mui創業者 開発にまつわるそれぞれのストーリー
私たちmui Labは、私たちの家族自身とヒアリングを重ねながらプロダクトを創りこんできました。
子供たちやパートナーを観察、ヒアリングをかさねながら、どんなテクノロジーがどんなアプリサービスが受け入れられるのかを今まだ検証を続けています。一番身近で大事な家族にまず喜んでもらえるプロダクトになればと思っていました。
廣部 延安 : Co-Founder, クリエイティブディレクター
「仕事帰りに帰宅途中muiにメッセージをすると、子供たちに寝る前のメッセージ(おやすみ)を伝えられます。子供たちにとってもとても嬉しいようです。
長女は、muiの木から光るスライダー操作を小さな手で操作し、muiにネット接続された電灯の明るさが変化するのを不思議そうに楽しんでいます。
妻はベッドルームで自分が寝たままで操作できないと、寝る前の最後の電気を消すことには使えないとのことなので、その要望に答えてmuiを設置しなおしました。 muiがすぐ手のとどくところにあると、朝起きて、今日の(その日の)天気が見れる。外に出かけるための服を選ぶ準備にちょうどいいそうです。
家で使っているmuiを修正のために取り外していると、子供が心配そうな顔をして「muiが無くなるの?」と聞いてきました。長男にとってはもう必需品のようです。」
クリエイティブディレクターの廣部は、muiのコンセプトを創った時、人が集う空間を意識して、その場所でもっとも大事なことは、人が引き立つことであると考えていました。
大木 和典 : Co-Founder, CEO
「muiの開発時、まだ結婚後まもなく共働き。一日に会話をして過ごす時間は平日は多くても3時間ほど。その3時間がスマホで奪われることがすごく嫌でした。
妻も、仕事で疲れて帰ってきて一日の終わりの何にもしたくないとき、何も考えたくないときにテクノロジー(スマホ)を開きたくないと。スマホを開くと知りたくないことも知ってしまうし、どうでもよいことに時間を使っていることが多いですよね。
muiさんは(うちではmuiさんと呼ばれてます)天気だけを見ると消えてなにもなくなって、そのままさあ寝ようという気分になります。 また、寝室から他の部屋の電気をコントロールできて、わざわざ別の部屋に電気を消しにいかなくていいのは便利だなと。 行動を家のつくりに合わせる必要もなくなりました。」
まとめ
muiは、muiのおかれる空間、それは人が快適に過ごす空間であり、人がいきいきと何者にもとらわれず、作為的でなく自然に過ごせるテクノロジーの佇まいを目指しています。
テクノロジーの時間の境目や体験を、家族ですごす、大事な人と過ごす、大事な考え事をする時、また読書やアートに集中する時、場所でつくりだすこと。
私たちの家、未来の家はスマートホーム化されていきます。 この未来の家でテクノロジーが生むGAPにとらわれて、それに従属するのではなく、積極的に自分のすごしたい体験から、テクノロジーを選択していく自由を持つこと。
それは、お気に入りの一生ものの家具を買うような体験を、テクノロジーをつかってもたらすことであると考えています。