【社員インタビュー #4】異業種から広告の世界へ飛び込んだクリエイターが、prismaで見つけた“伝える楽しさ”

「今やってみたいことがあったら、迷わずやってみましょう！」

朗らかな笑顔で語るのは、株式会社prismaでクリエイターとして活躍する鶴浜明梨さん。前職は建築系ソフトの販売会社でお客様サポートをしていたという、広告業界とは全くの無縁だった鶴浜さん。なぜ、未経験からこの世界に飛び込み、わずか数年で高い成果を出すクリエイターへと成長できたのでしょうか。

今回のインタビューでは、鶴浜さんのキャリアの変遷から、prisma独自の「肯定文化」、そして鶴浜さんが抱く未来のビジョンまで、たっぷりと語っていただきました。「自分には無理かも」と一歩踏み出せずにいるあなたの背中を、優しく、でも力強く押してくれる。そんなインタビューをお届けします。

一つの広告で大きく変わる。その「驚き」が全ての始まり。

ーーまずは、広告クリエイティブの世界に興味を持ったきっかけを教えていただけますか。

これという決定的なきっかけがあったというよりは、前職に入る前くらいの段階から、会社の中の広報に興味があったんです。広告の会社に絶対入りたいというよりは、広報という立場で何かを宣伝したり、制作物を作ってモノの魅力を伝えたりすることに、なんとなく興味を持っていました。

ーー前職ではどのような業務をされていたんですか。

前職は、建築系のソフトを販売している会社で、最初の1〜2年は「お客様サポート」を担当していました。本当は広報や、ソフトをカスタムする制作系の仕事に就きたかったんですけど、入社してみたら「部署異動がそこまで多くない」ということに気づいたんです。5年経っても先輩たちが同じ部署にいたりしたので、長いことここで頑張らないといけないんだな、と思った時期もありました。

ーーなるほど。そこからどのようにクリエイティブの道へ進まれたのですか？

転機は2年目の頃でした。新卒メンバー全員でソフトの販促を任せてもらえることになったんです。初めて動画広告や文章を協力しながら作って、必死に販促を行いました。すると、サポート業務で直接関わっていたお客様から「あの広告を見て買いました！」「あれが欲しくて連絡しました」という反響がダイレクトに届いたんです。

これには本当に驚きました。建築業界というターゲットが絞られた世界ですし、ソフト自体も高価なものだったので、そんなにポンポン売れるものではないと思っていたんですが、たった一つの広告を打つだけで、ここまで反響があるんだ、というのを肌で感じて、 「やっぱりこの仕事がやってみたい！」と確信して、転職を決意しました。

面接での課題は「ハイキュー！！」で突破。prismaへの入社を決めたフラットな社風。

ーー転職活動では、数ある企業の中からなぜ株式会社prismaを選んだのでしょうか。

正直に言うと、私は転職を決めた時にprisma一社しか受けていないんです。やりたい職種で絞って探したときに、未経験で制作ができる会社って、ほとんどなくて。中途採用だと「経験2〜3年以上必須」という求人が大半で、募集がかなり限られているなという印象でした。

そんな中で見つけたのがprismaでした。「ここを受けてダメだったら、また一から探し直そう」という覚悟で応募したのを覚えています。

ーー1社入魂だったのですね！実際に面接を受けてみて、印象に残っていることはありますか。

前職はスーツでピシッとした雰囲気だったのですが、面接官の方が本当にフラットで、話しやすい雰囲気を作ってくださったのが印象的でした。

一番驚いたのは、一次面接の最後に「好きなものを誰かに紹介する文章をその場で書いてください」という課題が出たことです。

ーーその場でですか？それは緊張しますね…！鶴浜さんは何について書いたんですか？

そのときドハマりしていた、アニメの「ハイキュー！！」について書きました。これがどう判断されるのか全く分からなかったんですけど、とにかく熱意を込めて書き上げました。最終面接では、社長と1時間ほどお話しをしたのですが、当時の私には「面接時にこんなに温かく話を聞いてくれるんだ」という驚きが本当に大きかったです。

ーー実際に入社してみて、ギャップなどはありましたか。

良い意味でのギャップしかなかったですね。「未経験だから最初は研修かな」とのんびり構えていたら、入社して早い段階で実務を任せていただいたのは衝撃的でした。作成して配信できるようになるまで、1ヶ月もかからなかったと思います。3ヶ月くらいは研修だと思っていたので、そのスピード感と「まずやってみよう」という自由度の高さには、良い意味でのギャップを感じました。

成果の裏にあるのは「学習欲」。1年越しの試行錯誤で掴んだクライアントの信頼。

ーー現在、鶴浜さんは具体的にどのような業務を担当されているのでしょうか。

主に広告バナーと、それをクリックした後に表示される記事LP（ランディングページ）の制作を担当しています。意識しているのは、「どこに需要があるのか」を徹底的に深掘りすることです。

例えば、成長サプリをお母さんに売りたいときに、13歳くらいの男の子の親御さんなのか、それとも成長期が終わりかけて「もう間に合わないかも」と焦っている15歳以上の親御さんなのか、同じターゲットでも悩みは全然違いますよね。

誰に、何を、どう伝えるか。その組み合わせを大枠で捉えてテストし、数値が悪ければ「次はより成長の悩みが直接、影響しやすい部活動生に向けて打ち出してみよう」などと、要素を一つずつ変えて検証していくんです。

ーー凄まじい試行錯誤ですね。ご自身の強みはどこにあると感じていますか。

以前、会社で「ストレングスファインダー」という診断を受けたのですが、一番高く出たのが「学習欲」だったんです。

私自身、上手くいかないときに「どうすれば上手くいくんだろう？」って試行錯誤する過程が、全然苦じゃないというか、むしろ好きなんですよね。広告って作って終わりではなくて、クライアント様やブランド側が求める数値に達するまでが仕事なので、とことん原因を突き詰めてやり切るという部分は、この仕事にすごく活きている気がします。

ーー自社案件と外部クライアント案件、それぞれの面白さや難しさはどこにありますか？

自社案件（インハウス）は、社内に担当者がいるので情報が聞きやすく、壁がないのがやりやすいですね。ブランドと一緒にアイデア出しをして、売れると一緒に喜べるのが魅力です。ただ、新商品に対してゼロから打ち出しを考えることも多いので、正解がわからない中で見つけていく事が前提になります。

一方で外部案件は、誰もが知っているような有名企業の案件に携われるチャンスがあります。数値に厳しい分、結果が出た時の喜びはすごいですし、信頼を得られると次々に新しい商品を任せてもらえるようになります。難しいのは、数値が出ないとすぐに取り組み自体がなくなってしまう厳しさや、既に他の強い代理店さんが入っている中で、いかに「二番煎じ」にならない独自性を発揮するかという点ですね。

ーーこれまでで、特にやりがいを感じたエピソードを教えてください。

自分から「これ、やりたいです！」と手を挙げて任せてもらった案件で広告バナーから記事LPまで制作を手がけて、月間1,000件の受注を達成したときですね。クライアント様も喜んでくださっていると聞いたときは、本当に嬉しかったです。

ーー逆に、困難だったことはありましたか？

他の代理店さんが既に獲得できている状況に、prismaが後発で参入したときは大変でした。なかなかprismaには予算をいただけず、現状を変えるのが非常に困難な状況でした。

打開策が見えず苦戦していましたが、あるとき「クライアント様が一番求めているのは何だろう？」と原点に立ち返ったんです。私たちはCPA（顧客獲得単価）を抑えることばかり考えていましたが、実はクライアント様が最優先していたのは「定期率（定期コースに加入してくれる人を増やしたい）」だったんです。そこから、定期CPOを意識した記事の変更を行い、試行錯誤を繰り返しました。結果として定期率が跳ね上がり、1年越しに予算をたくさんいただけるようになったときは、本当にやりがいを感じました。

「確かに」禁止ゲームも！？個性を力に変える、prismaのカルチャー。

ーーアドクリエイターチームの雰囲気についても教えてください。会話が非常に活発だと伺っています。

本当にたわいもない話ばかりですよ（笑）。「これ美味しかった」とか「休日何した」とか。ただ、特徴的なのは、みんなとにかく「肯定」してくれることですね。

私たちのチームの口癖は「確かに」なんです。誰かが何かを言うと、みんなが「確かに」って受け止めてくれる。あまりに「確かに」が飛び交うので、最近はあえて「『確かに』禁止ゲーム」をやったりしているくらいです（笑）。

ーー「確かに」禁止ゲーム！それは楽しそうですね。そういったコミュニケーションが仕事に活きる場面もあるのでしょうか。

もちろんです！アイディアに行き詰まったときに「この商品のバナーを作るためにアイデア出ししたい！」って頼むと、みんなが担当している案件での成功事例や日頃見ているSNSの情報から、惜しみなくヒントをくれるんです。

最近だと、思春期向けの商材でアイデア出しをしたとき、メンバーから「ABEMAの『今日、好きになりました。』のインフルエンサーが、今若い子の間で人気だよ」って教えてもらい、そこから派生してアイデアが続々と生まれました。自分一人では絶対に辿り着けないトレンドを、チームで補完し合えるのは、私たちのチームの強みだと思います。

ーーモチベーションを保つために工夫されていることはありますか。

モチベーションが上がるアニメ（ハイキュー！！など）を定期的に見るようにして、自分を奮い立たせるようにしています（笑）。あとは、仕事が煮詰まった時に「なぜこの仕事をやっているのか」を定期的に考えるようにしています。作っている制作物にいろんな意味を持たせて、自分の仕事に誇りを持ち直すようにしています。

未経験から「育てる」側へ。鶴浜さんが描くこれからのビジョン。

ーー今後、鶴浜さんが挑戦していきたいこと、目指している姿を教えてください。

今はアドクリエイターチームに所属していますが、ゆくゆくは新しく準備されている「アカデミー事業」にも携わっていく予定です。

私は未経験からクリエイターとして楽しく仕事ができている分、今度は「クリエイターになりたい」と思っている人たちにその面白さを伝えたり、支援したりする仕事がしたいと考えています。制作に集中させてもらっていた分、今度は同じような想いを持つ人を育てる側に回って、自分自身ももっと成長していきたいですね。

ーーアドクリエイターチームを、将来どんなチームにしていきたいですか。

みんなが同じスキルを持っている必要はないと思っています。それぞれ得意な領域が違っていて、個々でも活躍できるけれど、集まるともっとすごい相乗効果を生み出せる。そんな、個性が爆発するようなチームにしていければ最高ですね。

ーー最後に、この記事を読んで「prismaで働いてみたい」と思った方へメッセージをお願いします。

「今やってみたいことがあったら、迷わずやってみましょう！」と言いたいです。
prisma内には力になってくれる人がたくさんいるので、安心して飛び込んできてください！