私たちは、学習塾運営事業やIT・インフラ事業を通じて、社会の発展に貢献することを目指しています。当社が展開する「個別指導のone塾」は、日本の教育の変化とお客様のニーズに合わせて自立型の個別指導塾を突きつめ、現在は国内外で30教室を展開しています。子どもたちが自ら学ぶ力を育む独自のプログラムを展開しながら、未来の社会を創る仕事に挑戦しつづけています。
今回お話を伺ったのは、栃木エリアの立ち上げ期から新規開校に携わってきた金野さんと小池さん。当時わずか4人でスタートした栃木エリアは、現在11校舎まで拡大しました。ゼロから校舎をつくる面白さや大変さ、そして今だからこそ挑戦する価値について、お二人に語っていただきました。
【プロフィール】
・金野 将太: エデュケイト事業部 運営チーム マネージャー兼上三川校校舎長。2010年新卒入社。福島での勤務を経て、栃木エリア2校目の新規開校を担当。現在は複数校舎のマネジメントや新人育成にも携わる。
・小池 史朗: エデュケイト事業部 運営チーム 小山犬塚校校舎長。2011年中途入社。入社と同時に栃木エリア3校目の新規開校を担当。以来、地域に根差した校舎運営を続けている。
福島から栃木へ。見知らぬ土地で始まった、ゼロからの挑戦
――まずは、お二人のこれまでの経歴と、栃木エリアに携わることになった経緯を教えてください。
金野: 私は2010年に新卒で入社しました。最初は福島県内の校舎で校舎長を務めていたのですが、その翌年に東日本大震災が発生したんです。それを機に「栃木で新しく校舎を立ち上げよう」という話が持ち上がり、私も新規開校メンバーとして栃木へ行くことになりました。
それまで関東で暮らした経験が一度もなかったので、「知らない土地でやっていけるのかな」という不安はありましたね。でもそれ以上に、新しい挑戦が始まるんだというワクワク感の方が大きかったです。
小池: 私は福島県出身で、大学までずっと福島で暮らしていました。もともと学校の先生を目指していたのですが、ご縁があって当社へ中途入社したんです。
ところが、入社して最初に言われたのが「栃木に行ってください」だったんですよ(笑)。
金野: そうでしたよね(笑)。
小池: 本当にびっくりしました。福島で働く気満々でしたから。でも今振り返ると、あのときの経験が自分を一番大きく成長させてくれたなと感じています。
――まったく知らない土地でのスタートだったんですね。
金野: そうなんです。まずは新しい地域のことを学ぶ毎日でした。保護者の方から学校名や地域のローカルな話題を聞いても、最初はピンとこなくて。その都度調べながら、少しずつ土地勘を身につけていきました。学校ごとの特色や地域性、ライバル塾の状況まで、一つひとつ覚えていきましたね。
小池: 私は塾での講師経験自体はあったのですが、「勉強を教えること」と「校舎を運営すること」は全くの別物でした。売上の管理や保護者様への対応など、初めて経験することばかりで毎日手探り状態。でも、不思議とつらいと思ったことはなかったんですよね。
――それはなぜでしょうか?
小池: 一番大きかったのは、やっぱり一緒に立ち上げたメンバーの存在ですね。当時、栃木エリアを担当するメンバーは4人しかいませんでした。分からないことがあればすぐに相談できましたし、金野さんをはじめ先輩方も親身になって教えてくれたんです。
仕事が終わればみんなでご飯を食べに行って、校舎のことを熱く語り合ったりして。本当に距離が近くて、お互いに助け合いながら前へ進んでいる感覚がありました。
金野: 懐かしいですね。今でもあのときのメンバーは、私にとって特別な「戦友」なんです。毎日一緒に悩み、挑戦して、喜びを分かち合った仲間だから、お互いの立場が変わった今でも、困ったことがあれば真っ先に相談しています。栃木をゼロから立ち上げた経験は、私たちにとってかけがえのない財産ですね。
「one塾」を地域に根付かせる。その一歩一歩が大きな手応えになった
――新しい土地で校舎を立ち上げ、地域のみなさんに知っていただくまでには、苦労も多かったのでは?
金野: 最初は当然ですが、「one塾」の名前を知っている方は誰もいませんでした。まずは自分たちが地域を徹底的に知ることから始めたんです。チラシのポスティングも業者さん任せにはせず、自分たちの足で地域を歩いて配りましたし、学校の校門前で資料をお配りすることもありました。
実際に歩いてみると「あ、この地域はこんな雰囲気なんだ」「子どもたちはこういう様子なんだ」と肌で感じられて、どうすれば選んでもらえるかを深く考えるきっかけになりましたね。
小池: 私が最初に担当した宇都宮の校舎は、近くに大きな中学校があって、周辺は有名な大手塾さんがひしめき合う激戦区だったため、どうやって「one塾」を選んでもらうかを常に考えていました。競合が多い環境だったからこそ、一人、また一人と生徒が増えてきたときは、大きな励みになりました。
金野: 私も、生徒が「友だちを連れてきました!」と紹介してくれたときは、地域に認めてもらえているんだなと実感してジーンとしました。 夕方になると、校舎の前に並ぶ自転車が少しずつ増えていくんです。その光景を見るたびに、「あぁ、頑張ってきてよかったな」と思っていました。
小池: すごくわかります。私も最初に入塾してくれた生徒のことは、今でも鮮明に覚えています。小学5年生から中学3年生の受験まで並走したのですが、一人の子どもの成長をこれだけ長く近くで見届けられるのは、この仕事ならではのやりがいですよね。当時は生徒との年齢も近かったこともあって、「先生が好きだから塾に行きたい!」と言ってもらえたときは、とても嬉しかったです。
金野: 「one塾」は、一人の校舎長がその校舎の『顔』として担当するスタイルです。その分、生徒や保護者との信頼関係が、そのまま校舎づくりにつながっていく。ゼロから地域とのつながりを築いていく過程そのものが、「one塾」らしい仕事だと感じています。
自分たちのアイデアが、地域に愛される教室をつくる
――お二人はこれまで新規開校にも携わってこられました。ゼロから教室をつくる面白さは、どんなところにあるのでしょうか?
金野: 新規開校って、本当に何もない真っ白な状態からスタートするんです。前例がないため、「この地域にはどんな子どもたちがいて、どんな校舎ならワクワクして通いたくなるだろう?」と、自分たちで作戦を練る必要があります。
座席のレイアウトや壁の掲示物一つとっても、どうしたら子どもたちが集中できるかを試行錯誤しながらつくり上げていく。その工夫が形になって、保護者の方から「この校舎、雰囲気がいいですね」と言っていただいたときは、自分たちが考えてきたことが間違っていなかったんだと感じました。
教室づくりだけではありません。栃木エリアでは、テスト前に休日も校舎を開放したり、自習スペースを積極的に活用してもらったり、地域の学校ごとの定期テストに合わせたオーダーメイドの対策も行いました。こうした取り組みも、保護者の方々のリアルな声から生まれたものが多いんです。
生徒や保護者の声を形にしながら、その地域ならではの教室をつくっていけること。それが新規開校の魅力ですね。
小池: その面白さは、校舎長として日々感じています。授業をするだけでなく、校舎全体を自分の考えで運営していけるんですよね。
「この生徒には今、こういうサポートが必要だな」と思ったらすぐに保護者の方へ提案できますし、アイデアをその日のうちに実践することもできます。まさに「自分たちで校舎を育てている」という実感が持てるんです。
金野: そうした一つひとつの積み重ねが、地域から信頼される校舎につながっていくんです。私たちが目指しているのは、校舎数ではなく、「one塾」の教育を届けられる地域を増やすことなんです。
私は「one塾」の教育方針が本当に好きなんですよ。だから、この教育が必要とされる地域をもっと増やしていきたい。その想いは、栃木に来たあの頃から1ミリも変わっていません。
子どもたちの人生に、本気で向き合える人と働きたい
――これから栃木エリアで新たな仲間を迎えるにあたって、どんな方と一緒に働きたいですか?
小池: 何より子どもが好きで、「子どもの人生に関わる仕事なんだ」という責任感を持てる人ですね。
私たちは勉強を教えるだけではありません。子どもたちが自ら考え、行動し、自分の力で未来を切り拓けるよう支えていくことが役割です。だからこそ、一人ひとりの成長に本気で向き合える人と一緒に働きたいと思っています。
金野: 小池さんは、一つの校舎で長く子どもたちと向き合ってきましたよね。「one塾」では、一人の校舎長が同じ校舎を継続して担当するため、小学生から高校生になるまで、あるいは兄弟姉妹まで続けて関わることも珍しくありません。
一人ひとりの成長を見届けたい方には、本当にやりがいのある環境だと思います。
――最後に、求職者のみなさんへメッセージをお願いします!
金野: 時代とともに教育の形は変わっていきますし、AIや新しい教材、便利な学習サービスも次々に生まれてくると思います。それでも、15年以上この仕事を続けてきて実感しているのは、教育はやっぱり「人と人」だということです。
どんなに素晴らしい教材を使うか以上に、「この先生と一緒なら頑張れる」「先生が言うなら、ちょっと挑戦してみようかな」と思える信頼関係こそが、子どもたちの可能性を広げます。
「one塾」は、校舎長が生徒や保護者に深く寄り添い、丁寧に信頼関係を築くことを何より大切にしています。教育の本質は「人」だ、と共感してくれる方と一緒に、「one塾」らしい教育をこれからも広げていきたいですね。