こんにちは!株式会社YTT LINKS、ICM Groupの山内です。
今回は、25卒でICT Groupのエンジニアとして新卒入社し、大規模な公共系のシステムとサイトの刷新プロジェクトに参画、データ移行のコア領域で活躍している角毅英(すみ たけひで)さんにお話を伺いました。学生時代はVRや流体シミュレーションの研究に没頭し、自宅にマイ3Dプリンターを所有し指輪などを自作するほど「ものづくり」が大好きな角さん。
そんな彼のリアルな就活軸、成長のために新卒1年目で自ら掴み取った仕事の面白さ、厳しい研修を乗り越えた強靭なマインド、そしてお互いにウィンウィンになれる会社選びの秘訣など、27卒・28卒の皆さんのヒントになるお話をたっぷりお届けします!
プロフィール
- 名前:角 毅英(すみ たけひで)
- 役職:ICT Group / エンジニア
- 経歴:
福岡大学工学部機械工学科を卒業後、2025年4月に株式会社YTT LINKSへ新卒入社。大学在学中はVR技術を用いた室内空調効率の可視化(流体シミュレーション)を研究。入社後は3ヶ月間の新人研修を経て、大規模な公共系システムの刷新プロジェクトに参画。現在はデータ移行チームにて、Pythonを用いた設計・実装業務を担当している。
目次
始まりは「VR」のキーワード。面接での“思いがけない受け答え”が運命を変えた
「成長実感がない」からこその直訴。泥臭く掴み取ったコーディングの舞台
苦しみながら乗り越えた研修。だからこそ手に入った「折れないメンタル」
現場で、社内で。「技術」と「人間性」の両面で頼られる存在へ
就活生へのメッセージ:自分の「働く意味」と本気で向き合ってほしい
編集後記
始まりは「VR」のキーワード。面接での“思いがけない受け答え”が運命を変えた
――まずは大学生時代のお話から伺えればと思うのですが、大学では具体的にどのようなことを学ばれていたのですか?
そうですね、大学では機械工学科を専攻していました。もともと理系に進みたくて、でも具体的に「これがやりたい!」というものが最初は明確になかったので、全般的に広く学べる機械工学科を選んだんです。物理のロジックや、機械のモデリング、熱や流体の動きを学ぶのが面白くて。
特に4年生の卒業研究では、機械工学科では前例のない「VR(仮想現実)」の研究に挑戦したいと考え、自ら手を挙げました。その結果、通常は1つの研究テーマに10人程度で取り組むところを、一人で研究を進めることになりましたが、開発と検証を繰り返す中でVRの面白さに魅了され、研究に熱中していきました。
当時、私は大学生がよく住んでいるようなロフト付きの賃貸に住んでいたのですが、ロフト階と1階のちょうど真ん中にエアコンが設置されていて、天井が高い分エアコンの効きにムラが出やすかったんです。
そこで自分の部屋を3DスキャンしてVR空間に再現し、そこにエアコンの風の流れや温度変化を「流体シミュレーション」として重ね合わせ、どこに熱がこもっているのかを視覚的に分かりやすくして、空調の悪い場所を改善するための研究をしました。
――ご自身で感じていたエアコンの効き問題を解決するための、とても面白い研究をされていたんですね!いまでもVRに触れることは多いのですか?
最近はVRには触れられていないですね。最近はプログラミングが楽しいので、休みの日はたいてい技術書を読んで情報のインプットをすることが多いです。もともと図書館に入り浸るような学生時代を過ごしていたくらい本を読むことが好きなので、仕事に直結するような技術書だけではなく、ジャンル問わずいろんな本を読み漁っています。
――休日も本を通して熱心にインプットされているのですね。そんな風に卒論や研究に熱中していたとのことですが、就活はいつ頃始められたのですか?
卒論の実験と研究ばかりやっていたので、周りに比べると就職活動のスタートは遅くて、3年生の後半から4年生になる手前くらいに本格的に始めました。私の学科だと、大手の自動車メーカーや電機メーカー、あるいは地元の機械系企業に学校推薦で行く人が多かったんですが、私は「もっとソフトウェアに近いものづくりがしたいな」と思っていて。
そこで、自分がハマっていた「VR」というキーワードで求人媒体を探していた時に、たまたまヒットしたのがYTT LINKSの求人でした。他にも何社か選考を受けていたんですが、最終的にうちの会社を選んだ決定的な理由は、中川さんの人徳と雰囲気でした。
――入社の決め手になった中川さんとの面接は、どんな面接だったんですか?
今思い返しても、自分でも「めちゃくちゃ変な受け答えをしたな」と思うのですが、面接の中で、中川さんから「最近はどんなものに興味があって、どういうものを作ってみたいですか?」って聞かれたんです。
その時、私はなぜか「ムクドリの動きをシステムに活かしたい」と答えたんですよね。ムクドリって、大群で空を飛んでいても、お互いにぶつからずにきれいな集団行動をしますよね。自然界の動きには、シンプルなのに効率的な仕組みが多くあるんです。だから「そのムクドリの群れの規則性を活かしたアルゴリズムを開発してみたいです」と、長々と語ってしまって。
普通の会社の面接だったら「何言ってるんだこの学生は?」と落とされてもおかしくないと思うんです。でも中川さんは、私のその話をすごくフランクに、かつ知的な探求心を持って面白がって聞いてくれた。その時に、「あ、この会社は自分のこういう尖ったこだわりや、やりたいことを否定せずに受け止めてくれる。ここなら自分らしく働けるし、絶対に面白い!」と直感して、入社を決めました。
「成長実感がない」からこその直訴。泥臭く掴み取ったコーディングの舞台
――入社後、3ヶ月間の新人研修を経て、最初の現場に配属されたわけですが、現在は具体的にどのようなプロジェクトに携わっているんですか?
現在は、ある独立行政法人さんが管理運営している、学校でのケガの治療費をネットで簡単に請求できるシステムの刷新プロジェクトに携わっています。幼稚園から高校までの学校内で子どもが怪我をした際などに支給される給付金に関する、大規模な公共系のシステムとサイトの刷新案件ですね。私が参画しているチームは6名ほどの体制で、YTT LINKSからは私と先輩の馬(マー)さんが所属しています。
――日本のすべての子どもたちに関わる、ものすごく社会的責任の大きい重要プロジェクトですね。角さんは最初から今のポジションでバリバリ開発をしていたんですか?
いえ、実は今の役割になるまでに、自分の中で大きな方向転換の決断がありました。
最初は「給付チーム」というところに配属されて、ベトナムの委託開発会社さんが作った設計書やコードをチェックする「検収・レビュー業務」を担当していたんです。仕様書や日本語の表現、ロジックとして妥当か確認する仕事ですね。でも、数ヶ月経った頃に「このままレビューの仕事ばかり続けていたら、自分の技術力やコーディングスキルが成長しないんじゃないか」と、強い焦りを感じるようになりました。
――なるほど……。新卒の最初の時期って、自分の手が動かせないと不安になりますよね。その葛藤から、どう行動したんですか?
悩んだ末に、「どうしても自分でコーディングができるチームに行かせてください」と、チームリーダーに率直な自分の想いを伝えました。新卒が生意気かなとも思ったんですが、私たちの会社は「やりたい」という意志をちゃんとリスペクトしてくれる環境だと信じていたので、諦めずに本音を話すことができました。
その結果、私の希望を汲み取ってもらい、同じプロジェクト内の「データ移行チーム」へと異動させてもらうことができたんです。
――素晴らしい行動力!自分で声をあげて環境を変えたんですね。そのデータ移行チームでは、今はどんな業務をやっているんですか?
今は、Oracleの古いデータベースから、クラウド環境であるAzure上の新しいデータベースへデータを移行する際の、設計と実装を担当しています。公共系のシステムなので、個人情報や機微情報がたくさん含まれています。そのため、データを移行する前に情報にマスキング(暗号化や非表示化)をかける必要があるんです。
そこで私は、Pythonを使ってマスキングを自動でかけるスクリプトや、移行前後のデータ中身の整合性をチェックする便利ツールなどのコードをゴリゴリ書いています。 Pythonは自分の頭の中で描いたロジックを直感的にコードに落とし込みやすいので、書いていてめちゃくちゃ楽しいですし、自分の得意分野だなと感じています。
――Pythonでのスクリプト開発で現場の効率化に直接貢献できているのは本当に素晴らしい成果ですね!
はい。自分が作ったツールを使ってデータ移行が綺麗に完了したり、チームの先輩から「あのツールのおかげで助かったよ」と言ってもらえたりすると、本当にやりがいを感じます。最初のレビュー業務でモヤモヤしていた頃に比べて、「今、自分は確実にエンジニアとしての足腰を鍛えられている」という強い手応えがありますね。
苦しみながら乗り越えた研修。だからこそ手に入った「折れないメンタル」
――入社直後の「研修期間」についても教えてください。YTT LINKSの新人研修は3ヶ月間かなり実践的でハードだと言われていますが、角さんにとってはどんな期間でしたか?
間違いなく、人生で一番ハードな3ヶ月間でした(笑)。大学時代はルーズでマイペースな生活を送っていたので、まず「締め切りに追われながら開発をする」というプロセスのスピード感についていくのが自分にとっては最難関でした。
研修の集大成として、社内の「蔵書管理システム」を要件定義から設計、実装、テストまで一気通貫で開発するプロジェクトがあったんです。要件定義は研修講師の宏之さんから出てくるのですが、これが本当に厳しくて…。
――研修ラスト1か月の「ワンストップ開発」ですね!私も社内研修を経験したので、その大変さと苦しさは本当によく分かります(笑)。
テスト工程に入る直前の時点で、本当に時間が足りなくてどうしようかと思ったのですが、高校時代に強豪のサッカー部で厳しい環境を耐え抜いた経験があったので、精神的には「絶対に投げ出さないぞ」と踏ん張れました。結果として、同期3人で力を合わせて締め切り期限内に無事にやり切ることができた時は、ものすごい達成感でした。
――研修を乗り越えたからこそ、現場に出てから活きているなと感じる部分はありますか?
技術的なベースはもちろんですが、一番は「メンタル面でのフィードバック耐性」が圧倒的に鍛えられました。
現場に入ると、先輩やお客様から設計やコードに対して色々と指摘(フィードバック)を受けますよね。以前の自分だったら無駄に凹んでいたと思うんです。ですが、正しいことと間違っていることを細部まで指摘してくれて、的確なアドバイスをもらえる研修期間があったおかげで、「この指摘はクオリティを上げるための建設的なアドバイスだから、すぐに修正して次に活かそう」と、冷静に対処できるようになりました。スキルだけでなく、プロとしてのメンタルの軸を作ってもらえた期間だったと感じています。
――そのメンタルの強さは強烈な武器ですね!実際の働き方の面ではどうですか?週2日が出社、週3日がリモートワークというバランスですが、ワークライフバランスは保てていますか?
働き方の環境はめちゃくちゃ良いなと感じています。出社日は綺麗なワンフロアのオフィスでチームメンバーと顔を合わせて集中して働き、リモートワークの日は通勤の負荷を減らして自分のペースで開発ができています。
プライベートの時間もしっかり確保できていて、最近は自宅の3Dプリンターを使って、樹脂製のオリジナルのデザインリング(指輪)を作ったりしています。
――自宅で指輪を自作しているんですか!
2つのリングが繋がっているような、ちょっとエッジの効いた尖ったデザインのやつを自分でモデリングして印刷しています。福岡から重い本体を持ってきた甲斐がありました(笑)。家では、お気に入りのリクライニングチェアに座って、本を読んだりものづくりをしたりしてリフレッシュしています。
現場で、社内で。「技術」と「人間性」の両面で頼られる存在へ
――角さんのプライベート、やっぱりディープで素敵ですね。では、これから会社がさらに成長していく中で、角さん自身が新しく挑戦したいことや、目指している将来の展望について教えてください。
近い未来の目標としては、とにかく今参画させていただいている開発の現場で、実装力と問題解決力を圧倒的に高めて、社内からもお客様からも「角に任せれば大丈夫」と言われる『頼られる存在』になりたいです。
私は、単純に人から感謝されるのがすごく好きなんです。自分の作ったツールやアウトプットで、周りの人が笑顔になってくれたり、「ありがとう」って言ってもらえたりすることが一番の原動力ですね。
――「頼られる存在」、いいですね。社内で目標にしているロールモデルのような存在はいますか?
人間面やメンタル面では、やっぱり中川さんです。現場の先輩と話している時に「技術的に誰が一番すごいのかな?」という話題になって、みんなが「やっぱり中川さんですかね」って言っていたんです。中川さんは技術がすごいだけでなく、私のような新卒のどんな些細な悩みにも、いつも親身になって乗ってくれる。
だから私も、技術面でチームを引っ張っていける強さを持ちつつ、人としての温かさや包容力を持って周りを支えられるエンジニアになりたいです。
――素晴らしいビジョンですね。ゆくゆくは、プレイヤーとしてゴリゴリコードを書き続けるのか、それともマネジメント側に行きたいのか、そのあたりはどうですか?
将来的には、マネージャーやリーダーといった「全体を管理するポジション」の方が自分には向いているのかな、と思っています。
私、実は「人のことを考えすぎてしまう」タイプなんです。でも、会社の勉強会で「そういう内省的で、他者に寄り添って考えすぎるタイプのリーダーがいてもいい」という話を聞いて、腑に落ちたんです。自分のこの性格を無理に変えようとするのではなく、「人の気持ちにどこまでも寄り添える」という強みとして上手く付き合いながら、将来的には組織をマネジメントする立場に挑戦したいと考えています。
就活生へのメッセージ:自分の「働く意味」と本気で向き合ってほしい
――それでは最後に、この記事を読んでいる27卒・28卒の就活生の皆さんへ、先輩としての熱いアドバイスやメッセージをお願いします!
私が就活を経験して、今新卒1年目として働いていて一番強く思うのは、「やりたいことをちゃんと仕事にするのが、一番いろんな面で幸せになれる」ということです。
なんとなく周りに流されて就活をしたり、知名度や安定だけで会社を選んだりすると、入社した後に壁にぶつかった時、「なんで自分はこの仕事をやっているんだろう」って辛くなってしまうと思うんです。だからこそ、今のうちに「自分にとって働く意味は何なのか」をとことん考えて、自分自身と徹底的に向き合ってほしいなと思います。
――自分と向き合うこと、本当に大切ですよね。どんな人が後輩として入ってきてくれたら嬉しいですか?
周りのせいにせず、「自分で決めたから、ここでやり抜くんだ!」という覚悟や、自分のやりたい軸をしっかり持った人が入ってきてくれたら嬉しいですね。
就活は大変だと思いますが、自分の軸を持って動いていれば、私の「ムクドリの動きをシステムにしたい」という変な話すら面白がってくれた中川さんのような、最高の出会いが必ずあります。会社と自分が、お互いに「Win-Win」になれるような、そんな納得のいく場所をぜひ見つけてほしいです。そして、「それはYTT LINKSだ!」と感じてくれた方に会えるのが今からとても楽しみです!
――角さん、今日は本当に熱く素敵なエピソードをありがとうございました!
編集後記
自らのエンジニアとしての成長を見据え、新卒1年目から「コーディングができる環境への異動」を直訴してチャンスを掴み取った角さん。穏やかな語り口の中に秘められた、ものづくりへの強いこだわりと、自分の意志でキャリアを切り拓く覚悟が非常に印象的でした。自分と徹底的に向き合い、お互いにウィンウィンになれる関係を築ける仲間を、YTT LINKSはいつでも待っています!(採用広報・山内)