱え込まず、周囲に相談しながら内容を練り上げる。必要な情報も待つのではなく、自分から取りに行く。その姿勢を大切にしています。
正解がないから、走りながら考える
──異業種から入職して、難しいと感じたことはありますか?
成本: 最初は知識や経験の差に圧倒されました。初日は「大丈夫かな」と思いましたね(笑)。特に難しいのは、一つの政策が一つの分野だけでは完結しないことです。例えば医療を調べても、財政や社会保障、人口、地域行政などにつながっていく。一つ調べれば、その先にまた別の論点が出てきます。調べようと思えばどこまでも調べられますが、仕事には期限があります。だから、最初から一人で100点を目指すのではなく、一定の段階で周囲に共有して方向性を確認し、そこから精度を高めていく。「走りながら考える」ことと、チームで磨き上げることの大切さを学びました。
入職後は、日常を見る視点も変わりました。週末に地方へ行くと、その土地の産業やものづくりの歴史に目が向きます。旅行は息抜きですが、そこで見たことが「政策として考えるとどうだろう」という新しい疑問につながる。日常の中にも、政策を考える材料があると感じるようになりました。
思いの軸を共有できる組織
──政策本部は、どのような職場ですか?
成本:政策本部は、名前から堅い部署を想像されるかもしれませんが、実際はとても穏やかで、質問しやすい環境です。参政党全体でも、さまざまなバックグラウンドを持つ人が集まっています。物事を見る角度は違っても、「日本をより良くしたい」という思いは共通しています。その軸を共有できていること自体が、この組織の強さだと感じています。
前職で培った力が、今の仕事につながっている
──これまでの経験が生きていると感じることはありますか?
成本: あります。前職では、技術者や開発者から商品の背景やこだわりを聞き取り、そこ に込められた思いを伝わる言葉にする仕事をしていました。政策本部でも、党員や国民の皆 さんが感じている課題に耳を傾け、代表や国会議員の発信も確認しながら、さまざまな声や 問題意識を政策や発信につなげていきます。扱うものは商品から政策へと変わりましたが、 「相手の声を受け止め、形にする」という点で、前職の経験が生きていると感じます。
最初から答えを持っていなくてもいい
──最後に、これから参政党で働くことを考えている方へメッセージをお願いします。
成本: 以前、神谷代表が演説の中で、「政治に無関心でいられても、無関係ではいられない」という趣旨の話をしていました。私は、その言葉にすべてが詰まっていると感じました。政治を遠い世界だと感じる気持ちはよく分かります。私も、一部の特別な人や、最初から専門知識を持っている人だけが関われる世界だと思っていました。でも、実際に中に入ってみると、決してそうではありません。
政策本部にも、さまざまな業種を経験してきた人がいます。仕事で得た経験や、日々の暮らしの中で感じた疑 問や関心も、思いがけないところで政策を考える材料になります。政策本部の仕事は、問題 提起をしたからといって、社会や制度をすぐに変えられるものではありません。それでも、 10 年後、20 年後の変化に、自分たちの議論が少しでもつながっていたら、大きな意味があ ると思います。将来の変化のきっかけに関われることが、この仕事の意義だと感じています。
私も一度は応募を見送りました。それでも思いが消えず、最後は勇気を出して飛び込みました。構えすぎず、まず一歩を踏み出してみてほしいです。そして、「日本をより良くしたい」という思いを持った方と、一緒に働くことができたらうれしいです!
▼上司コメント
成本さんは、民間企業で培ったマーケティングや広報の経験を、政策調査や発信の現場で着実に生かしてくれています。政策は、つくること自体が目的ではありません。常に国民の目線に立ち、難しい内容をいかに分かりやすく伝え、社会に届けていくかも大切な仕事です。その点で、これまで培ってきた経験や感覚は大きな力になっています。これからも民間で磨いてきた専門性や実務力を、国をより良くするために存分に発揮してほしいと思います。参政党では、さまざまな分野で培った経験やスキルを、日本の未来のために生かしたいという方を、政策本部の職員として広くお待ちしています。
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