株式会社キープサーチで営業リーダーを務める菊山さん。前職では、キャリアの「てっぺんが見えていた」と振り返ります。稼ぎたい、そして仕事の幅を広げたい。そのシンプルな思いが転職のきっかけでした。
入社後は営業として独り立ちし、リーダー、マーケティング、新規事業へと、担当領域を次々に広げてきた菊山さん。「触れる変数が多いから、面白い」と語るその軌跡と、今後の展望を聞きました。
「てっぺんが見えてた」——大手を離れた理由
――まず、菊山さんが転職を考えたきっかけを教えてください。
「前職は大手企業で働いていました。転職を考えた理由は大きく2つあって、ひとつは単純に稼ぎたかったこと。もうひとつは、業務の幅を広げたかったことです。
前職は仕組みも待遇もしっかりしている分、正直これ以上の伸びしろが見えにくくなっていました。キャリアのてっぺんが見えてしまった、という感覚に近いです。
幅を広げたいと思ったのは、営業だけをやり続けていても、根本的なところは変えられないと感じていたからです。大きな仕組みの中で働いていると、『こういう機能が欲しい』と思っても、自分で作ることはできません。だったら、1から自分で手を動かして変えていける環境に行きたいと思ったんです」
――数ある転職先の中で、株式会社キープサーチに決めた理由は?
「面接時には自由に何でもやりたいことができると言ってもらえましたし、急成長しているベンチャーでありながら、自社ツールを持つメーカーとしての安定感もあり、挑戦できる環境と、安心して働ける基盤が両方そろっている、というのが率直な印象でした。
ただ、一番の決め手は代表でした。**『この人についていけば間違いない』**と思えたんです。代表が話す未来の話も、嘘っぽく聞こえませんでした。
正直、うまく言葉にはできないんですけど、『これは間違いない』という感覚があったんです」
「気づけばいろんな役割が積み重なっていた」——駆け上がったキャリアのステップ
――入社してから今に至るまで、具体的にどんなステップを踏んできたんですか?
「まず入社から1ヶ月ほどで営業として独り立ちしました。半年後には、初めて新しく入ったメンバーのオンボーディングを担当するようになりました。
そこから11ヶ月目でリーダーの役割を任せてもらいました。12ヶ月から13ヶ月目にかけてはマーケティング領域を、その直後の14ヶ月目あたりからは新規事業を担当するようになりました。振り返ると、ほぼ並行していろんな役割が積み重なっていった感じです」
――マーケティング領域を担当することになった経緯は?
「きっかけは、現場で営業をしながら『もっとこうしたらいいのに』と会社の課題が見えてきたことです。何とかできないかと思って、自分にできることから仕組みを作ったりしながら手をつけてみました。そこから10社から20社くらいの受注につながって、それが本格的に担当することにつながりました。
もうひとつ大きかったのが、代表から**『自分の数字だけを追っても意味がない、もっと全体を俯瞰して見て』**とずっと言われていたことです。個人の数字を伸ばすことより、全体のどこに課題があるかを見るクセがついていたので、マーケティングの課題にも自然と目が向いたのかもしれません」
「触れる変数が多いから、面白い」——大きな数字に直接効く仕事のやりがい
――営業からマーケティング、新規事業へと領域が広がる中で、どんなところにやりがいを感じていますか?
「一言でいうと、触れる変数が多いほど面白いんです。個人で営業をしていた頃は、自分の提案資料や話し方を変えることはできても、それを全体に落とし込めないと、インパクトはどうしても小さくなってしまいます。
マーケティングや新規事業は、そこが逆なんです。何か施策を打てば、それがそのまま数字に表れてくる。開発だと『この機能を追加したら売上がどう変わるか』はすぐには見えにくいですが、マーケティングの領域は仕込んだ分だけ、明確に結果が出るんですよね。
正直、誰かに感謝されることよりも、全体の大きな数字を動かせている実感の方が嬉しいです。自分がやったことに対して、分かりやすい数字が返ってくる。それが一番のやりがいだと思っています」
「サッカーのボランチみたいに」——全体を俯瞰する視点と、新しい領域を同時に進める難しさ
――営業・マーケ・新規事業を同時に回せている要因は何だと思いますか?
「もともとの土台としては、入社直後の圧倒的な成果と立ち上がりの速さがあったと思います。ただそれ以上に大きいのは、全体を俯瞰して見る視点を持っていることだと思います。
よくサッカーのボランチに例えられるんですが、チーム全体の受注率や提案率といった数字を見ながら、『この人はここが課題だから、こういう動きをした方がいい』と、一人ひとりに落とし込んでいくイメージです。細かいところまでは見きれないので、大枠で捉えて、そこから必要なところだけ深掘りしていく感覚です」
――営業・マーケ・新規事業を同時に進める中で、大変だったことはありますか?
「実は、精神的に本当にきつかったと言えるような時期はあまり思い出せなくて。むしろプレッシャーがある方が楽しいタイプなので、暇な時期の方が苦手なくらいです。
それでもあえて挙げるなら、マーケティングと新規事業が重なっていた時期です。新しい領域を同時に進めるのは、やっぱり大変でした。それまで知らなかった2つの領域に一気に踏み込んだ分、キャパシティも知識も追いつかないと感じることが多かったんです。営業であればキャパオーバーになってもなんとか回せますが、未知の領域はそうはいきませんでした。
明確な答えが出ないまま進めることも多かったですが、大枠の守るべき指標だけは外さず、考えながら進めるスタイルで乗り越えてきました」
最後に
――今後、菊山さん自身はどんな役割を目指していきたいですか?
「今担当している3つの領域をこなしながら、その先はもっと大きな組織のリーダー層を目指していきたいです。今はメンバー単位で見ていますが、それをもう少し広い範囲で、マーケティングや新規事業も含めて統括するような立場をイメージしています」
――では、菊山さん自身はキープサーチをどんな会社に成長させていきたいですか?
「最初は『みんなが稼げる会社にしたい』と答えようとしたんですが、それはちょっと違うなと思いました。
本当に目指したいのは、特定の役割の枠に収まらず、全員が自発的に気づいて成長していける会社です。誰かに指示されなくても、みんなが自然とアンテナを立てて、自ら動いていく。そんな組織になれたら、超ベストだと思っています」