immedioの成長の鍵は、顧客の顕在ニーズだけでなく、まだ誰も気づいていない「潜在ニーズ」を捉え、スピード感を持って形にすることにあります。
今回は、immedioの提供価値を大きく広げた「Web接客カード機能」の開発チームに話を聞きました。プロダクトの未来をかけた意思決定から、メンバー一人ひとりの職人技まで、immedio開発チームの挑戦の裏側をぜひご覧ください。
左から、井上、中山、宮本、横山
井上拓磨:EM(エンジニアリングマネージャー)
中山大誉:開発メンバー
宮本信二:デザイナー
モデレーター:横山祥子:当時PdM(プロダクトマネージャー)
合宿から始まった戦略的挑戦
横山: immedioの成長を象徴するWeb接客カード機能について、開発の裏側を深掘りします。まず、この機能の概要から中山さんに説明してもらえますか?
中山: これまでのimmedioを使ったWeb接客は、すぐに面談を獲得しに行くスタンスが中心でした。しかし、温度感が低いお客さんはすぐに商談には至りません。そうした方々に対し、まずは「資料を見ませんか」などアプローチをするために生まれたのが、このカード機能です。画像やリンク、テキストを柔軟に組み合わせて表示できるのが特徴で、多様な接客シーンで活用してもらう、というコンセプトで生まれました。
横山: この機能開発の背景には、プロダクトとしての大きな決断の第一歩があったかと思います。当時、代表の浜田、井上、私の3人で合宿をしましたよね。
井上:合宿しましたね。浜田さんの話は学びがありすぎて、ひたすらインプットしていました。自分の想定の数十倍も深く考えられていて驚きました。「それはアメリカでこういう競合があってこういう事例もあるけど微妙ですよね」と、すぐに返ってきて、思考の深さが桁違いだと感じました。
横山: あの合宿は、immedioの5年後、10年後どうあるべきか、どの方向に進むべきかを共通認識として持つことがテーマでした。お互いの知識を持ち寄り、議論を重ねましたが、代表の浜田の知識量が膨大すぎて…インプットと学びの多い場でした。
井上: 合宿で得られた学びは大きく、「リード獲得から商談準備までを自動化していく」という思想がはっきり見えました。それまでCV(コンバージョン)後のフェーズをカバーしていましたが、リード獲得やCV前の「接点をどう作るか」という部分には手が届いていなかったという課題が明確になりました。
横山: これまでの私たちは「CVしたユーザーを取りこぼさない」、「30秒以内に架電する」仕組みが強みでしたが、そこからさらに拡張するには、流入客への“接客のあり方”を見直す必要がありました。
当時お客様からも「商談まではいかない層へのナーチャリング手段が欲しい」という要望が上がっていたので、“商談に至らない層への継続的アプローチ”と“取りこぼさない仕組み”の両立ができるこのカード機能の開発に踏み切りました。