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【社長インタビューVol.1】飲食業界のイメージ・常識を改革する。「お客様を喜ばせること」を真に実現できる組織とは。

インタビュー社員プロフィール

矢野 潤一郎(代表取締役)


Q.「飲食業界を変えたい」という想いを持ったきっかけを教えてください。

私は元々カナダで暮らしていて、17歳で飲食業界に出会いました。

元々「お客様を楽しませたい、喜んでもらたい」という想いがあり、それを実現できたのが飲食だったので、海外を転々としながら修行を重ねていました。その時から「いずれ自分の店を持ちたい」とは考えていましたね。

そんな中、上海で店長としてお店の立ち上げを任された時、今の「飲食業界」を変えたいという想いを持つきっかけとなる出来事があったんです。

現地上海のスタッフ教育のために「飲食の楽しさ」を伝えようと試みた時、その反応の無さに驚きました。その当時は、彼らにとって飲食の職場は、そんなによくない環境と感じていたんです。

国内に帰ってもそれは同じでした。

その想いから起業を決意し、「飲食を心から楽しめる」「社員が夢を持って働ける」そんな会社を作ろうと思ったんです。

Q.強い想いを持っての起業ということですが、会社として大事にされている価値観・理念はありますか?

元々「人のために何かをしたい」という想いは自分自身の価値観として強く持っていて、それを飲食での修行を通して様々なことに気づかされ、会社の価値観・理念として肉付けされていった形ですね。

修行を重ねていく中で上司や店長などの「周りの人のおかげ」で成長できた経験であったり、元を辿ればその機会を提供してくれた両親への「感謝の気持ち」だったり。

その他「人としての礼儀・モラル」や「笑顔」など飲食での修行を通して様々なことの大切さを改めて学んです。

こういう基本的なことを誰よりも大事にすることを僕個人としても、会社全体としても大事にしていますね。

Q.型無という会社は理念経営に力を入れているそうですが、その理由を教えてください。

元々「飲食業界のイメージを変えたい」という想いを持って起業しましたが、「自分一人の力じゃそれは実現できない」と気づいたんです。

自分と同じ感覚の人間を増やして、それぞれがこの想いを持って仕事に取り組み、それが伝播して初めて業界全体を変えれるんじゃないかと。

だからこそ僕は「理念経営」を掲げ、人材教育を徹底して行うことで社員に対して徹底的に理念や価値観を伝えるようにしています。

その結果社員同士も同じ価値観をもって働くことができ、結果としておもてなしのレベルも他社に比べて高い水準を実現できています。

Q.「理念の浸透」は一般的に難しいとされていますが、その実現のために行っている取り組みはありますか?

まず毎日朝の20−30分の時間を使って、理念の共有やディスカッションについての時間をとっています。それ以外では「社員同士のコミュニケーション量を増やす」ということを意識していますね。

同じ価値観を持った社員同士が積極的に関わることで、お互いの理念・価値観が共有できたり、相手から様々なことを学べたり。

なので国内店舗については全店舗で揃って昼の休憩時間を過ごしたり、社員旅行を兼ねた合宿などを通してコミュニケーションの機会を増やしています。

その結果社員全体の中での風通しもよく、アットホームな職場も実現できています。

また全社員の評価基準でもある「成長プログラム」も実施しています。スキル面はもちろん、理念の理解・体現を含めた評価項目を設定し、1ヶ月に1回振り返りと上司からのフィードバックの機会を設けています。

この月1回の取り組みを通して、「自分が今どれだけ理念を体現できているのか」「次にどうすればいいのか」ということが把握でき、理念の浸透に繋がっています。

Q.国内店舗を川崎区内に限定されているのは何か理由があるんでしょうか。

国内店舗を川崎市、ひいては川崎区内に限定しているのも理念浸透と関連しているんです。

理念浸透のために必要なことは「僕自身が社員のみんなに理念を伝える機会を増やすこと」「社員同士のコミュニケーションを増やすこと」の2つです。

それを真に実現しようと考えると、様々な地域に出店するよりも一箇所に拠点を集中する方がいいという判断になりました。今後も川崎区以外に出店することは考えていませんね。

また、今、川崎区内に集中出店しているからこそ可能な「店長不在の組織作り」にトライしています。


「店長不在」というのは珍しいモデルですね。

飲食業界の負のイメージの一つとして、「『店長』という役職の業務の負荷が重すぎる」ということがあるんじゃないかと思っています。

本来「お客様のことを一番に考えるべき」店長の仕事って、その多くは「在庫管理」や「売上管理」などお客様に目が向いていない業務なんです。

結局そういった業務が大部分を占めてしまって、「お客様のことを考えられない」=「飲食を心から楽しめない」という店長の方が多いんだと思います。

だから僕らはいわゆるこの「店長業務」を本社機能が吸収することによって、現場には店長を作らず、社員全員がお客様のことを一番に考えて仕事ができる環境へ、と変えていこうと考えています。

この働き方を通して「飲食の楽しさ」をダイレクトに社員に伝えて、社員全員が主体的に働けるようになって欲しいと思っています。

本社と各店舗の距離も徒歩圏内なので、管理も行き届きやすいですしね。

今後についてはさらに各店舗をまとめた「ホールのリーダー」や「キッチンのリーダー」などのポジションを作ってサービスのレベルを更に向上させられたらいいですね。

Q.社員さんへの想いを教えてください。

「型無の理念を体現した上で、それぞれが目指す次のステップに進んでいって欲しい」という想いが一番強いですね。

それが「現場での業務を極めたい」でも「会社の経営幹部になりたい」でも「自分で独立したい」でも何でもいいんです。独立したいと言われればそれに対して全力のサポートをしますし、自分の会社に無理に残って欲しいとも言いません。

先ほども言ったように型無の理念を体現した人が自分で店を持ち、ある意味で第二・第三の型無と広がっていき、飲食業界全体を変えていけたらいいですね。

Q.最後に求職者へのメッセージを教えてください。

みなさんに対しての想いは一つだけで、「飲食を心から楽しんで欲しい」ということです。

型無にはそれを実現できる環境が揃っています。

大企業や他の店舗では会社のルールや制約があって「自分の本当にやりたいことを実現できていない」という人が多いと思うんです。

型無では「お客様に喜んでもらう」ということが実現できれば、その表現の仕方は自由です。だからこそ社員全員が自ら考え実践し、飲食を心から楽しんでいます。

「今の環境を変えたい」という人も、「飲食に新しく挑戦したい」という人もぜひうちに来てください。みなさんが型無の仲間になってくれることを心待ちにしています。

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