MD(商品企画)チームは、販売商品の選定から企画・開発、発売までを一貫して担い、MUSUBI KILNの世界観と価値観を具現化するEC事業の中核を担っています。今回のインタビューでは、和食器メーカーで経験を積んだ後にMusubi Labへ加わった白田愛が、チームでの取り組みを語ります。
MDチームがどのように商品を企画し、お客様へ届けているのか。日々の業務や大切にしている考え方、そして仕事のやりがいについて聞きました。
これまでのキャリアについて、教えてください
和食器のメーカーに新卒から勤め、育児をしながら20年ほど勤務していましたが、退職後、Musubi Labに入社しました。入社時は、撮影のアシスタントから始まりましたが、現在は前職の経験を活かし、新規窯元・作家開拓・商品選定・商品企画担当をしています。
MDチームについての役割について、どう捉えていますか?
MDチームは、商品ラインナップそのものを通じてMUSUBI KILNの世界観を形づくり、作り手や社内の各部署と連携しながら、継続して愛される商品が生まれる起点の役割を担っています。
売れる商品を作るということは、単にデザインが良く適切な価格であること、などの表面的な部分だけではありません。作り手と協業し、意見をかわしながら、継続性のある商品づくりに取り組む必要があります。産地が抱える課題や背景にも目を向け、自分たちがどのような価値を提供できるのかを考え続けています。
具体的な業務内容を教えてください
具体的な業務内容は、商品選定、オリジナル商品の企画及び開発、発売時期・価格の決定、初回分の発注、発売後の売上評価などが含まれます。事業を展開していくにあたり、産地・メーカー・カテゴリーなど幅広く新規開拓を行っており、全国の様々な工芸品をMUSUBI KILN視点でお客様へご紹介していきます。
窯元や作家の新規開拓の場合は、展示会や産地に足を運んで、直接お話をすることからスタートします。その際はMusubi Labの事業内容や考え方を丁寧にご説明するよう心掛けています。商品の詳細な話や、取引条件などのすり合わせ、またサンプルを購入し、実際に使用したり、社内の意見を聞いたりと、商品に向き合って考えていきます。
その後、撮影用にサンプルを準備し、商品の販売システムへの商品サイズや重量などの入力をしていきます。商品が無事に倉庫に納品されるようなスケジュール管理、発注、記事執筆のための取材同行、お客様から窯元への問い合わせ対応など、窯元への窓口の役割を担っています。
オリジナル商品を開発する場合は、クリエイティブチームと連携し、MUSUBI KILNを体現する商品デザインやパッケージ開発を行います。発売する価格の設定、追加発注数の設定などの数値管理も行います。
また、お客様へ届けるすべてのコンテンツ制作において、商品を熟知しているMDが社内の各チームと連携をとり、より良いものをお届けできるように努めています。
他グループやチームとはどのように連携していますか?
MDチームはあくまでも商品の起点となる存在であり、その先のプロセスでは各チームとの連携が必須です。クリエイティブグループとは商品・パッケージデザイン、エディトリアルグループとは、商品の使い方の説明や取材の設定や同行、オペレーショングループとは、倉庫への円滑な商品納品や発注業務、コンシェルジュチームとはお客様対応などすべての工程で連携が必要です。
チームとして大切にしている考え方は何ですか?
MUSUBI KILNとして販売するにふさわしいかどうかを常に軸にしています。一人よがりな判断にならないよう、商品のクオリティ、ストーリー、価格、継続性、様々な要素を掛け合わせて、俯瞰的に捉えることが大切だと考えています。
メンバーに共通してほしいスタンスは?
私たちは、商品とお客様の双方に誠実であることを何より大切にしています。
商品を「美しい」と感じる心、その魅力をお客様にきちんと届けたいと思う気持ちを出発点にしながら、なぜこの商品を、この見せ方で、このタイミングで紹介するのかを考え抜くことをMDの仕事だと考えています。
感覚や好みだけで判断するのではなく、背景や文脈、使われるシーンまで想像し、その理由を自分の言葉で説明し、チームやお客様に共有できること。
それが、私たちが共通して持ちたいスタンスです。
どんな人がこのグループまたはチームにフィットしますか?
MDチームの担当業務には、決められた正解がない中で自分たちで考え進めていく企画業務と、期日とルールを守り進めていく定型業務の2種類があります。
企画業務では、日々アンテナを張りながら工芸品について学び、専門性とお客様視点、その両方のバランスを取りながら、「なぜ今この商品をつくるのか」「どうすればMUSUBI KILNらしい形になるのか」を考えています。
定型業務では、商品の測定、マスタの登録、商品ページの必要項目入力など、正確性が求められます。一つひとつの作業に丁寧に向き合うこと、それは商品とお客様に誠実であろうとする姿勢の表れです。そしてそうした業務についても、効率性や正確性の観点から見直し、より良いやり方へブラッシュアップしていくこともあります。
どんな業務でも、問いを立て、試行錯誤しながら前に進むことが好きな方であれば、大きなやりがいを感じていただけると思います。
逆に、こういう人には合わないかもしれない、という点はありますか?
成長し続ける会社であること、市場動向も変化すること、また社内外様々な方との折衝が必要であることから、変化に柔軟に対応することが苦手な方には大変に感じることが多いと思います。商品発売までには様々な障害があり、思った通りに進まないことの方が多いです。新しい課題にもその中で最適な判断を自分なりに考えることが求められます。
今後1〜2年で、どんなグループまたはチームになっていたいですか?
MUSUBI KILNを体現するオリジナル商品を窯元とともに企画・開発し、継続的に増やしていきたいと考えています。それは陶磁器だけでなく、日本各地の様々な素材や技法を用いた工芸品まで広がります。多様なラインナップに強い人員体制とそれに伴う生産管理・品質管理などをチームで行える体制に整えていきたいと思っています。
最後まで読んでくださった方に、一言。
お客様に日本の工芸の美を届けたいという情熱が、販売実績や、カスタマーレビューとして形になるときにやりがいを感じます。そのフィードバックを窯元さんにお伝えし、喜びの声を頂く時も同じようなやりがいを感じています。工芸品を好きな仲間と楽しく話をしたり、自分の興味から仕事のヒントに繋がることも多いです。
工芸品へのアンテナと言っても、各々の個性や視点があり、それらを大切に、一緒に成長していく風土です。私たちと新しいものを生み出していきたいと思ってくださる方のご応募をお待ちしています。
日本の伝統工芸の魅力を世界へ届ける――その思いを胸に、MDチームは日々挑戦を続けています。展示会での何気ない気づきや、注目の窯元についての情報が社内に自然と行き交い、対話の中から次の企画が生まれます。商品選定・企画立案から価格調整、発注、発売後の反応分析まで、一つひとつの工程に丁寧に向き合い、最適な商品体験を形にする。その細やかな工夫と挑戦の積み重ねこそが、MUSUBI KILNの世界観を支えています。
組織は今、さらに大きく羽ばたくフェーズへ。新しい価値を共に創造してくださる仲間を、チーム一同心よりお待ちしています。