こんにちは。
犬猫の健康と幸せに本気で向き合うスタートアップ、株式会社ハグオール代表の梶谷です。
今回は、カスタマーサポート責任者、清水さんをご紹介します。
全くの異業種で働いていた彼女が、なぜペット業界に転身したのか。
そこには、「愛犬への後悔」と「持てる力を全て犬に捧げたい」というまっすぐな想いがありました。
この記事を読んで、「自分も犬猫のために働きたい」と少しでも感じていただけたら嬉しいです。
■プロフィール
清水 祥子
関西外国大学卒業。
福祉用具レンタル会社にて営業・納品・事務まで幅広く経験。
2023年、愛犬との別れをきっかけに「犬のために働く」と決意し、ハグオールへ入社。現在はカスタマーサポートとしてお客様対応を中心に、採用業務や在庫管理など幅広い業務を担当している。
「選択肢を広げること」を自分の使命とし、犬猫と飼い主が後悔しない未来をつくるため、日々現場に立っている。
背中を押された、突然の出会い
33歳を迎えた頃、「このままでいいのだろうか」と考えるようになりました。
子どもが大きくなり、自分の人生と向き合う時間が増えたときに浮かんだのは、「もっと働ける」「その時間を大好きな犬のために使いたい」という気持ちでした。
それでも、すぐに仕事を辞める決断はできませんでした。
そんな中、愛犬が突然亡くなります。
何もしてあげられなかったという後悔の中で迎えたお正月、偶然目に入ったのがハグオールの求人でした。
「職種は何でもいい。犬のために“ごはん”で働けるならやりたい」
まだ退職もしていない状態で応募。
あの子が背中を押してくれたように感じました。
福祉の現場で働きながら芽生えた想い
前職では、福祉用具レンタル会社で営業から納品、事務まで幅広く担当していました。
ケアマネージャーから依頼を受け、その方に合った用具を選定し、ご家族に喜んでもらう。
全体を見渡しながら動ける環境はやりがいがあり、仕事自体も好きでした。
まだまだ続けられると思っていたからこそ、「自分の力を使うなら、犬のために使いたい」という想いが、よりはっきりしていきます。
原体験は、ベロニカとの5年間
実家にはずっと犬がいました。
でも自分の子どもにアレルギーがあり、もう迎えることはないと思っていました。
そんなあるクリスマスの日、夫が突然、フレンチブルドッグを連れて帰ってきます。
ベロニカ、3歳。
元の飼い主が引っ越しで飼えなくなり、「ペットのおうち」を通じて引き取った子でした。
お手紙には「外耳炎を繰り返す」と書かれていました。
フレンチブルドッグは皮膚が弱い。
そう聞いていたので、「仕方ない」と思っていたんです。
やれることは全部やっているつもりでした。
膿皮症でマラセブシャンプー。
アポキルを勧められ、「ステロイドみたいに怖い薬じゃない」と言われて服用開始。
痒みが治まると、「これで良かった」と安心する日々。
夏は悪化し、冬は減薬。
点耳薬、注射、アレルギー検査、除去食、手作り食。毎週の通院も。
6〜7歳の頃にはお尻が脱毛し、ヒゼンダニの注射を3ヶ月続けました。
「これで良くなる」と信じて。
皮膚はきれいになっていきました。
でも、かゆがる姿は消えませんでした。
亡くなる1ヶ月ほど前から、目が合っているのか分からない瞬間があり、
散歩中にくるっと回ることもあった。
でも、病院では「問題ない」と言われていました。
今思えばおかしい点はたくさんあったのに、この時は皮膚ばかりに気を取られて、脳に目が向いていなかったんです。
8月。
仕事中に子どもから「ベロニカが立てない」と連絡が入り、帰宅すると痙攣。
バスタオルで包み、MRIを撮るため草津の病院へ。
夜中に電話が入り、
「麻酔がかけられない状態です。でも動かないと思うのでこのまま入れます」と。
迎えに行ったときには、すでに箱が用意されていました。
脳幹の大きな腫瘍。
呼吸中枢が圧迫されていました。
看取ってあげることもできず、MRIの中で亡くなりました。
最後に食べさせたのは、アポキルを包んだ食パン。
嫌がる口を無理やり閉じさせて、飲ませていた。
それが、最後のごはんになりました。
「良いことをしている」と思っていたけど、
でも、本当にそうだったのか。
床に残っていた失禁の跡。
黄色くなっていたお股。
気づけたはずのサインを、見逃していたかもしれない。
後悔しか残りませんでした。
ベロニカにこそ、もっと違うごはんを食べさせてあげたかった。
やれることは全部やったと思っていた。
でも、本当にそうだったのか。
その問いが、今も自分の中に残っています。
現在の仕事とやりがい
現在はカスタマーサポートとして、お客様対応を中心に、採用業務や事務、在庫管理まで幅広く担当しています。
「ありがとう」と言ってもらえたとき。
その先にいる犬や猫が喜んでいる姿を想像できたとき。
自分の仕事が、誰かの選択肢を増やせていると実感できる瞬間です。
未経験だった製造やCSの仕事も、実際にやってみると面白い。
新しいことに挑戦できる環境そのものが、刺激になっています。
楽しいことばかりではない。それでも続ける理由
仕事は決して楽しいことだけではありません。
それでも続けたいと思えるのは、ベロニカとの別れがあるからです。
食という面から、犬猫が本来持っている健やかさを守りたい。
後悔から生まれたその想いが、日々の原動力になっています。
「選択肢を広げられるなら、職種は関係ない」
その姿勢で、今日も仕事に向き合っています。
これから目指す姿
目指しているのは、従業員からも、お客様からも、そして犬たちからも信頼される存在。
「この人がいる会社なら信頼できる」と思ってもらえるように、嘘をつかず、積み重ねていく。
将来的には商品企画にも関わり、より多くの選択肢を世の中に届けていきたいと考えています。
言われたことをこなすだけでなく、自ら考え、任せてもらえる存在へ。
こんな人と一緒に働きたい
一緒に考えられる人。
難しいことも多いけどたくさん考えて一緒に道を作れる人と働きたい。与えられた業務をそのままこなすだけ、正解を待つ姿勢、こんなもんでいいんじゃない止まりで、常により酔いを目指さない方は厳しい難しい場面でも立ち止まらず、より良い方法を一緒に探していける人。
そんな仲間と、これからのハグオールをつくっていきたい。