「同じことを繰り返すのが一番怖い」──。
古いルールやしがらみを捨て去り、自由と実力主義を重んじる小野代表が率いる株式会社マナリンク。同社は、医療クリニックのWEB広告やSNS運用をすべて自社で行うマーケティングカンパニーです。業界トップクラスの実績を誇るプロ集団ですが、意外にもメンバーの多くは広告業界未経験。「変化を楽しめる」「自分の実力を試したい」という思いさえあれば、経歴に関係なく誰でも最前線で挑戦できるフラットな環境を用意しています。
今回は、代表取締役の小野さんにインタビューを実施しました。不動産や建設業といった異なる業界からマーケティングの世界へ飛び込んだ経緯や、独自の「陣取りゲーム」というビジネス観。そして、知的でありながらも遊び心を忘れない小野代表が創り上げた、実力次第で誰もが主役になれる組織カルチャーについて、詳しくお話を伺いました。
小野 照宗 / 代表取締役
大学でマーケティングを学んだ後、新卒で大手総合不動産会社であるスターツ株式会社に入社。その後、家業の建設会社にて専務取締役を務める。独立後、医師の友人と共にクリニック運営を立ち上げ、プロモーション部門のインハウス化を推進。その組織を拡大・分社化する形で、株式会社マナリンクを設立した。現在は医療法人や薬局運営、不動産など複数社の経営を手掛けている。
敷かれたレールの上で感じた、旧態依然とした環境への強烈なフラストレーション
──まずはこれまでのキャリアについて教えてください。新卒で不動産会社に入社されていますが、当時はどのような目標をお持ちだったのでしょうか?
実は、昔から「絶対にこの仕事がしたい」という強い目標があったわけではないんです。小学校の頃から、将来は父が経営する建設会社の跡を継ぐようにと言われて育ちました。そのため、就職活動もあまり真剣に取り組まず、「とりあえず不動産の知識をつけておけばいいだろう」くらいの気持ちで、新卒で総合不動産会社に入社しました。
──そこではどのような業務を経験されたのですか?
最初は船橋や習志野エリアでの賃貸仲介から始まり、その後は豊洲周辺などでタワーマンションの売買仲介を担当しました。営業の成績自体は悪くなく、新卒だけでも約300名が入社する規模の会社で、数百名いる営業メンバーの中で月の仲介実績1位を取ることもあったんです。ただ、そこに「楽しさ」を見出すことはできず、あくまで仕事だからこなしているという感覚が強かったですね。
──その後、予定通りお父様の建設会社へ入社されたのですね。
はい。27歳くらいの時に声がかかり、専務取締役として家業に入りました。従業員20名ほどの地域密着型の会社で、地主さんへの建築営業から、管理物件の空室募集、夏休みの子供向けイベントの企画まで、本当に何でもやっていました。
ですが、そこで実感したのが、私がビジネスに求めていたスピード感や合理性とのギャップでした。例えば、オーナーさんへの明細作成は一つひとつ手作業で丁寧に行われていたものの、私としてはクラウドツールなどを導入してさらに業務の効率化を図りたいと考えていました。また、営業手法に関しても「足で稼ぐ」「飲み歩いて関係を築く」といった人と人との繋がりを重んじるスタイルが中心でした。そうした昔ながらの良さがある一方で、より論理的で新しいアプローチをスピーディーに取り入れたい私には、少し違和感があったんです。
──ご自身の提案が通らない環境に、強いストレスを感じていたと。
そうですね。私は、自社の魅力をきちんと発信して反響を得るような、もっと合理的なアプローチを取り入れたいと考えていました。しかし、会社としてはこれまでの実績を支えてきた営業力を非常に大切にしており、双方が重視するアプローチに違いがあったんです。
決してどちらが間違っているということではありません。ただ、「何か新しいことを始めるのにも時間がかかってしまう環境のままでいると、自分がやりたいことに挑戦できないまま歳をとってしまう」という焦りがありました。もっと自分自身の裁量とスピード感で、新しい仕組みを作ってみたいという思いが強くなり、最終的に起業という道を選ぶことにしました。
未経験からの猛勉強。「インハウス化」がマナリンク誕生の起爆剤に
──そこから、なぜ医療業界での起業という道を選ばれたのでしょうか?
友人が医師だったことが大きなきっかけです。当時、市場が伸びていたAGAクリニックを一緒にやろうという話になり、起業しました。最初は人が足りず、受付業務から現場のマネジメントまで全て自分たちでこなしていましたね。その後、コロナ禍で規制が緩和されたオンライン診療や、睡眠外来、心療内科、皮膚科など、時代の変化に合わせてスピーディーに事業を展開していきました。状況に合わせて臨機応変に戦略を練り、事業を形にしていく過程は非常に面白かったですね。
──そのクリニック運営の中で、現在のマナリンクの基盤となるマーケティング組織が生まれたのですね。
はい。当初、クリニックのプロモーションは外部の広告代理店に依頼していました。しかし、月に1億円ほどの広告費を運用する中で、20〜25%という手数料が非常に重くのしかかってきたんです。加えて、「もっとこうしたい」という現場の要望を伝えても、施策が反映されるまでに時間がかかり、スピード感に不満を感じていました。それなら、自社で運用できる「インハウス」の体制を作ってしまおうと考えたのです。
──とはいえ、未経験からインハウス化を実現するのは大変だったのではないでしょうか?
インハウス運用を教えてくれる専門のコンサルタントに業務委託で入ってもらい、週2回のオンライン授業を受けながら、一からマーケティングを猛勉強しました。もちろん大変な面はありましたが、それ以上にインハウスだからこそ得られる「面白さ」が勝っていましたね。自分たちが考えた施策に対して、どのような患者様が実際に来院し、最終的な治療の成果にどう繋がったのか。単なる広告のクリック数といった表面的な数字にとどまらず、ビジネスの最終的な成果までを一貫して見届けられる環境は、非常にやりがいがありました。
そうして自分たちでノウハウを蓄積しながら運用を続けた結果、組織も拡大し、「マーケティング単体でも十分に事業として成り立つ」という確信を得て、マナリンクとして分社化することになりました。
世界最大の「陣取りゲーム」を制す。熱狂を生むマーケティング観
──マナリンクのミッションには「世界最大の陣取りゲームを制する」という言葉があります。この独自の視点はどこから生まれたのでしょうか?
実は私、子供の頃から将棋や麻雀といった戦略系のゲームが大好きなんです。パソコンに入っていたゲームに夢中になり、単に戦略を練って勝つことだけでなく、状況に合わせて柔軟に思考を切り替え、次々と変化する盤面を攻略していく過程そのものを楽しんでいました。ビジネスも同じで、どんな場面でも「どうすればもっと面白くなるか」とワクワクしながら戦略を立てる性格なので、その思考の柔軟性が絶対的な自信に繋がっているのだと思います。
WEB広告の運用も、限られた枠の中で他社とシェアを奪い合う、まさに「陣取りゲーム」だと捉えています。Googleの検索結果やSNSのタイムラインという盤面で、いかに自分たちの陣地を広げ、ユーザーの熱狂を生み出していくか。この感覚をチーム全員で共有し、楽しみながら市場をハックしていくことが、マナリンクとしての最大の面白みです。
──同業他社とは異なる、マナリンクならではの社風やカルチャーについて教えてください。
うちのカルチャーを分かりやすく言うなら、「青い炎」のような組織ですね。フラットで和気あいあいとした自然体なコミュニケーションを大切にしています。実際、メンバーからは「人間関係で悩むことがない」「個性が尊重されていて居心地が良い」といった声もよく聞きます。
その一方で、仕事に対する内に秘めた熱量は非常に高く、結果にしっかりとコミットしています。無駄な縛りや精神論がない分、一人ひとりに大きな裁量があり、「まずはやってみよう」と自発的に行動できるスピード感があります。失敗を恐れずにPDCAを回し続け、数字を伸ばすプロセスをゲームのようにクールに楽しむ。そんな柔軟性と自律性を兼ね備えたカルチャーだと思います。
──未経験者や異業種出身の方も多く活躍されていると伺いました。
ええ、特にアパレルやファッション業界など、全くの異業種からジョブチェンジしてきたメンバーが多く活躍しています。彼らは流行に非常に敏感で、新しい情報をキャッチアップする能力に長けています。医療の専門知識よりも、消費者の気持ちを想像し、世の中のトレンドを的確に捉える洞察力の方が、WEBマーケティングにおいては重要です。業界の常識に縛られていないからこそ、新しいアイデアを次々と生み出してくれるんです。
実は私自身も、昔から最新のガジェットや新しいサービスをすぐに試すタイプで、トレンドにはかなり敏感な方だと思います。ビジネスにおいて「昨日と同じことを繰り返す」ことは停滞を意味します。常に新しいテクノロジーや価値観を取り入れ続けることで、これまでになかった発想が生まれ、それが新たな事業領域へのスピーディーな展開へと直結しています。こうした「まずは変化を面白がってみる」という姿勢が社内に浸透しているからこそ、現場のメンバーも躊躇なく新しい挑戦に踏み出せているのだと思います。
年齢も社歴も関係ない。「自分の実力を試したい」人を待っている
──組織が拡大する中で、これから入社する方にはどのようなチャンスがあるのでしょうか?
年次や社歴といった形式的な指標ではなく、明確な「成果」と「再現性」、そして「組織への波及効果」で評価するのがマナリンクのスタイルです。実際に、業界未経験で入社し、わずか1年半から2年で執行役員やマネージャーへと昇格したメンバーもいます。この圧倒的なスピード成長を可能にしているのは、形骸化したルールを徹底的に排除し、意思決定の権限を現場に委ねているからです。
私が過去に経験した「組織の壁に阻まれて挑戦できない」というボトルネックをなくし、誰もが最短距離で結果にコミットできる体制を敷いています。自ら立てた戦略が、事業のリアルな数字としてダイレクトに返ってくる。その圧倒的な回数のPDCAを回せる環境だからこそ、ここで過ごす1年は、他社での数年分に匹敵する濃密な経験値と市場価値に変わるはずです。
──今後の事業展開や、会社としての目標についてお聞かせください。
現在、年商25億円の規模まで成長しましたが、ここから2〜3年で年商100億円の壁を越えていくイメージを持っています。ただ、緻密な中長期計画をガチガチに固めて進むようなやり方は、変化の激しい今の市場には合わないと考えています。
100億円という数字に到達するためには、既存の戦略の延長線上ではなく、非連続な成長が必要です。AIなどのテクノロジーによる自動化は当然の前提として、最も重要なのはメンバー一人ひとりの「これまでにない発想」です。多様なバックグラウンドを持つメンバーたちが、業界の常識に囚われずに市場のトレンドを捉え、それぞれが自律的に新しい領域を開拓していく。そうした個の力の掛け合わせが最大化するような環境づくりに徹したいと思っています。結果的にそれが、事業の大きなスケールに繋がっていく理想の形ですね。
──最後に、マナリンクへの応募を検討している候補者へメッセージをお願いします。
「自分の実力を試したい」「変化の激しい環境で飛躍的に成長したい」という方には、マナリンクは最高の環境だと思います。過去の私のように、古いルールやしがらみのせいで自分のやりたいことができず燻っている思いがあるなら、ぜひそのパワーをここで発揮してほしいですね。
現在の経験値や専門知識は全く重要ではありません。むしろ、業界の常識に染まっていないフラットな視点や、消費者の気持ちに共感できる感性こそが、既存の枠を越えた新しいアイデアを生み出す最大の武器になります。私たちが求めているのは、世の中の変化を敏感に捉え、それを面白がる知的好奇心です。
自ら仮説を立て、実行し、市場のリアルな反応を通じてビジネスを動かしていく過程には、何ものにも代えがたい純粋な「楽しさ」があります。失敗を恐れずに素直に学び、私たちと一緒に、この正解のないマーケティングの世界を攻略していく面白さを分かち合える方をお待ちしています。
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