IPO企業の管理部門で、経営と共に成長する醍醐味
【2人の管理部門リーダー】異色のキャリアが交差する場所
東証グロース市場に上場したHmcommの管理部門を支える2人のリーダー。CFO兼経理部長の土屋さんと、人事部長の小田島さん。それぞれが歩んできた道のりと、今この場所で働く理由とは。
【転職活動時の想い】それまでのキャリアから何を思う
土屋さん(CFO兼経理部長) 「新卒で営業職として入社し、顧客対応を中心とした業務に携わりました。その中で、ビジネスの現場で求められる「数字の理解」や「会計的な視点」の重要性を痛感し、より専門性の高い領域に進むことを決意。一念発起して公認会計士を目指し、合格後は監査法人で様々な企業の監査に携わりました。しかし、外部から見ているだけでは物足りなくなり、今度は内側から、実際に手を動かして会社を成長させたいと思ったんです」
小田島さん(人事部長) 「地方公務員からキャリアをスタートしました。よりチャレンジングな環境を求めて3年で民間へ。人材紹介会社、労務アウトソーシング会社、事業会社の人事労務職を経て、現職です。100人から3000人規模まで様々な組織を経験しましたが、大企業では人事機能の一部しか担当できない。人事の全体像を見ながら、組織づくりに携わりたいと思っていました」
【なぜHmcommを選んだのか】スケールする組織で試したかった自分の実力
——数ある選択肢の中から、Hmcommを選んだ最大の理由は?
土屋さんが当時を振り返る。 「監査法人でのキャリアを積む中で、上場を目指している会社でこれまでの監査法人での経験を活かして貢献したいと思うようになりました。自分の力を試したかったんです。大企業でやるより、自分の裁量を持ってやれるところで勝負したかったんです。他にも複数の会社からお声がけをいただき、迷いもありましたが、最終的には音声AIという技術の将来性と、事業が大きくスケールする可能性に魅力を感じ、この道を選びました。」
小田島さんも頷きながら続ける。 「私は業務の手触り感を求めていました。大きい会社だと、どこかがボトルネックになって思いが伝わらない。従業員全体のことを考えても、結局は採用だけ、労務だけという部分最適になってしまう。Hmcommは当時40名弱の規模で、人事として組織全体に直接関わることができる。しかも音声AIという唯一無二の事業が面白そうだった」
——実際に入社してみて、期待や想像との違いは?
「想像以上に大変でしたね」と土屋さんは笑う。 「経理という一部分だけでなく、会社全体の経営を肌で実感しながら仕事をしています。監査法人での経験だけでは対応できないことばかり。3年経った今でも、次から次へと新しい課題が出てくる。人・モノ・カネをどう配分するか、決算数字を見てどんな意思決定をすべきか、常に考えさせられます」
小田島さんも実感を込めて語る。 「やりたいと思ったことの実現スピードが桁違いに早い。今進めている人事制度の刷新も、最初はコンサルを入れていましたが進捗が思わしくなかった。途中から私が主導することにしたのですが、合理的な提案であれば、どんどん話が前に進む。このスピード感は大企業では味わえません」
【管理部門の現在地】少数精鋭で実現する、上場企業クオリティ
——現在の管理部門はどんな体制で運営されていますか?
土屋さんが説明する。 「経理財務は少人数体制ですが、上場企業として必要な機能は全て備えています。月次決算、四半期決算、年次決算はもちろん、予算管理、資金繰り、監査対応まで。少人数だからこそ、一人ひとりが経営に対する高い意識を持って、新しいことにも積極的に取り組める。例えば、監査法人対応を『やりたい』と手を挙げた若手には、どんどん任せています」
小田島さんも人事部門の特徴を語る。 「人事も同様に少人数ですが、採用・労務・人事企画・給与計算まで全領域をカバーしています。普通の会社なら採用担当、労務担当と分かれるところを、みんなで協力しながら進める。だからこそ、人事のジェネラリストとして成長できる環境があります。もちろん、採用のスペシャリストを目指す人にも、それに応じた経験を積んでもらえる柔軟性もあります」
——上場企業としての責任の重さは?
「上場すると、四半期ごとの情報開示やコーポレート・ガバナンスの強化、株主や投資家に対する説明責任など、非上場のときに比べて求められる水準が高くなったことを強く実感しています」と土屋さん。 「投資家からの期待も大きい。でも、それが面白いんです。上場企業としてあるべき姿を追求しながら、同時にベンチャーらしいスピード感も失わない。このバランスを取りながら成長していく過程を、内部から支えられるのは貴重な経験です」
【これからの管理部門】守りから攻めへ、経営を牽引する組織づくり
——今後、どんな管理部門を目指していきますか?
土屋さんの表情が引き締まる。 「会社の成長を積極的に支援できる管理部門にしたい。現場から上がってきた声を単に『予算がない』で終わらせるのではなく、『どうすれば実現できるか』を一緒に考える。それが本当の経営参画だと思います。今後は法務機能や経営企画機能も強化して、より戦略的な提案ができる体制を作っていきたい」
小田島さんも熱を込めて語る。 「人事の使命は、会社のビジョンを実現できる組織をつくること。今まさに4つのバリューを軸にした新人事制度を構築中です。等級制度、評価制度、報酬制度を一体的に見直して、来年1月から本格運用します。でも制度を作って終わりではない。その先の人材開発の仕組みづくりが重要です」
「特にエンジニア組織として」と小田島さんは続ける。 「この会社にいれば成長できると技術者が実感し続けられる環境が必要。社内勉強会、メンター制度、技術カンファレンスへの参加支援など、成長を支える仕組みを充実させていきます」
——AI企業の管理部門として意識していることは?
「私たち自身も最新技術を活用しなければ」と小田島さん。 「生成AIを使った業務効率化はその一例。ルーティンワークをAIエージェントに任せることができれば、私たちはより付加価値の高い業務に集中できます。AI企業として、管理部門もイノベーティブでなければ」
土屋さんも同意する。 「データドリブンな経営判断を支援するのも私たちの役割。売上データ、コストデータ、人材データを統合的に分析し、経営陣に戦略的な示唆を提供する。そのためのインフラ整備も進めています」
【求める仲間像】変化を楽しみ、共に成長する管理部門のプロフェッショナル
——どんな人と一緒に働きたいですか?
「経理部長候補には、単に会計処理ができるだけでなく、経営に対する高い関心と主体性を持っている方を求めています。数字を正確に集計することは当然として、その先にある“経営にとって何が重要なのか”を自ら考え、必要であれば提案や改善案まで踏み込んで発信していただけると、とても心強いですね。特に当社のように変化のスピードが速い環境では、数字の背景にある事業の動きを捉える力と、柔軟な思考が求められます。」
一息ついて、土屋さんが続ける。
「そして何より大切なのは、経営の一翼を担うという意識と、社内外のステークホルダーと建設的に対話・調整していける力です。専門性とコミュニケーション力の両面で貢献いただける方と、一緒に挑戦していきたいと考えています」
小田島さんは人事の視点から語る。 「変化を楽しめる人、ですね。状況は常に変化するので、ルーティンワークを好む人には向いていません。新しいことにチャレンジし、時には失敗しても、そこから学んで次に活かせる人。特に大切にしてほしいのはバリューにも掲げている『Beyond』の精神。相手の期待を超える仕事をする姿勢です」
——最後に、応募を検討している方へメッセージを
土屋さんが力強く語る。 「成長できます、確実に。上場企業の経理部門として、経営に近いところで幅広い経験が積める。投資家対応から新規事業の投資判断まで、幅広いスキルを実践で身につけられる環境です。前向きなチャレンジは全力で応援します」
小田島さんも笑顔で締めくくる。 「管理部門だからといって裏方ではありません。むしろ経営の中枢で、会社の成長を直接支える役割。組織づくりの醍醐味を、ぜひ一緒に味わいましょう」
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