かつて私は、深夜や休日にExcelやAccessと向き合いながら、お客様の購買データを分析していました。
「もっと施策を考える時間がほしい」
そう感じていた私が、今はDX・AI推進を担当しています。
こんにちは。
株式会社グローバルエンジニアリングで、DX・AI戦略推進室で働いている静間と申します。今年4月に入社し、8月から広報チームに参画しています。
「DX推進室」と聞くと、バリバリのエンジニアや、ずっとシステム畑を歩んできた人をイメージされるかもしれません。でも実は、私のキャリアは少し違います。もともとは、現場でシステムを使う側の人間でした。
毎日の業務の中で、「もっと楽にならないのかな」そう思うことがたくさんありました。だから今でも、新しいシステムやAIの話をするときは、まず最初に自分に問いかけます。
それは本当に、現場の人を楽にするのか?
私にとってDXは、技術の話ではありません。人の仕事を少しでも良くするための、大切な「手段」です。
■ 深夜のExcelとAccessが教えてくれたこと
以前働いていた会社でマーケティングを担当していた頃の話です。当時は今のような便利なAIもありませんでした。お客様のデータをExcelやAccessで必死に集計しながら、「次はどんな施策を仕掛けようか」「どんな提案が喜ばれるだろう」と頭を悩ませる毎日。
気がつけば深夜、あるいは休日にPCを開いて分析を続けていることもありました。もちろん、仕事自体は嫌いではありません。むしろ、パズルを解くように売上のヒントを探すのは面白かった。
でも、今になってみると思い返すことがあります。「本当に価値があったのは、Excelの加工に費やした時間ではなく、お客様のことを必死に考えていた時間だったんじゃないか」と。
データを整理するために追われるのではなく、もっと施策を考えることに時間を使えたら。もっとお客様と向き合えたら。そんな当時の葛藤が、今の私の原点になっています。
■ 「導入」より「使われること」がすべて
現在は社内DXやAI活用、セキュリティ強化などに取り組んでいますが、どんなプロジェクトでも意識していることが一つあります。それは、「導入すること」よりも「使われること」の方がずっと大切だということ。
昔は「便利な仕組みさえ作れば解決する」と思っていました。でも、実際はそう簡単ではありませんよね。どんなに優れたツールでも、現場の人が納得し、心地よく使えなければ定着しません。
だからこそ、現場の声に耳を傾けます。「どこに困っているの?」「何に時間を奪われているの?」。遠回りに見えるかもしれませんが、現場のモヤモヤを一緒に紐解くプロセスこそが、一番の近道だと信じています。
■ AIは「人の時間」を取り戻すためのパートナー
最近は生成AI(CopilotやClaudeなど)に触れる機会も増え、技術の進化スピードには驚かされることばかりです。
でも、私自身がAIに期待しているのは、派手な未来ではありません。もっとシンプルです。かつての自分のように、夜遅くまでデータ加工に追われたり、同じ作業を繰り返している人の「時間」を少しでも取り戻したい。
その取り戻した時間で、もっと深く考え、挑戦し、お客様と向き合ってほしい。AIは、そのためのパートナーだと考えています。
■ 子育てとゴルフから学ぶ「余白」の重要性
プライベートでは二児の父でもあります。子育てをしていると、思い通りにいかないことばかり(笑)。親として「こうした方がいいのに」と思っても、正論だけでは人は動きません。
子どもたちを見ていると、まず「安心できる場所」があること、そして「自分でやってみよう」と思える信頼関係が大事なんだと気づかされます。不思議なことに、仕事も全く同じだと思っています。
趣味のゴルフも、20年以上続けていますが、なかなか上達しません。でも、完璧なラウンドなんてないからこそ面白い。仕事もDXも、失敗はつきものです。大切なのは「ミスをしないこと」ではなく、「次の一打をどう打つか」。失敗したことよりも、その後にどう向き合うか。それが、今の私の仕事への向き合い方だと思っています。
■ 最後に
何かのきっかけでこの記事にたどり着いた方に、一つだけお伝えしたいことがあります。それは、冒頭にも書きましたがDXやAIは手段であり、決してゴールではないということです。その先にいる「誰かの力になりたい」という意志こそが、何よりも大切だと私は考えています。
一見するとDXと広報が異なる仕事に見えるかもしれません。しかし私自身は、DXが現場の課題や挑戦を形にしていく仕事だとすれば、広報はそこで生まれた価値や想いを社内外へ届ける仕事だと考えています。
当社には、エネルギー事業、営業、バックオフィス、それぞれの現場で誰かのために挑戦している多くの仲間がいます。そうした一人ひとりの想いや取り組みを発信し、働く魅力や企業の価値を正しく伝えていくことも、これから私が取り組んでいきたい大切なテーマの一つです。
DX・AI戦略推進の立場だからこそ見える視点と、広報の力をかけ合わせながら、「誰かの力になりたい」という想いを持った仲間たちが集う当社らしさをこれからも発信し続けていければと思います。
同じように「誰かの力になりたい」という思いを大切にされている方で、当社事業に少しでも興味を持っていただいた方は、ぜひお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。