今回は、ホテル業界で接客の基礎を学び、大手文具メーカー、展示会主催会社など、さまざまな現場を経験してきたゆきさんへのインタビューをお届けします。人前に立つ仕事に憧れて飛び込んだイベント業界で、彼女が見つけたのは「裏側を支えること」の面白さでした。
現在は、クライアントと出版社をつなぐ調整役として、広告タイアップやイベント運営を支えながら、「隣にいるとうまくいく」というmindlinxの価値観を体現する存在に。少人数体制となった今だからこそ感じている葛藤や覚悟、そして“誰かを支える仕事”への想いについて伺いました。
Q1: mindlinxにジョインされた経緯を教えてください
短大を卒業して、最初はホテルの料飲部門に就職しました。そこで3年間、接客の最前線でホスピタリティの基礎を叩き込まれました。お客様の様子から「次は何が必要か」を察して動く、いわゆる空気を読む力や先回りする感覚は、この時に身についたものです。
ただ、当時からイベントに携わりたいという思いが強く、「やっぱり一度は憧れていた世界へ挑戦してみたい」と、イベント会社への転職を決めました。
当時は「自分は人前に出てバリバリ動く方が得意だ」と思っていたのですが、事務局運営や庶務など、舞台裏を支える業務を経験する中で、実際は膨大な事務作業や調整ごとが仕事の核であることを知りました。
その後、結婚などのライフステージの変化に合わせて、大手文具メーカーでの事務や、展示会主催会社での人事・総務などを経験しました。色々な仕事を経験していくなかで、『ゆきさんの資料は分かりやすい』とか『調整がスムーズで助かる』と言ってもらえる機会が増えて、自分でも気づかなかった得意分野を、周りに教えてもらったような感覚でした。
人前に出るよりも、書類を整えたり、関係各所との細かい調整をしたりすること。それが自分も得意だし、何より周りからすごく喜んでもらえる。事務作業は私にとって、ホテル時代と同じ「おもてなし」の延長線にあるもの。そう確信したことが、今の私のベースになっています。
フリーランスの事務として独立後は、以前からお付き合いのあった出版社様の案件を中心に担当していましたが、次第に事務業務の枠を超え、イベント運営そのものに関するご相談までお任せいただけるようになっていきました。
その中で、外部パートナーとしてmindlinxに関わる機会も増え、代表の仕事への向き合い方や、プロジェクトを前に進める姿勢を間近で見る中で、「この人の近くで仕事をすれば、自分自身ももっと成長できる」と感じるようになりました。
同時期に、ご依頼いただける案件規模も徐々に大きくなり、一人で抱えるには限界を感じる場面も増えてきました。だからこそ、個人としてではなく、体制づくりや組織運営まで含めて、より大きな価値を生み出せる環境に身を置きたいと思い、mindlinxへの合流を決めました。
Q2: 今はどんな仕事をされていますか?
メインは、広告出稿を希望されるクライアントと出版社の「つなぎ役」としての業務です。単に右から左へ情報を流すのではなく、クライアントが本当に求めていることは何かを丁寧にヒアリングし、出版社側ができることを「押し売り」にならない絶妙なタイミングで提案するよう心がけています。
連絡のレスポンスの速さはもちろん、終わった後のフォローも欠かせません。ホテル時代に培った「相手の意図を汲み取る」という感覚をフル活用して、双方にとってストレスのない、スムーズな進行を目指しています。
また、イベント出展を希望されるクライアントのサポートも大切にしている仕事の一つです。出展が決まって終わり、ではなく、事前の準備から当日のご挨拶、終わった後の改善点のヒアリングまで、細かくコミュニケーションを取るようにしています。その積み重ねのおかげか、最近ではイベント以外のちょっとした相談事も寄せていただけるような関係を築けているのが嬉しいですね。
営業資料を作る際は、依頼主の意図を汲み取った上で、デザインも含めて「より見やすく、伝わりやすいもの」にブラッシュアップすることを意識しています。日々、他社の資料などを見て研究するのも欠かせません。
イベント当日は、時に現場のサポートに回ることもあります。実は、アウトドアイベントの搬入などで車を運転するために、ペーパードライバー講習を受け直して都内の運転をマスターしたんです(笑)。今は余裕を持って運転できるようになりました。現場では、スタッフみんなが少しでも動きやすくなるような立ち回りを意識しています。
―これまでの業務の中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
実は私、大のパンダ好きなんです。それを周囲に公言していたら、ある自治体の方からパンダ関連イベントのご相談をいただきました。
企画の段階から深く関わらせてもらい、グッズ制作から当日のトータル運営まで、一気通貫で担当することができました。「好き」という気持ちがきっかけで仕事が生まれ、形になった瞬間は本当に感動しましたね。あらためて「好きなことは口に出して伝えていくべきなんだな」と実感した、思い出深いプロジェクトです。
Q3:一緒に働く中で感じる、代表の仕事観とは?
代表は、第一印象では「厳しそう」「真面目すぎて話しかけづらそう」と思われることが多いんです。実際、仕事に対するプロ意識は非常に高く、アウトプットの質にも一切妥協しません。中途半端な仕事や、その場しのぎの対応はすぐに見抜かれますし、「より良くするにはどうすべきか」を常に本気で考えている人だと感じます。
ただ、その厳しさは単なるプレッシャーではなく、「人の成長に本気で向き合っているからこそ」だとも思っています。誰よりも仕事に厳しい一方で、社員やメンバーの挑戦を心から応援してくれる人でもあるんです。新しいことに挑戦する機会を与えてくれますし、「もっと成長したい」という気持ちに対して、本気で向き合ってくれる。
代表自身も以前のインタビューで「仲間」への想いを語っていましたが、一度チームの一員だと認めた相手には、とことん向き合い、その人の成長や幸せまで真剣に考えている。その深い愛情や覚悟があるからこそ、厳しい環境の中でも「ここで頑張りたい」と思える安心感があるのだと感じています。
―「隣にいるとうまくいく」は、本当に感じますか?
それは、本当にその通りだと思います!実は私自身も日々の業務の中で常に意識している言葉です。
何かに行き詰まった時、代表に相談すると、バラバラだった「点と点」を鮮やかに繋ぎ合わせて道筋を作ってくれます。論理立てて整理するのが本当に得意な方なので、相談した後はいつも「今何をすべきか」がクリアになる。
そんな姿を間近で見ているからこそ、私自身も誰かにとっての「隣にいるとうまくいく存在」でありたい、と強く思うようになりました。
ただ代表は、決して頭ごなしに「NO」とは言いません。こちらの「やりたい」という気持ちを尊重した上で、どうすれば実現できるかを一緒に考えてくれる。
もちろん、物理的に難しいことはハッキリ「無理」と伝えてくれますが(笑)、その誠実さと突破力があるからこそ、安心して背中を預けられるのかなと感じています。
Q4:変化のタイミングだからこそ、今あらためて感じていることは?
この1年で、長く一緒に働いてきたメンバーがそれぞれ新しいステージへと巣立っていきました。挑戦を応援したい気持ちがある一方で、仲間が減る寂しさを感じたのも正直なところです。
現在は少人数体制だからこそ、一人ひとりがこれまで以上に役割を担いながら、チームを支えています。大変さもありますが、その分、これからのチームを一緒につくっていけるフェーズでもあると感じています。
それでも私がmindlinxにいる理由はやっぱり、mindlinxの「仕事への関わり方」に深く共感しているからだと思います。ただ事務をこなす、ただイベントを作るのではなく、相手の期待を超えて「隣にいるとうまくいく」存在を目指す。その姿勢が好きなんです。
大変な時期ではありますが、だからこそ今、このチームを一緒に育てていきたいと思ってくれる新しい仲間と出会えたら嬉しいです。
Q5: 次の仲間に伝えたいこと
私は、mindlinxを「頑張る人を本気で応援してくれる職場」だと思っています。
熱量を持って挑戦する人に対しては、代表を含め、チーム全員で「どうしたらその人がもっと力を発揮できるか」を本気で考える文化があります。
このチームで大切にしているのは、個人プレーではなく、「チームとしてどう動くのがベストか」を自然に考えられること。
だからこそ、自分の役割に責任を持ちながらも、周囲を見て動ける人や、「もっと良くするには?」を自分から相談・提案できる人は、すごく活躍できる環境だと思います。
もちろん、受け身で「言われたことだけをやる」スタイルだと少し物足りないかもしれませんし、逆に、自分のやりたいことだけを優先してしまうと、少人数チームではうまく噛み合わない場面もあります。
その一方で、「人と一緒に何かをつくるのが好き」「相手に喜ばれる仕事をしたい」「チームで成果を出すことにやりがいを感じる」という方にとっては、今のmindlinxはとても面白いフェーズだと思います。
正直、今は少人数だからこその大変さもあります。ですがその分、「これからのチームを一緒につくっていく」という実感を持ちながら働けるタイミングでもあります。
「人が好き」で、「人から信頼される仕事を、自分の手で形にしていきたい」。
そんな想いを持った方と、これから一緒に働けるのを楽しみにしています。