100の生業を持つ現代版百姓を目指す、破天荒フリーランスのざき山です。
複業メディア「ウィズパラ」では、サラリーマンの方、学生の方、フリーランスの方、問わず、『複業』という、これからの時代の新しい働き方を実現するために必要な知識・ノウハウを発信していきます。
昨今のフリーランス志望の人の増加傾向には、それだけ、日本的なサラリーマンという働き方に限界が来ている証拠なのだなと実感しています。
終身雇用や年功序列のようなザ・日本的な雇用制度は時代にマッチしていないのか余裕で崩壊してきていますしね。
会社の理不尽な要求に、健気に耐えて忠誠を尽くしても、会社は自分の将来を保障してくれるわけではありません。
いざとなったらクビを切られて終わり・・そんな現実にうすうす気づいているのでしょう。
ただフリーランス志望の方も、どのようなスキルを持てば、長くフリーランスとして活躍できるのかわかっている人はほとんどいません。
もちろんフリーランスになってから、試行錯誤を繰り返し、その都度、必要なスキルを獲得していくというのもいいのですが・・
スキルの獲得には時間もかかりますし、適性を無視してスキルを身につける事は至難の業ですし、多大なストレスが生じます。
見切り発車でフリーランスになったものの、仕事を獲得する事も、質の高いサービスを提供する事もできないとなっては廃業するしかありません。
日本の中途採用は、一度、輝かしいキャリア(新卒~大企業コース)から転落すると、ホワイト大企業への復活再転職などは、なかなか見込めなくなります。
とくにフリーランスとして独立したあと、廃業の後の再転職となれば、さらに難易度は上がります。
それゆえに、フリーランスとして独立する前に、長く活躍できるフリーランスになるためのスキルや適性はどのようなものなのかを事前に完全に把握しておく必要があるんです。見切り発車は非常に危険なのです。
みんなひとつのスキルを身につけて独立できると勘違いする
フリーランスは職人である・・・という誤解
フリーランスはひとつのスキルや技能をつきつめた職人という一面も、もちろんありますが、これまでの体験として、そのイメージよりも、広範囲なリテラシー・知識・教養・技能をフル活用させて時代に乗る必要のある経営者としての一面のほうが的を得ていると考えています。
要は幅広い知識・教養・スキルが必要になり、適性もマッチしている必要があります。
ぶっちゃけ、経営者(=フリーランス)は、一時も社会経験のない学生を卒業したばかりの人が、すぐにこなせて成功できるようなものではありません。
(なるだけなら誰でもなれますが、長く成功するという意味ではほぼ無理ゲーです。)
多くの下積み(社会人経験)を経る必要があるんです。
高度なプログラミングスキルさえあれば何とかなる?・・は誤解
フリーランス志望の人は、まずは自分のサービスをお金に変換するために、そのスキルを身につけようと考える事自体は間違ってはいません。
ただ、デザイナーであればデザイン、プログラマーであればプログラミング、マーケターであればマーケティング、ライターであればライティングのスキルをとりあえず身につければフリーランスになれると考えるのは、非常に危ういです。
なったとしても早々に失敗することが目に見えています。
それだけ、ビジネスを経営していくことは、幅広い知識・教養・技能・スキルが必要だという事です。
じぶんはブラック企業で働くより、フリーランスで働く方が稼げるし、楽だし、ストレスフリーであると、繰り返し力説していますが、フリーランスになるのが楽と言ったことはありません。
むしろフリーランスとして長く安定して稼ぎ続けるのは至難の業ですし、フリーランスになるための幅広い知識・教養・スキルを身につけるために、相当な時間と労力を割いて経験を積む必要があると考えています。
苦手な分野の作業はアウトソースすればいい・・の誤解
そのような話しに対し、苦手な業務はアウトソースすればいい・・向いてない仕事ややりたくない仕事はアウトソースして自分が精通している業務だけこなせばいいという、主張を展開する人もいますが、それは、半分正解で、半分間違っています。
まったく理解できていないことを、他の業者さんに任せる事自体は難しい事ですし、任せた後に問題が発生する可能性が非常に高いです。
まず、理解できていなければ、ニーズを正確に業者さんに伝える事ができませんし適正な金額もわかりませんし、依頼相手の主張が合っているかどうか判断もつきません。
ということは、信頼できる依頼先を選定する事もできませんし、ぼったくられる要因にもなりますし、依頼先に弱みを握られる事にもなりかねません。
自ら行わない仕事であるにしても、自分なりに周辺知識を蓄え、コストパフォーマンス高く良いサービスを誠実に提供してくれる外注先を見極め、きちんとこちらの要望を伝え、提供してくれる商品・サービスに対しフィードバックを行える必要があるんです。
誰でも努力すればフリーランスとして独立できる・・の誤解
努力すれば夢は叶うと、信じたいところではありますが・・・やはりどれだけ努力しても適性を無視すれば、なりたい職業になって活躍し続けるのは難しいと言わざるをえません。
運動神経が悪いのにスポーツ選手を目指したり、音楽センスが致命的なのに音楽家を目指したり、人と話をするのが苦手なのに接客業に就いたり、体力がまったくないのに農業従事者を目指したりと・・・適性を無視した職業選択は地獄の始まりです。
フリーランスも職人というより、経営者という一面が強いので、このあたり適性を無視してフリーランスを目指すと大変くるしい思いをすることになります。
フリーランスは人が思っているより、孤独に苛まれる事になりますし、トラブルがあれば会社の後ろ盾が無いので、自分ひとりの責任で対応することになります。
納期の見極めがあまく仕事が完遂できないときなども、自分ひとりで解決の道を探すことになり精神的にも身体的にも信頼的にも大きなダメージを負う事になります。
取引先とのやりとりや、外注先とのやりとりには、高度なコミュニケーション能力も必要になります。
適性を無視してフリーランスとして活躍することはできませんが・・逆に言えば適性がバッチリ合えばフリーランスほど楽しくやりがいのある働き方はありません。
長年活躍できるフリーランスになるためのスキルポートフォリオとは・・
デザイナーであればデザインの技法やAdobeなどデザイン系のソフトの操作方法などスキルを高め、プログラマーであればプログラミングスクールでいくつかのプログラミング言語と開発ツールの操作法を習得し、それでフリーランスとして活動できると安易に考えている人がいますが、それらのスキルだけでは正直、長く活躍できるフリーランスとは言えません。
そのような直線的なスキルだけあっても、いずれ破綻します。
それだけ、フリーランスとして活動するという事は、さまざまな事態が次から次へと降り注ぐ世界なのです。
まずは現状の自分のスキルを棚卸してみよう
デザイナーになるのにデザインスキルがあるのは当たり前の話で、最低限の条件過ぎて、取り立てて話すべき事でもありません。
同じくプログラマーになるにはプログラミングスキルがあるのは、あたりまえの前提条件で、大事なのはそこから後の話です。
他にどれだけ幅広い知識・教養・能力・スキルがあるか・・・それが問題です。
じぶんの今の総合力でフリーランスとしてやっていけるか、まずは現状の自分の知識・教養・能力・スキルなど棚卸(分析)してみましょう。
超重要!!長年活躍できるフリーランスに必要不可欠なスキル・教養・知識・適性
ここでは、一見当たり前すぎたり、一般常識と考えられていたり、誰もが見逃しているスキル・教養・知識・適性を紹介していきます。
■スケジュール管理能力複数の案件が同時に走ると、訳がわからなくなりがち・・この能力が無いと簡単に炎上→廃業コースです
■コミュニケーション能力新規や継続して仕事をいただいたり、トラブルを未然に防いだりするのに不可欠な能力です。取引先の意志決定者との信頼関係構築には高度な能力が必要になります。
■即レス能力ちなみに自分の最大の武器はこの能力です。この能力のおかげで得られた仕事は膨大です・・・なぜかこれが出来ない人が多すぎる
■感情を抑える能力スポーツでも仕事でも、基本的には感情的になったら負けです。メリットがありません。感情的になっていいのは芸術や自然を観た時などだけですね
■飲みにケーション能力このスキルもクライアントによっては大いに活用できる能力ですね、同じような意味でゴルフのスキルも重宝されます。
■作業スピード(テクノロジー駆使必須)ルーチンワークを手作業でしている人は、疲弊していきます。マクロを使ったりプログラムを組んだり、正規表現で一括処理をしたり・・・必須スキルです。
■健康管理能力これもフリーランス以前に人として幸せに生きるために一番大切な能力と言っても過言ではないのに、皆さん健康を犠牲にして仕事しすぎなんですよね
■ユニークさユニークさ・ウィットに富んでいる人はそれだけで多くのアドバンテージがもたらされます
■超重要!感謝力これがなかなかできる人が少ないんですけどね・・・素直に人に感謝できる人、当たり前のことにありがたみを見いだせる人は無敵の人種です
■ヒマな時間を確保する能力ヒマがあるというのはフリーランスにとって大きな武器になります。とある日、大きな商談が来た時に、先のスケジュールがパンパンであれば引き受ける事ができませ
ん。常にスケジュールをパンパンに埋めるのは悪手です
■欲が少ない人じぶんがこれまでの人生で見てきた「人生転落していった人」に共通する特徴は「欲深い人」です。欲深い人は短期的には大金を稼いだり派手で目立ちますが、長期的には落とし穴に落ち人生転落していっています
■マネーリテラシーフリーランスにとってお金は力であるに越したことはありません。リベラルアーツ大学の両学長曰くの、稼ぐ力・貯める力・増やす力・守る力・使う力を養う必要があります
■健全な自己投資・設備投資にお金を回せる能力ただ稼いでそれを蓄えたり使ったりするだけでは、じぶんのサービス・スキル・知識は向上していきません。適切なバランスで金額を自己投資・設備投資に回すセンスが必要になります
■人に頼れるというスキル人に頼れるというのは大きなスキルのひとつです。ただ頼む相手の意志を無視して無理強いするのではなく、信頼関係・お互い様の関係性を築いておく必要があります。
■複数のコミュニティに属し重宝される能力フリーランスの仕事と一見無関係に見えますが、プライベートで複数のコミュニティに属し、それらのコミュニティで頼りにされるという状態はフリーランスにとって大きなアドバンテージになります
■結局「誠実さ」は最強のスキル長いフリーランス人生の中で、多くの不誠実な人たちを見てきました・・不誠実なやり方でお金を稼いだとしても、それは長続きしませんし、必ず代償を支払う事になります。逆に誠実さは大きな武器となってフリーランスを助けることになると確信しています。
必要なスキルは、スクールでは教えてくれないものが多い
と、前述でデザインスキルやプログラミングスキルよりも、むしろ大切と考えるスキルたちを紹介してきましたが、どれもスクールなどで教えてくれるようなスキルは少数で、それらは今までの学校生活や社会人生活を通じて、多くの人生経験からようやく獲得できうる能力がほとんどです。
そしてそれらの能力も程度差があり、能力のレベルが社会に通じる(=フリーランスとして1人で仕事を獲得しサービスを提供しお金を得続ける)レベルに達するには、多くの社会人経験が必要になります。そんなに甘いものではないんです。
その上で自分が獲得していくべきスキルは何か?
獲得していくにはどのような社会人経験を詰んだり、どのような体験を通じて知識・教養を身につければよいか、真剣に考えなくてはなりません。
すべてのスキルを身につけるのは無理・・・スキルを取捨選択して自分のスキルポートフォリオを作ろう
すべての能力を得る事はできませんし、多くの能力のレベルをカンストさせる時間もありません。
人それぞれ個性・キャラクターも違いますし、適性も違います。
今の自分には何の能力・知識・教養・スキルがあり、何が不足しているのか・・・を整理し、不足しているのであればどのようにして補っていくか。
それが自分のスキルポートフォリオを構築するという事です。
まとめ
ちなみにわたくしざき山は、プログラマーよりのWeb系フリーランスとして活躍していますが、プログラミングスキルは突出している訳ではありません。
デザインやマーケティング工程の仕事も行いますが、それらのスキルに関しても、平均以下だと思います。
ただ自分は学生時代から、行動経済学や心理学・歴史・経済学・仏教をはじめ、さまざまな教養系の読書漁りをライフワークとしてきたので、多くの教養を蓄積できており、そのレベルはフリーランスの中では余裕で上位のレベルに達している自負があります。
それ以外にも、長いフリーランス生活で得てきた様々な人生経験を通じて、多くの能力・教養・知恵を獲得しました。
この経験を通じて得られた知見は強力な武器となり、年数を重ねるごとに危うさは少なくなり、安定して、より楽しく仕事ができている実感があります。
それは、じぶんが上辺の小手先スキルではなく、人生を充実させるうえで必要な本質のスキル・教養・知識・能力の獲得に努めてきたからだと確信しています。
ぜひ、みなさんもみなさんのフリーランス人生を盤石のものとするためのスキルポートフォリオを構築してください。