こんにちは、採用担当の叶田です。流通小売×ITの分野で20年以上歩んできたオープンリソースでは、老若男女問わず多種多様な社員が活躍しています。今回は入社17年目、Redx事業の屋台骨・笠井へ話を聞いてきました!
笠井亮
日本大学理工学部海洋建築工学科卒業。2007年、新卒で入社。当社初の自社ソリューション「Redx」のサービス開発において事業部長を務める。学生時代からサッカー、バスケ、ダンス、マリンスポーツなど興味を持ったことには何でも取り組む、好奇心旺盛なアクティブ派!
学生にも真摯に向き合う姿勢に惹かれて
ー2007年、新卒で入社した笠井。まずは17年前に遡って、就職活動や入社の経緯を教えてください。
学生時代の友人との関わりやアルバイト経験を通して、人前で話すことやモノの魅力を伝えて販売することが得意だと感じていたので、就職活動でも迷わず営業職を志望しました。
ですがオープンリソースの採用面接では、「入社1年目で営業職に就くことは出来ない」と言われてしまったことを今でも覚えています。「エンジニアの仕事を知らないと営業は出来ないので、最低でも5年はエンジニア経験が必要だ」と。
この言葉を聞いて、逆に私は入社を決めました。就職活動をする中で耳触りの良いことばかりを話す企業には沢山出会いましたが、こんな風に学生の自分に対しても誠実に向き合ってくれた企業は、オープンリソースだけだったんです。
こんな人がいる環境で働きたいと思い入社を決意したので、決め手は「人」ですね。
ー人に惹かれて入社したんですね。その点で、入社後のギャップはありましたか?
いえ、あのときの自分の判断は間違っていなかったと今でも思います。というのも、入社後も周りの方々のおかげで良い経験を積ませてもらったからこそ、今の自分があると思っているからです。
私は新入社員のころから「いつか営業職に就きたい」と周囲に話していたんです。そんな私を見て、当時の上司は、システム開発の要件定義から関わる機会や役員との面会など、成長できる環境を作ってくれました。
今思うと入社当初の私は、根拠のない自信こそあれど、粗削りで無鉄砲な社員だったと思います。ですがそれでも私の成長を願い、信じて任せてくれた上司がいたからこそ、今の自分があります。
現在は事業部長という立場で、より多くの社員と関わっていますが、オープンリソースは「お客様のために良いものを作りたい」「力になりたい」と本気で思っている人が集まっている会社だと思います。当社はミッションに「どこにもないふつう」を掲げていますが、こんなメンバーが集まっているからこそミッションを実現できるのだと、つくづく感じています。
トライ&エラーの日々を経て培われた、お客様との絆
ーちなみに、その後念願の営業職には就けたのでしょうか?
入社3年目で、当時新設されたばかりのマーケティング推進部へ異動したのですが、その一環で新規顧客に向けた提案活動もしていました。ただし営業一本の仕事ではなく、社内のHP刷新や名刺制作などマーケティングに関することは何でもやっていましたし、受注した案件のプロジェクトにエンジニアとしてアサインされることもありました。
その後、念願の営業部に移ったのは入社5年目のことです。当時は今ほどOJTの環境も整っていなかったので、先輩から手取り足取り教わるのではなく、とにかく本を読み漁り、そこで得た知識をもとにやってみる、の繰り返しでした。
駆け出しの営業マンだったので、お客様からアドバイスをいただくことも多々ありましが、本で読んだ知識のみで動いていた私にとって、そういった生の声を聴かせてもらえる機会は大変貴重でした。私の営業スキルを成長させてくれたのは、まぎれもなくお客様だと思っています。
印象に残っているのは、取引先のA社でオープンリソースが「ベストパートナー賞」に選ばれたこと。A社において、システム開発の企業がこの賞を受賞するのは初めての事例だったそうです。
営業として右も左も分からない中で手探りで進んできましたが、自分のやってきたことが間違いでなかった、きちんとお客様の力になれていたんだ、ということを実感できた、思い出深いエピソードです。
今より豊かで、快適な未来の実現を目指して
ー現在は、当社初となる自社サービス「Redx」を担当している笠井。具体的にはどんなことをしているのでしょう?
Redxには、事業の立ち上げの段階から携わっています。初めて自社のサービスを作って販売していくということで、まずはビジネスの全体像を固めていくところからスタートしました。
例えば利用契約書を作るにしても、誰に売るのか、価格はどうするか、どういった会社とアライアンスを組んでいくのか、このサービスはどこまで広がるのか。そんな風にRedxというビジネスの在り方を定義付けることから始まり、今はようやくそれが形になったところです。
そして現在は、Redxビジネスにおける、多岐にわたる業務を標準化することが私のミッションです。
例えばハードウェアを提供する場合に、どの筐体を、どの会社から、いくらで調達するのがよいのか。それらを定義したものを一覧化して提供できるよう整えたりなど、いかに品質とコストを両立しながら、安定性・再現性のあるビジネスモデルとして落とし込むか、それが私たちが取り組んでいる「標準化」です。
極論を言えば今日入社したばかりの新入社員であっても既存社員と同じ水準で正確な業務が出来るのが理想。そのために、1つ1つ定義づけて仕組み作りをしています。
ーRedxが目指している未来とはどんなものでしょう。
「Redx」の名前の通り、流通小売業界のDX化を推進することです。
経済産業省が2020年に公表した「DXレポート2」で、調査対象企業の95%がDXに未着手か取り組み始めたばかりという実態が明らかになったんです。
要因は様々あるのですが、その1つがベンダーロックインと呼ばれるもの。この業界ではもともと個社ごとにオリジナルのシステムを作るのが主流だったのですが、この場合ベンダー(システムの配給元)の力が強くて、システムの改修のたびに莫大なコストがかかっていたんです。その結果、DX化への投資ができずにどんどん遅れをとってしまう。
RedxでDX化が進めばお客様の業績アップにも貢献できますし、更に言うと、流通小売業界のDX化が進むことで、消費者は場所や時間にとらわれずに快適に買い物ができるようになります。そうすれば、世の中ももっと豊かになっていきますよね。最終的にはそんな未来を目指しています。
入社から17年、現在進行形で挑戦し続ける日々
ー笠井個人として目指しているビジョンはありますか?
私個人としては、Redxに付随する新しいサービスを創り、それを「どこにもないふつう」として世の中へ届ける、ということをやっていきたいですね。
Redxと相性のいいサービスって沢山あるんです。例を挙げると、Redxオリジナルの什器の開発だとか、AIを活用した販売予測システムの導入だとか。そういった付随するサービスで商品の魅力を高め、Redxをより洗練されたサービスにしていくことが、今の私のビジョンです。
エンジニア→マーケティング→営業→事業企画と4職種を経験してきて、「サービス開発」という今のポジションは私にとっても新たなチャレンジ。今年で39歳になりますが、新入社員の頃と変わらず、まだまだ挑戦できる環境に身を置けることが嬉しいですし、毎日いい刺激をもらっています。
ー最後に、選考志望者にメッセージをお願いいたします。
新卒で入社して、早いもので17年間が経ちましたが、当社は今が一番の転換期だと感じています。これまでは受託開発やSESで成り立ってきた会社が自社ソリューションを持つという、ビジネスの大きな変革を迎えています。
これまでは少数精鋭の体制でしたが、新たな挑戦をするためにはやはり仲間が必要です。これを読んでくださった方で、何か少しでも心に残るものがあれば、是非一緒に働けると嬉しいですね。
その名を知らぬ者はいないというくらいに、社内でも圧倒的な人望を誇る笠井。その魅力は朗らかで親しみやすい人柄だけでなく、真っすぐに人や仕事に向き合う姿勢なのではないでしょうか。採用担当者の「誠実さ」に惹かれた入社を決めたと話していたが、笠井自身が誰よりも誠実に人と向き合っていることを感じさせられたインタビューでした。
笠井のように、真摯にビジネスと向き合い世の中に本気で良いものを届けたいという想いがある方は、ぜひ「話を聞きに行きたい」ボタンからご応募お待ちしています!
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