【JTCC People#31/アプリエンジニア】「ゲームは趣味のまま。アプリは仕事にした。」好きと得意を使い分けるエンジニアが語る、この会社での挑戦のリアル
世界を代表する会社を創る。
その実現に向けて、日本トレカセンターは今まさに事業と組織を急拡大させています。
「トレカ×テクノロジーで、感情を動かす体験を届ける。」
トレーディングカードという領域にテクノロジーを掛け合わせることで、これまでにない新しい価値を生み出しているスタートアップです。
変化し続けながら、10倍・100倍の価値創造を目指す組織。
今回話を聞いたのは、プロダクト部でアプリのリリース管理を担う尾松さん。
趣味はゲーム・アニメ・漫画・サウナ。
多くは語らないけれど、話すことに無駄がない。そんな人でした。
ゲームが好きだから、ゲーム会社には行かなかった
大学院在学中にプログラミングを学び始めた尾松さん。
学生時代はプログラミング教育のバイトで、中高生にアプリ開発を指導していました。
「クイズアプリとか簡単なものを作って、中高生に『意外とできるやん』っていう成功体験をしてもらってたんですけど…」
教えながら、自分の手も動かし続けていました。そして、難しいと思っていたアプリ開発が、気づけば自分の得意領域になっていました。
就活を考えていた時期、何を武器にやっていけばいいかを考えた末にエンジニアの道へ。ただ、ゲーム会社だけはあえて外したといいます。
「面接を受けた時に、『ゲームの仕事をすると、ゲームがゲームじゃなくなるよ』って言われて、やめました。確かに今アプリ触ってても、アプリの見た目や使い心地が気になっちゃうんで、一緒だなって思いますけど(笑)。」
好きなものは、好きなままでいたい。
だからこそ、得意なことを仕事にする道を選んだ。
淡々と話してくれましたが、その判断には芯がありました。
さらに、「下請けは絶対にやりたくない」という意思から、自社プロダクトを持つ会社へ。
最初のキャリアから一貫して、“作る側”にこだわっています。
大山さんと一緒にアプリを作り、この会社へ
前職でさまざまなアプリ開発に携わる中、現在の代表である大山さんから声をかけられ、トレカセンターのアプリ開発に参加。
複数のプロダクトを試し、作っては畳み、また作る。
その繰り返しの中で、トレカセンターのサービスが立ち上がっていきました。
「やりきってない感覚があって。一発当てたいっていう気持ちもありました。」
引き抜きの話もあった中で、最終的にこのチームに残る選択をした理由のひとつが、“エンジニアへの理解”。
「大山さんがエンジニアに理解があるのも大きかったですね。」
その選択に迷いはなかったといいます。
技術を尊重し、任せるところは任せる。その環境が、挑戦を後押ししていました。
自分が使うアプリを、自分で良くしていく
現在は、アプリエンジニアのコードレビュー、リリース管理、品質管理を担当。
週1〜2回のペースでアプリをリリースしています。先月は特に高密度なリリースが続き、スピードと品質の両立に向き合い続けた1ヶ月でした。
「マルチタスクが限界に達して、通知見逃すとか普通ありえないことも起きました。」
それでも止めない。
スピードを維持したまま、品質も担保する。その役割を担っています。
やりがいを聞くと、こう答えてくれました。
「自分もガチャスーパーよく使うんですよ。アプリの見た目を変えたりしてリリースして確認した時に、めちゃくちゃいいアプリになってるやんけってなる瞬間が好きですね。」
ガチャスーパーとは、日本トレカセンターが展開する食料品や日用品などをガチャ形式で購入できるエンタメ型のオンラインスーパーです。
自分が日常的に使うサービスを、自分でより良くしていく。
その実感がやりがいになっていると話してくれました。
AIと、人間の境界線を引く
AIの活用も積極的に進めていて、開発の自動化や品質管理にうまく組み込んでいます。
社内連絡ツールからAIに指示を出してプルリクエストを作成させたり、リリース後のログを自動確認して、エラーを検知する仕組みも取り入れています。
「AIで開発スピードはめちゃくちゃ上がりました。」
ただし、AIに任せきりにするとコードの質が落ちるため、最終的な判断は必ず人間が行うというスタンスを崩しません。
「AIの言いなりになるのはダメ。自分の頭で最終的に判断しないと。」
AIはあくまで"アシスト"。その先は、自分の判断が問われる。
「ちゃんとコンテキストを渡して、出てきたものを精査する。それが大事ですね。」
速さを取るか、質を取るかではない。
“速くて質が高い状態”をどう作るか。その問いに向き合っています。
キャリア史上、一番きつかった4月
4月は7回のリリースというキャリア最多ペースに加え、決済系の開発も並行して進んでいました。
グロースチームからの急な要望も重なり、予定外のタスクが次々と発生。
「ほんまに大丈夫かなって、何回もチェックしてました。」
通常はQAチームを経由するリリースフローも、一部エンジニア検証のみで対応せざるを得ない場面もあったといいます。
ゴールデンウィーク前に問題が起きないよう、ギリギリまで準備と整備を続けた1ヶ月でした。
それでも、振り返るとこう言います。
「一回乗り越えたんで、今はちょっと余裕あるなって思います。」
極限を経験することで、基準が変わる。それもまた、スタートアップらしい成長の一つです。
そんな繁忙期の気分転換はサウナ。
「パソコンにイライラすることはあっても、人間関係のストレスは少ない。」と話してくれたのが印象的でした。
チームへの信頼が、当時の密度をなんとか乗り越えさせてくれたのだと思います。
日本での経験を、台湾へ
現在は、台湾でのサービス展開もスタート。
直近の目標は、この台湾展開を成功させることです。
「日本で伸びた経験と、失敗した経験を踏まえて、しっかり台湾を伸ばしたい。かつ日本での安定運用は絶対条件。」
過去・現在の経験を次の市場に活かす。その視点が、尾松さんの仕事への向き合い方をよく表していると思いました。
最後に、どんな人と一緒に働きたいか聞きました。
「ノリが良くて、かつしっかり仕事をする人。あとは、やりますって言って、ちゃんとやる人。」
AIについても一言。
「AIに抵抗がないけど、言いなりにはならない人。自分で一工夫できる人がいいですね。」
スピードも、自我も、両方求められる環境。
そして、これを読んでいる人へのメッセージにも答えてくれました。
「飛び込め、ですかね。先のこと考えすぎず、直感を信じることも大事だと思います。」
考えすぎるより、まずやる。その先にしか見えない景色があるから。
多くは語らない。でも、その言葉には一貫したリアルがありました。
まずは一度、気軽にお話ししましょう。