面接は“評価の場”ではなく、“ほころびから始まる対話”
エフィラグループ株式会社で新卒採用を担当している千葉です。
私が面接で大切にしているのは、「評価」ではなく、深く知るための「自然な対話」です。 だからこそ、最初は日常の何気ない話題から始めます。「自分の言葉でしっかり話せた」という小さな成功体験が、少しずつ肩の力を抜き、その人らしい言葉を引き出してくれるからです。
用意された答えを確認するのではなく、その場で浮かんだ素直な思いを聞かせてほしい。無理に引き出すのではなく、自然と話せる空気をつくること。
そして、あなたの選択にきちんと向き合うためにも、どんな言葉も否定せずに、“ありのまま”を深く理解したいと考えています。
一人ひとりに向き合うほど、できることが増えていく
新卒で入社し、放課後デイサービス「toiro」の現場メンバーとして働いていました。
日々さまざまな背景を持つ子どもたちと関わる中で感じたのは、「同じ関わり方がそのまま通用することは少ない」ということでした。目の前の子どもにとって何がいいのかは、その子自身と向き合い続ける中でしか見えてこない。
だからこそ、「このままでいい」と立ち止まるのではなく、その都度考え、試し、振り返る。その積み重ねの中で、少しずつできることが増えていきました。うまくいった経験も、思うようにいかなかった経験も、すべてが次につながっていく感覚がありました。
そうした時間を通して、正解を探すことよりも、目の前の相手に向き合い続けることそのものに意味があると感じるようになりました。一人ひとりに本気で向き合い続けることが、結果としてその人の可能性を広げていく。その実感が、今の仕事にもつながっています。
“感じよさ”は、相手にどう届くかまで責任を持つこと
この会社で大切にしている「誰に対しても自然に思いやりを持って接すること」は、単なる愛想の良さではなく、相手をどう受け止めるかという向き合い方そのものだと感じています。
例えばエントランスで誰かが自然に声をかける光景がありますが、それはルールではなく、「どう受け取られるか」を考える文化が根付いているからこそ生まれているものです。
以前、表面的な言葉だけで人を判断してしまい、大事な背景を見落とした経験があります。その感覚が残っているからこそ、今は言葉の奥にある意図まで理解しようとしています。それは面接でも同じで、評価する前にまず理解するという意思を持って向き合うことが、「誰ひとり取り残さない街をつくる。」というビジョンにもつながっていると考えています。
ちょっとだけ、私のこと
休日は、友人や先輩と過ごす時間が多く、誰かと同じ時間を共有することを自然と選んでいます。その中で、学生時代にフルートを吹いていたこともあり、今でも大学時代の仲間と集まって一緒に演奏することがあります。
一人で没頭する時間もありますが、誰かと同じ空気の中で過ごすほうが、自分にはしっくりきます。同じ時間を共有する中で、「自分だけではない」と思える瞬間があり、その感覚が心地よいと感じています。
また、家族と過ごす時間も大切にしています。何気ない会話や、同じ時間を一緒に過ごすこと。そうした日常の積み重ねが、自分にとってのベースになっています。 こうした時間があるからこそ、日々の仕事の中でも人と向き合うことに無理がなく、まっすぐ関わり続けられている実感があります。
「安心して話していい」でも、「向き合うことはやめない」
面接に向けて特別な準備は必要ありません。志望動機が固まっていなくても構いませんし、うまく話せるかどうかも重要ではありません。大切なのは、その瞬間に感じていることを自分の言葉で伝えることだと考えています。
一方で、誰にでも合う会社だとは思っていませんし、中途半端な状態のままでは苦しくなる場面もあると思います。私たちは相互理解の場として面接を行っていますが、だからこそ本気で向き合うことからは逃げません。安心して話せる環境はつくるが、価値観を共有するための向き合う基準は下げないという前提で関わっています。
それでも、人と本気で向き合うことに意味を感じられる方には、きっと価値のある時間になるはずです。少しでも気になる方は、まず一度話してみてください。その一歩が、ご自身の「自分らしい人生をどう切り拓いていくか」という大切な選択につながるきっかけになればと思います。