「IT業界やグローバルな仕事には興味があるけれど、よく耳にする『オフショア開発』ってなんだか難しそう…」「専門知識や語学力がない自分でも、本当に挑戦できるのかな?」
面談や選考の中で、多くの方からいただく率直な声です。新しい業界や聞き慣れない言葉を前にして、少しハードルが高いと感じてしまうのはごく自然なことです。
この記事では、「そもそもオフショア開発ってなに?」という基本から、一般的なIT企業(SES)との違い、そしてIVSでの働き方のリアルまでを分かりやすく解説します。あなたの疑問や不安を解消し、これからのキャリアを考えるきっかけになれば幸いです。
まずは知ってほしい。私たちは何をしている会社?
インディビジュアルシステムズ(以下:IVS)は、ベトナム拠点との連携による「オフショア開発」を事業の主軸に置き、日本の大手企業やIT企業向けに業務系アプリケーション(顧客管理、生産管理、営業支援など)の受託開発を行っているIT企業です。
全体事業の3割はベトナム現地企業向け、7割が日本企業向けのお仕事となっており、その日本向け事業のうち約9割を遠隔での「オフショア開発」、残り約1割を日本企業に常駐する「オンサイト開発」が占めています。
日本の本社(営業・契約)とベトナムの自社拠点(エンジニア・マネージャー)が一体となり、要件定義から開発、納品、その後の振り返りまでプロジェクト全体を一気通貫で手掛けています。
「海外で開発する」だけじゃない。オフショアという仕組みを知る
「オフショア(Offshore)」は、直訳すると「岸から離れた沖」という意味です。もともとはサーフィン用語や、税制優遇地域に資産を預ける金融用語(オフショアバンクなど)として使われていた言葉でした。
そこから転じて、IT業界においては「自国ではなく、海外の安い拠点やリソースのある国にシステム開発をアウトソースすること」を指す言葉として定着しています。
▍オフショア開発の歴史:昔は「コスト削減」、今は「人材不足の解決」へ
20年ほど前のオフショア開発は、とにかく「コストを安く抑えること」が最大の目的でした。
しかし、ここ10年ほどで企業が期待する役割は大きく変わっています。コストメリットはもちろんのこと、それ以上に「日本国内にエンジニアが不足していて、作れる人がいない」という深刻な課題があるためです。
そのため現在のオフショア開発は、コストカットにとどまらず、「自国で確保できないエンジニアリソースを海外に求める」という目的で活用する企業が増えています。
さらに一歩進んだこれからの時代においては、これまでの「下請けの発注先」ではなく、最新のテクノロジーや豊富な開発リソースを活かし、お客様の事業成長を隣で支え、共に未来を創る「共創パートナー」としての役割が強く求められています。
▍オフショア開発のいま:なぜベトナムが中心なのか?
オフショア開発の開発拠点は、時代とともに変化しています。かつては中国・韓国・台湾といった東アジアが主流でしたが、現在はベトナム、ミャンマー、カンボジア、バングラデシュ、ラオスなど、東南アジア・南アジアへと広がっています。その中で、いま最も人気のある国の一つがベトナムです。
数ある国の中で当社がベトナムとタッグを組む理由は、現地エンジニアを取り巻くポジティブな環境にあります。日本ではITの普及が段階的だったこともあり、エンジニアの仕事に対して「大変そう」という印象を持つ方も少なくありません。
一方ベトナムでは、PC時代を経ずにいきなりスマートフォンからITに触れた若い世代が多く、国を挙げたIT人材育成も盛んです。現地ではエンジニアが「豊かさを掴める憧れの職業」として前向きに捉えられています。
こうした活気ある海外の開発チームと協力し、日本が抱えるIT人材不足に向き合っていくことが、IVSのビジネスの根幹です。
誰が、何を、どう支えている?
簡単に言えば、IVSのオフショア開発とは、日本の「IT人材が足りない」という悩みと、ベトナムの「高度なモノづくりに挑みたい」という想いを直接つなぎ、チームで壁を乗り越えていくビジネスです。
▍関わるステークホルダーの全体像
- 顧客(日本のIT企業や事業会社のシステム部)
主な顧客は、日本国内の大手SIerやグループ企業の部長・経営層です。深刻なエンジニア不足を解決するために海外リソースを求めていますが、「言語や文化の壁による意思疎通の難しさ」に不安を感じています。
- IVSの海外チーム(ベトナム)
主に日本語を理解する現地のマネージャーやリーダー陣とやり取りを行います。顧客の要望を正確に開発実務へ落とし込むブリッジエンジニア(BSE)や、通訳・翻訳を専任でサポートするコミュニケーター(COM)が連携し、円滑なプロジェクト推進を支えています。
▍日本・ベトナム・IVS。それぞれにどんなメリットがある?
では、ここからはこのビジネスモデルに関わる自社を含めた「3者それぞれのWIN-WINな関係性」について解説します。
- 顧客(日本のIT企業や事業会社のシステム部)
国内で足りないエンジニアをスピーディーに確保できるだけでなく、今後必須となる「海外拠点を上手に活用するノウハウ」が自社に蓄積されます。
- IVSの海外チーム(ベトナム)
安定して仕事を得られるだけでなく、日本由来の徹底した工程管理や品質管理のノウハウを、実践を通して学び、世界に通用するエンジニアへと成長できます。
- 自社(IVS)
「国内のIT人材が圧倒的に足りない」という社会課題に直結しているため、市場からのニーズが高く、自信を持って価値を提案しやすいビジネスです。
SESとオフショア開発、何が違う?
IT業界について調べる中で、「SES」という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ITの仕事と一言で言っても、その形態は様々で、IVSが手掛けているのは、成果物であるシステムを最後まで作り切る「受託型」のオフショア開発です。
ここでは、「SES」の基本的な仕組みをお伝えした上で、IVSの受託型開発との違いを「ビジネスモデル」「開発拠点」「責任の所在」「営業の役割」の4つの軸で整理して解説します。
▍前提:SESとはどういうものか?
SES(システムエンジニアリングサービス)とは、ITエンジニアの労働力や技術力をクライアント企業に提供する仕組みです。IT業界のビジネスではありますが、誤解を恐れずに言うと、実態としては「エンジニア専門の人材提供ビジネス」と言った方がイメージしやすいかもしれません。
また、エンジニアは自社ではなくクライアント企業(顧客先)に常駐することが多く、システムの開発・保守・運用などの作業を行います。
▼ ①ビジネスモデル──何に対してお金が発生する?
- SES
「稼働時間に対して報酬が発生する」モデルです。システムが完成したかどうかではなく、「エンジニアが何人・何時間働いたか(労働枠)」に対して費用が発生します。
- 受託型オフショア開発
「成果物に対する報酬」のモデルです。極端に言えば、そのプロジェクトに何人のエンジニアがアサインされようと関係なく、働いた時間や人数ではなく「完成して納品されたシステム(成果物)」に対して費用が発生します。
▼ ②開発拠点──どこで開発する?
- SES
「クライアント企業(顧客先)への常駐」が基本です。エンジニアは自社ではなくお客様のオフィスに入り、その場の指揮命令のもとでシステムの開発・保守・運用などの作業を行います。
- 受託型オフショア開発
「自社拠点(日本・ベトナム)での遠隔開発」が基本です。開発拠点やチームそのものが自社(ベトナム拠点や日本本社)にそのまま置かれているスタイルで、遠隔から一気通貫でシステムを作り上げます。
▼ ③責任の所在──誰が最後まで責任を持つ?
- SES
現場での指揮命令や進行管理、システム完成の最終責任はすべて「常駐先の企業」にあります。SES側はエンジニアの労働力・技術力を提供するモデルのため、成果物への納品責任はありません。
- 受託型オフショア開発
労働力の提供ではなく「完成した成果物(システム)」に対して依頼を受けているため、要件に応じて開発を行い、最後まで納品責任を持ちます。
▼ ④営業の役割──営業はどこまで関わる?
- SESの営業
案件とエンジニアをマッチングして渡せば、基本的には役割が完了します。
- 受託型オフショアの営業
要件定義、見積もり、契約、稼働中のサポート、納品後の振り返りまで一気通貫で関わります。
じゃあ、IVSだからできることって?(他のオフショア開発会社との違い)
ここまでは「SES」と「受託型オフショア開発」の違いを見ていただきました。その上で、同じ受託型オフショアを手掛ける他社と一線を画す、IVSならではの強みを3つのポイントで解説します。
▍「できません」で終わらせない。約300名+数千人規模のリソース
自社のエンジニア約300名に加え、ベトナムの業界ネットワークを通じた数千人規模のパートナー網を保持しています。ホーチミン市工科大学など現地の大学との連携もあり、優秀な人材の確保や最先端技術のキャッチアップもスムーズです。
この基盤があるからこそ、どんなご要望に対しても粘り強く向き合い、ベストなアプローチを探り当てられる引き出しの多さにつながっています。
▍営業だけで終わらない。海外エンジニアと直接つながる開発体制
一般的なオフショア開発では、すべてのやり取りを営業担当が媒介するため、顧客と海外エンジニアが一度も直接対話できないケースも珍しくありません。そのため顧客側からは「現場で誰がどのように開発を進めているのかが見えず、意図通りに作られているのか分からない」という不安が生じがちです。
一方で、IVSはそうした不透明さを無くし、日本語ができる現地のエンジニアやリーダーがお客さまと直接やり取りを行います。
こうした透明性の高い体制のもとで、20年以上にわたり年間200以上のプロジェクトを完遂させてきました。有難いことに、この地道な完遂実績と責任感が、お客様から長く信頼をいただいている私たちの土台となっています。
▍「安く作る会社」ではなく、事業の成長まで伴走するパートナーへ
単に「安く作るための下請け」ではなく、日本のIT人材不足を根本から解決するパートナーとしてお客様の事業を支えます。
AIなどの変化を見据え、自社メンバーはマネジメントやディレクションに集中し、開発ラインはパートナーと柔軟に組む組織体制を推進。時代の変化にもスピーディーに対応しています。
IT未経験・語学力なしでも大丈夫?活躍する人の共通点
最後に、「自分でも挑戦できるだろうか」と不安を感じている方へ、IVSが求める人物像とスタンスをお伝えします。
▍英語が話せなくても、IT知識がなくても大丈夫
「海外と関わる仕事=英語がペラペラでなければいけない」という心配は不要です。ベトナム側の現場リーダー陣は日本語が堪能で、社内コミュニケーションは100%日本語で完結します。
AIや翻訳ツールもどんどん活用していただいて問題ありません。ITの専門知識も、入社後に実務を通してキャッチアップできる環境があります。
▍文化の違いを「面白い」と思える人へ
語学力以上に大切なのは、価値観や文化の違いによるすれ違いに直面した際、「そういう考え方もあるのか」と面白がれる柔軟さです。これは本格的な留学経験がある方に限りません。
「学生時代に海外の友人がいた」「外国籍の人とルームシェアをしていた」「旅先で異文化に触れるのが好きだった」といった日常的な原体験をお持ちの方なら、十分マッチします。
▍自由だからこそ、自分で考えて動く
フルリモートで自由度が大きいからこそ、自律して行動するスタンスが求められます。指示通りに動くだけではなく、自分で判断しながらプロジェクトを推進していく。自分の手で責任を持って仕事を動かす面白さを実感したい方には、ぴったりの現場です。
「海外×IT」の先に、どんなキャリアを描く?
オフショア開発の仕組みと、IVSでの仕事のリアルについてご理解いただけましたでしょうか。
私たちが求めているのは、完璧な経歴を持つ人ではありません。文化の違いや予想外の出来事さえも楽しみながら、自ら考えて前に進める人です。
IT業界未経験でも、自律して動き、最後まで成果物に責任を持ちたいという想いがあれば、IVSには挑戦できるフィールドがあります。
「オフショア開発、ちょっと面白そうかも」と思った方は、まずは気軽にお話ししてみませんか?面接というよりもお互いを知る対話の場として、あなたにお会いできるのを楽しみにしています!
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