"一歩一歩の積み重ね"で見つけた成長環境。転職活動で重視した企業選択の基準とは【はたらくゴリラたち Vol.5】
デジゴリメンバーの原動力を紐解く「はたらくゴリラたち」。第5回は、はちみつゴリラこと早坂 祐人にインタビューしました。
転職活動では必ず企業に逆質問をしていたという早坂。「面白そうか」「生き残れそうか」の2つの基準で企業を見極め、デジゴリで理想の成長環境を見つけた彼が語る、同業種転職のリアルとは?
氏名: 早坂 祐人(はやさか ゆうと)
配属・担当業務: マーケティングDX事業部 ディレクター
入社時期: 2025年2月〜
ゴリラネーム: はちみつゴリラ
目次
人生最大のピンチから学んだ"一歩ずつ"の哲学
「面白そうか」「生き残れそうか」で選んだ転職先
入社2ヶ月で仕組みづくりに参加。スキル重視の文化を実感
「天才!」と言われた瞬間。AI活用で実感した成長の手応え
一歩一歩の成長を大切にする仲間を募集中
人生最大のピンチから学んだ"一歩ずつ"の哲学
――これまでの経歴を教えてください。
大学中退後、しばらくフリーターで清掃業を経験し、その後、派遣社員で製造業を1年、派遣型正社員で製造業を1年経験し、スタートアップでSEOマーケターとして4年間勤務。2025年2月にデジゴリへ入社しました。
人生で最も辛い時期があったからこそ、今があると思っています。清掃のアルバイトをしていた頃は精神的にかなり落ち込んでいて、正直なところ人生に絶望していました。
転職活動もしていましたが、スキルも何もない自分にとって「正社員になる」ことは容易ではありませんでした。ほとんどの企業は書類選考も通らず、「このままではいけない」と思いながらも心が完全に折れていたんです。
当時、考える時間だけは沢山あったので、「『正社員になる』という目標設定は、今の自分にとってはとてもハードルが高い目標なのでは?」と思うようになりました。それで、大きな目標を掲げるのではなく、小さな目標を一つずつクリアしていこうと決めたんです。最初は「原付バイクを買う」という本当に小さなことから。そのためにお金を貯める、お金を貯めるためには今の仕事を頑張る。そういう具体的で達成可能なステップを一つずつクリアしていこうと思ったんです。
お金を貯めて原付を買い、次は車が欲しくなって派遣社員になり、車を購入できた時は本当に嬉しかったですね。休日にドライブをしたり温泉に行ったりしているうちに、少しずつ心が前向きになっていきました。そこで初めて周りに目を向ける余裕ができ、「友達が欲しいな」「将来を考えよう」と思えるようになってきたんです。
――そこから正社員を目指すようになったのですね。
そうです。元々は段階的に「アルバイト→派遣→正社員」と進んでいく計画でした。ただ、派遣社員は任せてもらえる仕事に限りがあり、実務を通してのスキル向上が望めませんでした。
そこで、研修制度や人材育成に力を入れている派遣型正社員に転職し、スキルを磨いて次のステップに進もうと考えました。
その後、知人が経営するスタートアップから声をかけてもらい、未経験からマーケティング業界へ。とはいえコネと思われるのは嫌だったので、とにかく実績を作ろう!と決心しました。
最初はアルバイトとして入社し、2週間で130記事を書き上げたんです。仕事に取り組む姿勢を評価していただき、正社員として採用してもらいました。
「一歩一歩、必要な努力を積み重ねる」というのが、今でも自分の基本的な考え方です。この経験のおかげで自信が身につき、デジゴリでも前向きに新しい挑戦ができています。
「面白そうか」「生き残れそうか」で選んだ転職先
――転職活動では、どのような基準で会社を選んでいたのですか?
前職では4年間SEOの経験を積むことができましたが、事業部の縮小という事情もあり転職を考えることになりました。
転職活動では主に2つの観点を重視していました。1つ目は「面白そうか」、2つ目は「マーケティング業界で生き残れそうなのか」ということです。一つの会社に長く勤めたい、仲間と切磋琢磨したいという思いが根本にあったので、将来性のある勝ち筋を持った会社を選ぶ必要があると考えていました。
――なぜ「生き残れるか」を重視したのですか?
マーケティング業界は変化が激しく、常に新しい手法や技術が求められる分野です。だからこそ、本当の差別化ポイントや将来性を見極めることが重要だと思ったんです。
コーポレートサイトを見るだけでは、表面的な情報しか分からないことが多いので、面接官の方にその会社独自の強みや方向性を質問するようにしていました。面接って、お互いを知る場だと思っているので、会社のことを知りに行く姿勢で転職活動に臨んでいましたね。
企業によって回答の仕方は様々でしたが、その中でデジゴリの回答が特に印象に残ったんです。
――デジゴリではどのような回答が返ってきたのですか?
菊池さん(代表・菊池 習平)と千葉さん(COO・千葉 勇志)が、とても熱心に会社のことを教えてくれました。
特に印象的だったのは、平均年齢30歳(2025年5月現在)という若いメンバーで構成されている組織でありながら、年齢や社歴に関係なく能力や姿勢を評価して役割や責任を任せる文化があること。そして、2025年からAIの会社へとピボットして新たな価値提供を目指していること。
さらに、DXを推進するためには最新のデジタル技術だけでなく、戦略思考やリーダーシップ、コミュニケーション力といったアナログな部分も同じくらい重要だという考え方にも共感しました。
何より印象的だったのは、MVVについて自信を持って語ってくれたことです。会社の方向性や理念を、迷いなくはっきりと伝えてくれる姿勢に、強い推進力を感じました。「この人たちとなら、一緒に目標に向かって進んでいけそうだ」と思えたんです。
――デジゴリを選んだ決め手は何でしたか?
デジゴリの経営陣は会社の理念や方向性について明確なビジョンを持ち、それを情熱を持って語ってくれました。この会社には確固とした芯があると感じることができました。
「面白そうか」という観点では、AIという最先端の分野に挑戦できること。「生き残れそうか」という観点では、技術的な強みと人間らしいアナログな力の両方を重視するバランスの良さが決め手になり、入社を決意しました。
入社2ヶ月で仕組みづくりに参加。スキル重視の文化を実感
――実際に働いてみて、入社前とのギャップはありましたか?
入社してみて感じたのは、まだまだ発展途上の会社なんだなということでした。
研修期間や段階的な育成プロセスがあるかと思っていたのですが、実際は「まずはやってみながら覚えていこう」というスタイルでした。
最初は正直「どこから手をつけていいんだろう?」と戸惑いもありましたが、これはこれで面白い環境だなと思うようになりました。次第に、「これは自分の出番だな」という気持ちに変わっていきましたね。
会社の中では2番目に年長者ということもあって、これまで培ってきたノウハウを会社に還元することも自分の役目だと感じたんです。整備されていない環境だからこそ、自分のスキルや経験を活かして貢献できる場面が多いと前向きに捉えました。
――具体的にはどのような貢献をされたのですか?
Notionの活用改善に取り組みました。ツール自体は導入されていたのですが、まだ十分に活用しきれていない状況だったんです。前職でNotionを使いこなしていた経験があったので、入社2ヶ月目で千葉さん、松田さん(管理部・松田 菜央)と一緒にリニューアルチームを結成し社内ポータルサイトとして機能するよう運用改善を進めました。
入社して間もないにも関わらず、会社の仕組みづくりに携わらせてもらえるスピード感と、社歴を問わずスキルで判断してくれる文化を実感しましたね。
――会社の文化や雰囲気について、どう感じていますか?
一番印象的なのは、助け合いの精神が根付いていることです。困った時に声を上げると、みんなが気にかけてくれる雰囲気があります。「今、雑談いい?」と言うと、忙しい中でもみんな振り向いてくれるんです。
こういう気軽に話しかけられる環境があるのは、メンバーの人柄がいいからなんだろうなと思います。一緒に働く人を思いやる優しさを持った人が集まっているので、それが安心感につながっています。
時にはメンバーの誕生日をお祝いしたり、一緒にランチに行ったり。スケジュールがタイトな時でも、会社の雰囲気が良いおかげで精神的な負担が軽くなっています。
――役員の2人についてはいかがですか?
フットワークがとても軽いですね。菊池さんや千葉さんに相談すると、すぐに行動で応えてもらえるので相談しやすいです。
週1回、千葉さんに時間をいただいてタスク分解の1on1をしているのですが、これも千葉さんの方から提案していただきました。多忙な中でも気にかけてくれる姿勢は、本当に見習いたいです。役員自ら率先して動く姿を見せてくださるのが、働いていて安心できる要因の一つになっています。
「天才!」と言われた瞬間。AI活用で実感した成長の手応え
――入社してから感じた成長について教えてください。
まず、ディレクション力が向上したと感じています。私は主にWebサイト制作のディレクション案件を担当しているのですが、クライアントやパートナー会社とのコミュニケーションがスムーズになりました。
入社当初は、クライアントから質問や相談をいただいても、どこまで自分の裁量で答えていいかわからず、何でもまず菊池さんに確認してから返答していました。
でも、やり取りの数を重ねるにつれて、案件に関わる方々の関係性や、社内メンバーそれぞれの強みについても理解が深まってきました。今では菊池さんを経由せずに、適切な方に相談したり、自分で判断して返答したりできるようになっています。
――AIの活用についても変化があったと聞きました。
そうですね。入社当初はAIをあまり使っていなかったのですが、デジゴリは本当にAIが身近にある環境なので、積極的に活用するようになりました。
特に印象に残っているのは、SEO記事のキーワード選定をAIで効率化した時のことです。
通常、キーワード選定は非常に時間のかかる作業で、何百、何千というキーワードの重複削除やグルーピング、競合性の考慮が必要です。
GeminiとChatGPTを組み合わせて、重複削除とグルーピングを同時に行うツールを作成しました。菊池さんに「天才!」と言ってもらえた時は、本当に嬉しかったですね。このツールは、新規で立ち上げるオウンドメディアでも活用しています。
――成長のスピード感について、どう感じていますか?
スタートアップという環境の特性もあって、自然とスキルが身につく環境だと思います。小峠さん(専任コーチ・小峠 大河)とのストレッチ面談のような、スキルアップを客観的に支援してくれる仕組みがあるので、自分の成長を意識しやすいんです。
漠然とした悩みを言語化できて、その上でどう実践すればいいのかのネクストアクションまでイメージできる。あとは実行するだけ、という状態まで落とし込めるのがとても価値があると感じています。
自分が考える成長の方向性が正しいかどうかは、一人では判断が難しいものです。第三者から客観的な意見をもらえる環境があるのは、成長意欲が高い人にとっては本当に恵まれた環境だと思います。
一歩一歩の成長を大切にする仲間を募集中
――どんな人と一緒に働きたいと感じますか?
素直な方ですね。デジゴリは成長フェーズの会社なので、新しい挑戦や変化に対して柔軟に対応できる方、他責思考ではなく、「自分にできることは何か」を考えられる方が向いていると感じます。
あとは、何かしらの「面白さ」を持っている方と働きたいですね。経歴が特徴的だったり、独自の視点を持っていたり、何かを極めた経験がある方。多様な背景を持つメンバーが集まることで、チーム全体により豊かなアイデアが生まれると思うんです。
重要なのは、面白い仕事だからやるのではなく、どんな仕事にも面白みを見つけられること。一見地味に見える作業の中でも、「ここが興味深い」「ここに改善の余地がある」と発見できる姿勢を持っている方と一緒に働けたら、お互いに良い刺激になると思います。
――最後に、これから入社を考える方へメッセージをお願いします。
私は「一歩一歩、必要だと思ったことを積み重ねてきた」という経験があるからこそ、デジゴリでも新しいことに挑戦し続けることができています。
どんなに小さなステップでも、着実に前に進むことで必ず成長できる。そして、その積み重ねが今の自分を作ってくれたと実感しています。
デジゴリは、そんな一歩一歩の成長を大切にしてくれる会社です。「もっと成長したい」「チームで大きな成果を出したい」と思っている方、一緒にチャレンジしませんか?お互いに刺激し合えるメンバーとして、ぜひお会いできることを楽しみにしています。