2025年9月にスタートした看護師専門実践型キャリアスクール「メディフリ」。今回は、そのメディフリのキャリアコーチを務める杉原萌花さんにお話をうかがいました。
看護師として病棟・不妊治療外来での経験を積んだ杉原さんは、二人の子どもの子育てをしながら、一念発起して2025年にフリーランスに。現在はメディフリのCSとして、看護師の新しいキャリアを支援しています。
目次
「私には看護師しかない」という焦りが、自分を動かした
看護師の痛みがわかるから、誰よりも親身になれる
仕事は「こなすもの」から「創るもの」へ。チーム一丸となって働く快感
「自分には看護師しかできない」と思っている人にこそ来てほしい
「私には看護師しかない」という焦りが、自分を動かした
––2025年にフリーランスに転身されたとのことですが、現在はどんなお仕事をされていますか?
「メディフリ」で受講生さんをサポートするキャリアコーチ業をしています。そのほかに不妊や子育て、心にまつわる悩みがある方にWeb上で助言をする相談員と、ライターもしています。
メディフリのキャリアコーチ業務は、受講生さんの目標達成に向けたアドバイスやメンタル面でのフォロー、キャリア相談といったことが中心ですね。
以前は看護師として、病棟や不妊治療外来で働いていました。
夫が単身赴任をしているので、いまはフリーランスとして在宅で仕事をしつつ、小さい子ども二人をワンオペで育てています。
––看護師を辞めてちょうど1年経つそうですが、退職の理由はなんでしょうか?
看護師一筋でやってきて、何かワクワクすることをしたいという気持ちがありました。
夫が自由に挑戦するタイプなので、それに刺激を受けたというのもあります。
というのも、公務員だった夫が転職して遠方で単身赴任することになったんですね。
ワンオペ育児になるけれど、それでも夫には「家族を理由に夢を諦めてほしくない」と思って応援しました。
その一方で、「私のもとには子どもが二人いる。私の方は働き方を我慢しないといけないの?」という正直な心の声もあって。
夫を応援したい気持ちと、自分の焦りとの板挟みになりました。
そして夫の転職に触発される形で、「私も子どもを言い訳にせずにキャリアを築きたい、挑戦したい」と思うようになったんです。
––安定した看護師という職を離れることに、不安はありませんでしたか?
もちろん、一度病院を離れたらブランクができるという不安はありました。それでも、違うことをしてみたかったです。
看護師という資格はあるけれど、「病院から一歩外に出ると私には何もない」という焦りが常々あったので。
看護師じゃない自分というものを持ちたいし、できることを増やしたい。そんな気持ちで、ベビーマッサージの資格を取ったりしました。
看護師の痛みがわかるから、誰よりも親身になれる
––「メディフリ」最大の特長は、コーチが全員元看護師という点ですよね。
受講生さんからは「看護師ならではの苦労を理解してくれるので安心感がある」と言われますね。
たとえば残業になったとき、一般的な会社勤めの方だったら「時間内に仕事が終わらなかったから残業になっちゃったんでしょう」と思うかもしれません。
でも看護の現場では患者さんの入院が突然入ったり、終業直前に容体が急変するということもよくありました。
突発的なできごとが日常的に起こる大変さというのは、看護師だからこそ理解して共感できると思っています。
そういう意味で、学習面以外にも「仕事の不満」や「生活する上での悩み」を同じ立場でわかって受講生さんに寄り添えるというのは、メリットだと思います。
––ほかにも、看護師経験が今のお仕事に活きていると感じることはありますか?
やはり患者さんのお悩みを聞くことが多かったので、そこで培った傾聴力が活かされていると感じます。
あとは外来スケジュールの中で「どういうふうに業務を組んだらスムーズに進むか」を看護師時代ずっと意識していたので、それが役立っているかもしれません。
受講生さんのお話を聞いて、一緒にタスク管理やスケジュール管理の作戦を立てることが得意です。
仕事は「こなすもの」から「創るもの」へ。チーム一丸となって働く快感
––看護師経験が今のお仕事に活きる一方で、フリーランスになってからの苦労などはありますか?
看護師時代は、自分から動かなくても仕事はいつでも目の前にあり、それをひたすらこなすという働き方でした。
でもフリーランスは、仕事が勝手に降ってくるわけではありません。自分で仕事を獲得することの大変さや、時給ではない報酬の重みを感じますね。
あとはオンオフのメリハリをつけるのに少し苦労しています。
前職では勤務時間が決まっていたので、その時間内でがんばればよかった。
でもいまはスケジュール管理も自分次第ですし、自由ではありますが、つねに仕事のことが頭の片隅にあるかもしれないです。
––立ち上がったばかりのメディフリですが、チームの雰囲気はどうでしょう?
やはりできたばかりの事業なので「これから大きくしていこう」というパワフルな熱量をすごく感じます。
「受講生さんの叶えたい未来へ導くぞ!」という気持ちがみんな強いですね。
看護師出身だからこそ、「看護師は病院でしか働けない」ではなく「もっとたくさんの選択肢を日本中の看護師に見せたい!」と全員が思っています。
それから驚いたのは、組織の風通しの良さです。
病院だと上の人と日常的にコミュニケーションが取れることってないんですが、ここでは経営陣とも日々会話が生まれます。
自分が業務でいっぱいいっぱいな時には他のメンバーがサッとサポートしてくれますし、チーム一丸となって仕事をしているという感覚があります。
この感覚は、病院の閉塞感の中で悩んでいる方にこそ知ってほしいですね。
「自分には看護師しかできない」と思っている人にこそ来てほしい
––今の働き方に悩む看護師さんに、どんなことを伝えたいですか?
「自分には看護師しかできない」と思っている人にこそ、メディフリに来てほしいなって思います。
ここなら看護師時代には出会えなかったような、「看護師の経験を生かして看護師以外の仕事をしている人たち」とたくさん出会えるから。
それに新しいビジネスの立ち上げに関われるのは今だけなので、このタイミングを逃さないでほしいなとも思います。
「日本中の看護師のサポートができる」って、結構大きいことだと思うんです。
看護師という仕事をする中で「これだけ働いてお給料はこれだけなんだ……」という見合わなさを感じている方は多いと思いますし、そこから「自分の人生なんなんだろう」と思ってしまうこともあるのかなと。
でもじゃあそこを変えるために何かしているかと言ったら、何らかのアプローチをしている方はほとんどいないと思うんですね。
でもMedifreeなら、看護師の働き方や生き方を変えるための具体的なアクションができる。
これってすごいことだと思います。
––最後に、どんな人と一緒に働けたら嬉しいですか?
いま悩んでいたり、苦しい経験があったりした人こそ、現役看護師である受講生さんの気持ちを理解できると考えています。
そういう人にこそ、まずはご自身が「私もできた!」を体験して、それを受講生さんにつなげてほしい。
メディフリに飛び込むのは大きな一歩ですが、そこへのサポート体制、チームとしてあたたかく迎え入れる環境は整っているので、安心して飛び込んできてほしいです。