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プロコーチを仕事にすると決意した日

僕はちょうど1年前の2020年4月に、19年間お世話になった会社を退職しプロコーチとして歩み始めました。

今日は、僕がなぜプロコーチになり、パーソナルコーチングや企業研修を生涯の仕事にすることにしたのかをお伝えしたいと思います。

コーチングとの出会い

会社員時代にマネジメントスキルとしてコーチングに出会いました。書籍で学び、営業マネジメントの現場や、人事として人材育成に有効であると感じていました。

2017年からオンライン講座で本格的にコーチングを学び、いつかはコーチとして活動することが僕の目標になりました。

会社で体感したコミュニケーションの威力

僕は2001年、住宅営業として会社員人生をスタートさせました。

入社前に「ナンバーワン営業マンになる!」と意気込んでいたものの、3年間は鳴かず飛ばずで、自信喪失、これは本当に自分には向いていないと心折れていました。

そんな中、4年目に転機が訪れます。
人事異動でチームが変わり、所長が変わりました。そこで起きたブレイクスルーが、今思えば僕がコーチをしているきっかけになったと思います。

具体的に所長が僕にしたことは、ゴールを明確にし、そこに向かって行動を加速させ、動機を与え続ける。加えて、チームメンバー間のコミュニケーションが活発で、団結している。僕の意見を尊重され、信頼され、安心感がある。
そのようなチームで4年目からは文字通り水を得た魚のように業績を残しはじめ、5年目には当時の売上レコードをつくることができました。

その後、営業マネジャー時代には、責任者として自分なりに考えながらいいチームを作ろうと模索しました。自分の経験をもとに指導して、なんとか自分の思い通りにしようとして、結果メンバーにストレスを与え、成果が上がらない経験をしました。成果が上がらない理由に、メンバー一人ひとりのコミュニケーション不全がありました。一人ひとりのメンバーとのコミュニケーションを見直し、お互いのことを知ることから始めて、結果マネジャーとしても成果を上げることができました。

この出来事が、僕の中に「メンバーを輝かせるかどうかはマネジャーの自分次第だ」という確信をもたせました。

転機は突然訪れる

2019年7月、義父が病気で亡くなりました。66歳でした。

ひとつの会社で40年以上勤め、定年を迎え「老後の楽しみがたくさんある!これから楽しむぞ」と笑顔で話していた義父の突然の訃報は僕に問いかけました。

「自分は、いま死んでも後悔しない生き方をしているだろうか?」

僕の中で熱くなるものがありました。

自分が本当にやりたいことはなんだ?
この問いに対して、もやもやしているさなかに自分が大切にしたいことに気づきました。

それが

「自分の関わりで輝く人をたくさんつくりたい」

ということでした。

この、大切にしたいことを実現するために

「コミュニケーション」のプロフェッショナルになろうと

決意したのです。

そして2019年から国際コーチング連盟認定マスターコーチのパーソナルコーチングを受けることで、自分の夢がより鮮明になり、目標を明確にして、そこに向かう行動が加速します。

自分自身の変化を通して、コーチングの効果の大きさや価値を知り、このように相手にきっかけを与える存在になりたい、コーチになりたいと、決意が固まっていきました。

僕の大切にしていること

人はいつからでも変われる
人は人によって磨かれる

これは僕が大切にしている言葉です。

周りにいる人の、リーダーの、マネジャーの関わり方で、人は輝きを増します。一方で、その関わり方で輝きを失うこともある。

人と人との間にあるもの、それがコミュニケーションです。

僕はコミュニケーションを通じて、僕の関わった人に輝いてもらいたい、と思っています。輝くとは、その人がその人らしく、自分の人生を歩むことだと思います。

そのためには、僕自身が1人の人間として成長し続ける必要があり、コーチとしてのスキルを磨き、研修でアウトプットする力をつけていくことが必要です。

コーチングや研修は、僕自身も学びながら、人が何かを得て輝き始める瞬間に立ち会える、僕にとって最高の仕事です。

もちろん、まだまだ道半ばです。

僕のメンターがこう言っていました。

「コーチ道、入口あって出口なし」

これからもパーソナルコーチングや研修を通じて一人でも多くの人が輝くきっかけを作っていきたい

そう思っています。

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