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『全員がいい人』マインドフルチームMELONのこれから | CEOインタビュー後編

さて、前編では橋本さんがMELONを起業するまでに辿ってきた道を振り返りました。後編となる今回はMELONとマインドフルネスの未来、そしてMELONメンバーに対する想いをお伺いしたいと思います!

事前解説「マインドフルネスって何?」

マインドフルネスとは、瞑想を通して行う脳と心の休息法です。仏教の瞑想などの修行法を起源としつつも、宗教色を排除したツールとして、マサチューセッツ大学医学部教授「ジョン・カバット-ジン博士」が1979年に一般向けのプログラムを開発しました。短期的・長期的なストレス軽減効果に加え、集中力や共感力の向上などに効果があることが脳科学、心理学などの分野の研究により明らかになっています。

日本は「マインドフルネス後進国」普及の糸口はどこにある?

(インタビューに答えるMELON CEOの橋本さん)

—--欧米をはじめとした諸外国ではマインドフルネスが日常に根付きつつあります。日本ではまだ知名度が低いと思うのですが、この「普及の差」はどこにあるのでしょうか?

これは結構色んなところで聞かれるんですよね…「絶対こうだ」とかはないんですけれども、宗教的な問題が大きいかなと思います。日本だと瞑想とか仏教は、あるにはあるけれども遠い存在じゃないですか。宗教的なものに対して苦手意識を持っている人が多いと思うんですよね。

だけど例えばアメリカだと、キリスト教を信じる人は多いし、他の宗教もあります。だから多様性に対してオープンというか、変に苦手意識はないと思います。彼らは1960〜70年代に、物質主義的な価値観に違和感を持ち始め、アジアのスピリチュアルな世界に興味を持っていきました。その中で仏教や瞑想に真面目に取り組んだ人たちが研究者になって、マインドフルネスを引っ張っていったんだと思います。

逆に、日本では本気でそういうものに向かい合おうとする人が減ってきたんですよね。その部分の意識の差はある気がしますね。

—--自分が辛い思いをしていても、その解決策としてマインドフルネスを選ぶ人は少ないと思います。どのようにマインドフルネスを知ってもらえれば良いのでしょうか?

これは僕たちが教育の領域に行きたいということにもつながってくるのですが、マインドフルネスはただの知識とスキルなんです。体育で前転をするとか、算数ができるとか、漢字を覚えるとかと同じなんですよね。誰でも覚えられるし、誰でも体感できるからこそ、それを社会制度の中に実装していくことということを重要視しています。他には、企業の中や病院の中にも実装していきたいですし、いろんな場所にマインドフルネスを知るインフラを作っていきたいですね。

アプリ化の噂も!MELONが歩む道のりやいかに

(橋本さん(右)と共にMelonの事業を引っ張ってきたCOOの大串さん(左))

—--これからのMELONについてお伺いしたいです。サロンと、オンライン以外での普及はどのように考えていらっしゃいますか?

いま出ていないところですと、法人の研修、医療福祉、教育分野ですね。教育分野は先ほどもお話した通り、インフラ作りという面でも力を入れていきたいと思っています。

—--もうじきMELONオンラインのアプリがリリースされますね。開発までの経緯やこだわりを教えて頂けますか?

元々アプリのリリースは考えていなかったです。初期の頃はメールでzoomのURLを送るだけだったのですが、それはさすがに不便だったのでシステム化しようという話になりました。その時点でアプリ化が構想に入りましたね。

〜こだわりを聞き忘れてしまった執筆者の追記〜

マインドフルネスは筋トレと同じようなものであるため、継続が大切です。でも急に瞑想を習慣化するのは難易度が高いですよね。今回リリースするアプリは、リアルタイムでのクラス配信を始めとし、マインドフルネスの継続がより簡単になる機能が搭載されています。リリースをお楽しみに!

「いまを幸せに生きる」MELONメンバーに求められるスキルファクターとは

(インタビューを行う伊東さん(左)と答える橋本さん(右))

—--MELONがここまで歩んでこられたのも、メンバーの力があってこそだと思います。実際に橋本さんが考える「MELONの良いところ」はどこにあるのでしょうか?

全員いい人なところですね。そういう採用のポリシーがあるので(笑) 能力やスキルが高いというのは勿論大事ですが、人間性とかの優先度のほうが高いんですよね。

「少し難があるけど能力がとても高い」という人が活きる組織はもちろんありますけど、私たちは「マインドフルな生き方・組織」を体現しないといけないんです。だから人間性や想いを重要なスキルファクターとして見ているんですよね。

想いというのは「こういう世界を作りたい」というビジョンを共有できることです。ここは、あったほうが良いじゃなくてMUSTですね。

—--MELONのメンバーにはどのように生きてほしいですか?

皆さんマインドフルネスに対しての共感があるので、そういう意味では「いま」を生きていると思います。マインドフルネスを提供する側の会社として、「いまを幸せに生きること」を体現しないといけないとは思いますね。一緒に働いている人がハッピーに仕事できていなかったら、それを他所様に伝えていく権利はないので。

「うまくコミュニケーションが取れて、心理的な安全性が高くて、やる気に溢れていて、ミッションに向かってお互い助け合える」みたいな理想的な組織を一緒に作っていくというところが大切だと思っています。

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前後編に渡ってMELON代表の橋本さんにお話を伺って参りましたが、皆さんの中の「MELON像」に何か変化はありましたでしょうか?もっとMELONを知りたいと感じた方は、他の記事も是非チェックしてみて下さいね!

最後に、今回インタビューに快く応じて下さった橋本さん、本当にありがとうございました!

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