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すべてのストーリー

マネージャーになっても、現場を離れない ― KCが目指す「デリバリー中心主義」

はじめにこれまでの2本のストーリーで、KCという社名が"Keep Close"に由来していること、そしてその思想を体現するビジネスモデルとして「一業種一社制」を選んでいることをお話ししてきました。今回は、その一業種一社制を、コンサルタント個人のキャリアの中でどう成立させていきたいか――KCが目指している「デリバリー中心主義」という考え方についてお話しします。一般的なファームのキャリアパスコンサルティングファームでは、マネージャー、シニアマネージャーとポジションが上がるにつれて、個人に課される売上KPIも大きくなっていくのが一般的です。このKPIを達成しようとすると、選択肢は基本的に二つし...

何を得て、何を手放すのか

前回、次のキャリアを考えるときに、年収や役職だけではなく、**「この環境で3年働いたとき、今の自分にはない何が身についているか」**を考えたと書きました。その基準で比較したのが、別のコンサルファーム、事業会社、独立の3つです。最初に整理したのは、それぞれの選択肢で何が得られ、何を手放すことになるのかでした。別のコンサルファームであれば、これまで培った経験をそのまま活かしながら、より大きな案件や新しい業界、役職に挑戦できます。これまでのキャリアとの連続性が高く、最も分かりやすい選択肢です。一方で、働き方そのものが大きく変わらなければ、プロジェクトが終わるたびに顧客との関係がいったん区切られ...

なぜKCは「一業種一社」にこだわるのか ― 深さで信頼をつくる

はじめに前回のストーリーで、KCという社名が"Keep Close"に由来していて、クライアントのそばに居続けることを事業のかたちにしたい、という話をしました。その思想を、実際のビジネスモデルとしてどう形にしているか。今回はその核となる「一業種一社制」についてお話しします。一業種一社制とはKCでは、一つの業種に対して、深く関わるクライアントは基本的に一社に限定しています。複数のクライアントを薄く広く担当するのではなく、一社に対して複数年単位で深く入り込み、その企業の事業構造や組織、キーマンの考え方までを理解した上で伴走する。これが「一業種一社制」です。コンサルティングファームの一般的な成...

何を積み上げる/積み上げたいのか

次のキャリアを考えるとき、まず気になるのは年収や役職、会社名だと思います。私も最初は、求人を見ながら「自分の市場価値はどれくらいなのか」を確認しました。そのうえで整理したのが、「これまで何が身につき、今後3〜5年で何を新たに積み上げたいのか」です。大手コンサルで働く中では、初めて関わる企業でも短期間で事業や組織を理解し、課題を整理、経営と現場の間で合意形成を進める力が身につきます。さまざまな業界や企業を経験できることも、コンサルという仕事の大きな特徴です。一方で、プロジェクトには必ず終わりがあります。半年かけて会社の事情や意思決定の特徴が分かってきても、契約が終われば次の企業へアサインさ...

クライアントの"すぐそば"であり続けたい ― KC株式会社、創業の理由

はじめに「気づけば、また同じクライアントと仕事をしている」コンサルタントとして10年以上働いてきた中で、何度もそう感じてきました。一つのプロジェクトが終わっても、また次の案件で声がかかる。気づけば、その企業に何年も伴走している。2026年2月、私はKC株式会社を設立しました。まだ社員は数名の小さな会社です。今日は、その創業の理由についてお話しさせてください。9業種以上を渡り歩いて見えてきたもの私のキャリアは、Web制作会社のディレクターから始まりました。その後、日立コンサルティングで約7年、自動車メーカーや自治体、製造業など幅広い業界の経営・業務・IT課題に向き合い、日立製作所では台湾の...

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