2025年9月にスタートした看護師専門実践型キャリアスクール「メディフリ」。今回は、メディフリの「院外サポート」部門のスキル講師を務める宮薗未来(みやぞの みく)さんにお話をうかがいました。
院外サポートとは、経営や運営に悩みを抱える医療機関に対し、看護師としての知見を活かして外部から解決策を提案するスキルのこと。臨床の枠を超えてビジネスの最前線で戦う宮薗さんが、いま「教育」に賭ける想いとは?
目次
代表との電撃的な出会いと、泣きながら作り上げた80本のカリキュラム
看護師が陥りがちな”病院の常識”を脱ぎ捨てる「社会人教育」
指示を待つナースから、経営を支えるパートナーへ。グローバル基準の視座を持つ
一人残らず手を繋いで成功へ。迷っているプロフェッショナルなあなたへ
代表との電撃的な出会いと、泣きながら作り上げた80本のカリキュラム
––まず「院外サポート」というめずらしいカリキュラムは、一体どんな内容なのでしょうか?
看護師さんがクリニックや病院の経営・運営サポートができるようになるためのカリキュラムです。
たとえば落ちている業績を上げる、現場の離職率を低下させる、患者さんからのクレームを減らすための根本的な解決策を提案する、マニュアルを作る……
といったことを外部のコンサルとして担えるようになっていただきます。
大きい病院でいうところの本部、小さいクリニックの運営業務のようなイメージですね。
経営層や院長が困っていることに対して解決策を提案し、看護師としての現場の知見とビジネススキルの掛け合わせで貢献できるようになることを目指します。
––宮薗さんはどこで医療機関に対するコンサルスキルを身につけられたのですか?
もともとは病院で看護師として働いていたのですが、知り合いの先生の独立開業をお手伝いをしたんですよ。
「そこのクリニックに所属はしないけれど立ち上げにだけ関わる」という形で何件か立ち上げ業務を経験しました。
そうして新しいクリニックの開業や看護師の研修、マニュアル作成の経験を積んでいくなかで「この働き方ってフリーランスなのかな?」と気づいたんです。
そこで自分のできることを整理して値段をつけ、営業をしたらニーズがあって市場とマッチした、という感じですね。
私自身、これまで多くの職場を経験してきました。
一時は転職回数の多さをコンプレックスに感じたこともありましたが、今ではそれが「あらゆる現場の課題を理解できる武器」に変わっています。
多くの「現場のリアル」を知っているからこそ、受講生さん一人ひとりの背景に合わせた深いアドバイスができるのだと感じています。
––そこから「メディフリ」にジョインされた経緯を教えてください。
代表の吉沢まどかのSNSをフォローしていて、彼女の発信に対してDMを送ったのが始まりです。
2日後に初めて二人で会ってすっかり意気投合、彼女のカリスマ性に惹かれて「この人をサポートしたい!」と強く思いました。
さらにその3日後には取締役にも会い、メディフリのカリキュラムを作ることに。
私がこれまでフリーランスとして複数のクリニックの立ち上げに関わっていた知見をぜひカリキュラムにしてほしい、とオファーを受けたんです。
スピーディーな展開だったので、急ピッチで動画やワークを合わせて80本ほどを作り上げました。
大変で泣きながらの作業になりましたが(笑)、それほど夢中で、本気だったんです。
看護師が陥りがちな”病院の常識”を脱ぎ捨てる「社会人教育」
––メディフリの「産みの苦しみ」を共にされたのですね。そのようにして作り上げたカリキュラムですが、受講生に教える際、単なる「知識」以上に大切にしていることがあるとか。
院外サポートというカリキュラムでは、しっかりとしたビジネスリテラシーを身につけてもらうことを重視しています。
というのも、看護師ってどうしても病院だけでまかり通っている常識に染まっていることが多いんです。
看護師としての経験は外の世界でも十分通用すると思いますが、一方でビジネスで活きるようなものの考え方は病院の仕事では習いません。
だから物事の考え方や捉え方、コミュニケーション方法、提案書の書き方なども徹底してお伝えするようにしています。
––「病院の中では当たり前」だと思っていたことが、一歩外に出ると実は特殊だった……ということもありそうですね。
「病院って大変だったな、つらかったな」って思う看護師さんは多いかもしれない。けれど同時に、病院という組織に守られてもいたはずです。
病院の外に出ていくことは、決して簡単ではありません。
フリーランスは組織に守られた存在ではなく、一人のビジネスパーソンとして戦っていかなければならないからです。
卒業後、現場に一人で立ったときに困らないように。
メディフリを離れてからも自立して歩んでいけるように。
愛を持って、時に厳しいこともお伝えするようにしています。
指示を待つナースから、経営を支えるパートナーへ。グローバル基準の視座を持つ
––「院外サポート」業務は多岐に渡りそうですが、とくに何に重点を置いて指導していますか?
たしかにこの仕事の幅はすごく広いです。
ただ、病院やクリニックの運営のサポートを仕事にする上で、すべてを満遍なくできなくてもいいと思っています。
その受講生さんがこれまでやってきたこと、得意なこと、やりがいを感じること。
それらを聞いて、業界のどういうニーズに応えられそうかとか、どのスキルを伸ばしたらいいのかといったことを一緒に考えてビジネスを組み立てます。
「受講生さんの個性をビジネスに変える」というスタイルをとっているので、カリキュラムはオーダーメイドに近いですね。
––一人ひとりの個性をビジネスに昇華させる指導、とても心強いです。宮薗さんは「看護師がビジネスの視点を持つこと」が、日本の医療全体にどんな変化をもたらすと思いますか?
先ほども話した通り、病院の内側と病院外の世界との間にはだいぶ隔たりがあります。
ですが医療業界にもっとビジネスの視点が入れば、病院のクオリティも上がってグローバルスタンダードに近づくのではないでしょうか。
海外の看護師さんは「数字」で業績を見られるんですが、日本の看護師さんはそういった面で遅れをとっています。
どうしても「看護師業務はドクターの指示に従うこと」という考えがあるので。
ですがそんな看護師さんたちもコンサルスキルを身につけることで、数字で業績を語れることができるようになり、病院経営を支えるパートナーとしての可能性が広がると考えています。
––確かに、「数字」や「経営」という言語でドクターと対等に話せる看護師は稀有な存在ですね。それができるようになれば、看護師の地位ももっと向上しそうですね。
そうなんです。
「看護師」だけでも十分尊いお仕事だと思います。
でも、そこに+αが加わるだけでお仕事の幅が拡がり、人生の選択肢がいっきに増えます。
とくに医療機関の経営部分を取り扱えるというのは、医療業界でも貴重な存在だからです。
一人残らず手を繋いで成功へ。迷っているプロフェッショナルなあなたへ
––宮薗さんは、どんな人にメディフリのスキル講師としてジョインしてほしいですか?
求める講師像は、人や物事に対する配慮ができて、顧客や一緒に働く仲間ととことん付き合っていける人です。
じつは私自身、今もメディフリ以外に医療機器メーカーなど複数のコミュニティに身を置いています。
一つの場所だけに依存してしまうと、そこが苦しくなった時に立ち止まるか逃げるかしかなくなってしまう。
でも複数の居場所を持つことで、精神的なバランスを保っていられるんです。
私にとってメディフリも、そんな大切で大好きな場所の一つ。
まず「メディフリの仲間たちが大好きだから一緒に仕事がしたい」という動機があり、さらにその先に「メディフリに携わることで多くの看護師さんを助けられる」という確信があるから、ここでスキル講師をやっています。
––最後になりますが、この記事を読んでいる方の中には「私に教えられるかな……」と不安に思っている方もいるはずです。そんな看護師さんへ、メッセージをいただけますか?
「自分にできるかな」という迷いは、真剣に考えている証拠。
私があなたも受講されてるお客様も1人残らず手をつないで成功にまで導きます。
メディフリのビジョンに共感してくれたら、ぜひ扉を叩いてみてください!