【社長インタビュー #5】何のために開発をするのか？KURO HOLDINGSのエンジニア・ディレクターが生み出す技術力以上の価値

こんにちは！KURO HOLDINGSの採用担当です。

今回の社長インタビューは、マーケティングソリューション事業部の中で開発領域を担う「ディベロップメントユニット」をピックアップします。

代表取締役をつとめる永山さんに、組織の中での役割や大切にしている価値観などについて聞いてみました！

目指すは「事業成長を加速させるための開発」

ー まずはディベロップメントユニットについて教えてください！

KURO HOLDINGSのディベロップメントユニット（以下、Devユニット）は、事業成長を支えるプロダクト開発を担う、弊社の中核的なシステム開発に関わるチームです。

一般的な企業での制作部門とは立ち位置が異なり、役割はクライアントの事業課題と、未来の市場構造を踏まえた上で、システム・UI/UX・運用まで総合的に設計することです。

単に機能を作るのではなく、事業の持続的成長を生み出す「仕組み」をつくることを目指しています。そのため、プロジェクトの起点に近い位置で会話を重ね、課題定義→要件設計→UX設計→開発→改善運用……最後まで一貫して向き合います。

単なる技術提供ではなく、設計の伴走者である

ー なぜマーケティング会社なのにシステム開発を内製しているのですか？

私たちが内製にこだわる理由は、「事業の本質を理解したうえでつくる開発」こそが、最も価値を生むと確信しているからです。これは、文字通りディレクションをするのではなく、マーケティングとディレクションの掛け合わせを行っていると言えます。

一般的な受託開発は、建築でいえば完成された設計図を受け取り、住宅を建てる仕事に近いと思います。これは美しく、技術的にも高度な仕事ですが、KURO HOLDINGSに依頼が来るプロジェクトの多くは「そもそもどんな街をつくるべきか」から一緒に議論するような領域です。

ー 具体的には、どのような段階からプロジェクトに参画するのでしょうか。

• 事業の未来像
• 顧客体験のあるべき姿
• 中長期の価値形成
• システム・オペレーション・人の動きの整合性

こうした領域をクライアントと共に構築するため、設計図から共創する共同事業に近いスタイルが求められます。そのため、プロダクト開発者もUX設計者もディレクターも、最上流から関わる必要があり、大前提としてマーケティング視点を有していないとこれらを有機的に運用できないからこそ、内製でなければ成り立たないわけです。

テクノロジーから経済的価値と組織的価値を生み出す

ー Devユニットとして大切にしている価値観を教えてください！

「事業の本質を理解したうえでつくる開発」を実現するために、次の3つの価値観を大切にしています。

（１）UXセントリックな設計思想（ユーザーの行動・感情を中心に置く）

KURO HOLDINGSでは、すべての制作判断にUXが通っています。何が作れるかではなく、ユーザーにどんな価値体験を届けるかを起点に設計します。

• 課題の本質はどこにあるか
• 使われ続ける導線か
• 感情の流れが自然か
• 書類・業務フロー・データの整合性は美しいか

これらを追求すると、必然的にプロダクトも事業も強くなります。

ECサイトや採用サイト、ライブエンタメ企業のアプリ開発や課金システム、診断コンテンツなど、本当に幅の広い実務経験がこの価値観に生きています（本当に業界業種問わずにたくさんの開発を行ってきました）。

ー 制作会社ではなくマーケティング会社であることが大いに反映されている価値観ですね。2つ目はいかがでしょうか？

（２）多数のステークホルダーとの「正確でクリアな会話」

ディレクターの役割は翻訳者であり、調整者であり、意思決定者。そのため、正確性と透明性のあるコミュニケーションを何より重視しています。

• 仕様を曖昧にしない
• 言葉の定義を揃える
• 課題・目的・制約条件を明確にする
• 認識ズレを放置しない

正確性はプロダクトの質だけでなく、人間関係の信頼も作ります。

ー 確かに議論しながら進めていく開発スタンスだと、コードを書くより手前のコミュニケーションも非常に大事ですね。最後の価値観も教えてください。

③1+1=3の有機的なチームワーク

Devユニットにはデザイナー、エンジニア、ディレクター、PMなど多様な専門性が集まっています。

KURO HOLDINGSが大切にしているのは、足し算ではなく掛け算で成果が増幅するチームをつくること。

• 役割を越えたアイデアの交換
• 事業視点での議論
• 技術観点×UX観点×経営観点の統合

これらが揃うと、ひとりの力では到達できないアウトプットが生まれます。

もっと考え、もっと行動し、合理性の壁を超える

ー Devユニットのこれからの展望はどのように考えていますか？

KURO HOLDINGS全体が、2025年11月からスタートした第6期に向けて「非連続な成長」に舵を切っています。「非連続成長」とは、コツコツと積み重ねていく「連続成長」ではなく、きっかけや変革によって一気に飛躍した成長をすること。

その中でDevユニットは、「連続成長性」と「非連続成長性」の両軸を担うことに長けている点が強みであり、事業成長の観点から期待されている役割でもあります。

これまで実施してきた受託開発による「連続成長性」は維持しつつ、自社プロダクト開発も予定しており、「非連続的な成長」を叶えるために今後も事業推進スピードを加速させていきます。

人と人が出会ったとき、それぞれの強みを重ねた以上の価値が生まれる

ー 代表から見た、現在のDevユニットの印象を教えてください！

僕から見たこの組織は、「技術好きのエンジニアと顧客体験を中心にするディレクターとの有機的なコミュニケーションが頻発している」という印象です。

そもそも新しい技術が好き

• それらがUXとしてどう生きるのかに時間を割いている
• 多くのステークホルダーと高めあう議論をしている
• 文字通りスクラムを組んでプロジェクトを進めている

一人ひとりの技術は非常に高い組織ですが、実はそれらが1+1=3になるように誘っているのは紛れもなくディレクターです。ディレクターがどう生かすかが組織の飛躍的な成長の鍵を握っていて、その様子が常に伺えます。

ー 実際に、チームの雰囲気はどんな感じですか？

チームの雰囲気は、専門性が高い人たちが、それぞれの視点を尊重しながら議論を進めています。「作るために作る」のではなく、事業の根っこに触れながらつくる開発にワクワクできる人にとって、これほど恵まれた環境はないと思っています。

顧客と共に進化する人になる

ー 今後入社されるDevユニットのメンバーに期待することは何ですか？

ディレクター・エンジニアに共通して求めたいのは、次の3つです。

①UXを中心に、事業の未来まで設計できる人

ただシステムを作るのではなく、ユーザー行動・顧客価値・事業のあり方までを統合して考えられる人。

②課題を言語化し、正確にコミュニケーションできる人

ステークホルダーが多い環境こそ、「伝える」と「伝わる」を重視できる人が強い。

③1+1=3の有機性を信じ、チームで成果を出せる人

役割に閉じず、組織のポテンシャルを高める側に回れる人。

ー 技術力だけではなく、常に想像力・広い視野を持ち、行動に転換できる力が大切だと感じます。

KURO HOLDINGSの開発領域は、単なる制作部門ではありません。マーケティング会社であるからこそ、事業の未来を設計し、顧客体験を作り、人と技術が有機的に重なり合う未来の中枢チームです。

• ユーザーの感情を軸に設計したい
• 事業の本質からプロダクトを作りたい
• 組織の掛け算で成果を生みたい
• 新しいチャレンジにワクワクする

こんな気持ちを少しでも持っているなら、KURO HOLDINGSはきっとあなたに合う場所になります。いま経験やスキルがなくても、学び続ける姿勢があれば挑戦できるチャンスはたくさん転がっています。

少しでも弊社の想いに共感していただける方は、ぜひ一度お話を聞きにきてください！