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CockPitのメンバーを紹介しています!
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CockPitホールディングスは、M&Aによる事業強化・拡大を成長戦略の鍵とし、業界内で急速に存在感を高めています。
今回は、自身の人材紹介の会社を年商1億円規模まで成長させながら、CockPitホールディングスへのM&Aを決断した中島にインタビュー。野球と遊びしかしてこなかった大学時代、何者でもなかったサラリーマン時代を過ごしたからこそ、多くの人が悩むような悩みを乗り越えてきました。その決断の背景にある価値観や考えの変化、そして、彼が目指す未来とその裏側にある想いを深掘りします。
中島 大地 / 執行役員
1996年生まれ。長野県・佐久長聖高校にて甲子園に出場し、同志社大学へ進学。卒業後は、三菱重工業株式会社に入社し、原子力事業部にて数百億円規模のプロジェクトマネジメントに従事。在職中に株式会社CRUISEを創業し、人材紹介事業を展開。2025年10月、株式会社CockPitホールディングスへ事業譲渡し、現在は同社の執行役員を務める。
高校の3年間は、「人間としての土台」が形成された期間でした。在学中には1年時と3年時の計2回、甲子園出場を経験し、3年生の時には、メンバーに選ばれました。ただ、思うようにいかない事も多くあり、多くの苦労や挫折を経験したのも事実です。
そこで徹底的に叩き込まれたのが「球道即人道(野球の道は、すなわち人の道である)」という教えです。当時の監督から、挨拶や礼儀、感謝の心、そして「人としてどうあるべきか」を指導いただきました。親元を離れ、ある意味で逃げ場のない環境下で、当たり前のことに感謝する心や、組織の中での振る舞いを骨の髄まで叩き込んでいただきましたね。この人間形成の期間があったからこそ、今の自分があると感じています。
高校野球での実績を評価していただき、同志社大学に進学しました。変わらず部活動で野球を続けていたのですが、そこで「上には上がいる」という強烈な現実を突きつけられて...。チームにはその夏の甲子園優勝校であるエースやメンバーなど、全国から「化け物」のような選手たちが集まっていました。正直、努力だけでは埋められない才能の差を目の当たりにし、自分がレギュラーとして活躍する未来を描くことは正直難しかったですね。
ただ、今の自分があるのは野球のおかげですし、ここまで自由にさせてもらった親や周りの方へのリスペクトがありましたので、最後までやり切りました。
「目に見えるものを通して、世の中に大きな影響を与えたい」という軸を中心に動きました。野球を続けてこれた理由を深掘りした時、自分の努力が「結果」として目に見えることに強いやりがいを感じていたんです。また、スポーツが世の中の多くの人に与える「影響力の大きさ」に誇りを感じていました。
だからこそビジネスの世界でも「圧倒的な規模の形あるもの」を手掛けたい。そう考え、人々の生活を根底から支える社会インフラ産業、その中でもリーディングカンパニーである三菱重工業を選びました。
きっかけは、組織の中にいる自分への「虚無感」でした。仕事の規模は大きいけれど、自分はその中の小さな歯車の一つに過ぎない。「これ、俺じゃなくてもできるよな」、「自分の存在意義が最大限発揮できている仕事ではないな」と感じました。
そして、私の父も経営者なので、その影響もあったかも知れませんが、もっと中島大地という人間がやるべきことをしたい、と思うようになったんです。やりたいことはできているが、ありたい自分で生きている実感はなかった。そういった背景があり、新たな挑戦を決意しました。
きっかけは、大学時代に野球部で同期だった竹内(現取締役COO)です。何に挑戦すべきか迷い、色々とビジネスを学ぶ中で、竹内がCockPitにて転職支援を兼業していることを知り、声をかけたんです。詳しい話を聞く中で、「この仕事なら、まだ何者でもない自分が世の中に価値提供できるのでは」と感じました。
というのも、私は学生時代、ほとんど勉強をしてこなかった人間でしたが、就活の面接では負けなかった。同期に東大や京大の学生たちがいる中で、私が三菱重工業の内定を勝ち取れた要因は、間違いなく「対人力」と「面接力」でした。この分野なら、自分の最大の武器である「人と向き合う力」を活かし、世の中に価値提供ができるかもしれない。そう考えて人材業界に飛び込みました。
サラリーマンとの兼業を約一年続けたタイミングで、竹内(現取締役COO)から誘われ、一緒に起業することを決意しました。ここで迷うことなく意思決定できたのは、竹内の仕事人として、また一人間としてのリスペクトがあったからですね。
はい。当時は独立や起業などが少しブームになっていました。自分も色々勉強していたタイミングではあったので、実際にそういった人たちに会う機会が多くあったのですが、行動が伴っていない口先だけの人ばかりが多いな、と感じたのが正直な所感でした。ただ、竹内は違いました。SNSでキラキラした発信をするのではなく、誰もやりたがらないような泥臭い実務を徹底的にこなし、着実に成果を上げていました。やりたいことをするために、やりたくないことを徹底的に行っている姿を見て、「あ、こいつは本物だ」と直感しましたね。彼と一緒なら、嘘偽りなく、本質的な仕事ができる。そう確信し、共に起業しました。
確かに、この事業ドメインで数字だけを見れば順調でした。しかし、会社を経営していく中で、小規模で売上や利益が多く出ていても日本を変えることは難しいと、本当の意味で経営の難しさを感じるようになったんです。
年商1億円位までは個人の力でなんとかなりますが、世の中にインパクトを残すようなことを成し遂げるためには、業界内での確固たる地位と、潤沢な資金が必要です。そこへ辿り着くためには、強固な組織を作り、人を育て、事業を拡大していかなければなりません。
壁というよりは、強烈な「焦り」に近い感覚でした。「本当の意味で残された時間は少ない」という事実に気づいてしまったんです。それまで約3年間経営を行ってきましたが、当時、私は28歳。ここから数年必死に頑張って、年商3億、5億にできたとして、その時私は30代前半になっています。「自分の人生において、100%仕事だけに時間を費やせる期間は、あとどれくらいあるのだろうか?」そう自問した時、「焦り」という感情が出てきました。
その通りです。私たちはビジネスマンである前に、一人の人間です。家族との時間、友人との語らい、趣味の時間。そういったものが無いと、本当の幸せや豊かさは得られないと私は思っています。仕事のための人生ではなく、人生のための仕事にしていくべきです。
今から更に会社をスケールさせようとすれば、それなりの時間と労力が必要となる。自分の「経営したい・経営者でいたい」というエゴを突き通すことは、個人の満足としては大事かもしれません。しかし、そのエゴの結果、背負っているメンバーやその家族の人生までも巻き込んでしまう可能性がある。そこから「本当の幸せとは何なのか」「私が経営者として固執しているものは、メンバーを幸せにしているのか」を自問しましたね。
もちろん、葛藤がなかったと言えば嘘になります。しかし、最終的には「自分基準」ではなく「社会基準」での意思決定を行いました。
もし、私が個人としてお金やわかりやすい自由を最大化したいだけなら、そのまま経営を続ける選択肢を含め、もっと短期的で楽な選択肢は他にもありました。M&Aをせずとも、今の規模感で利益を出し続けることもできたでしょう。それでもM&Aを選んだのは、このCockPitホールディングスが行っている事業、そして描いている未来が、地球にとって本当に必要なものであり、残り続けるものだと心から思えたからです。
決定打となったのは、CockPit代表の鯰江から提示された「生き様と在り方」そしてそれを達成するための「事業計画の精密さ」でした。目指す世界線を段階分けし、未来の構想を語っていただいたのですが、それは単なる夢物語ではありませんでした。いつまでに、どの数字を達成し、そのためにどのような組織が必要か。PL思考(売上、利益、粗利など)とBS思考(採用人数、育成、新規事業など)で、すべてがロジカルに積み上げられ、驚くべき解像度で言語化されていたんです。
ここまで具体的に現状を把握し、未来への道筋が見えているなら、この目標は間違いなく達成される。そう確信せざるを得ないほどの説得力がありました。私が漠然と「未来」を見ていたのに対し、鯰江は「現実の延長線上にある確定した未来」として計画を練り上げていましたね。
目指すフェーズの概要
経営者が「金持ちになりたい」「トップであり続けたい」という欲を持つこと自体は悪くない。けれど、それを第一目的にした瞬間に、意思決定は「エゴ」になり、経営は小さくなってしまうのだと気づきました。
私たちが本当に向き合うべきなのは、「どうお金を稼ぐか」ではなく、資本主義を利用した中での「世の中にとって意味があるのか」という問いだと思っています。意味のあることをやり続けた結果として、世の中や地球から「真に必要なもの」であると認識され、そこに初めて永続的な繁栄が生まれる。CockPitは、本気でそれを体現しようとしていました。正解はありませんが、この決断は自分の中でベストな選択であったと自負しています。このような環境を用意してくれた経営陣、そしてそれを温かく受け入れてくれた今のメンバーには、本当に感謝しています。
良い意味で組織も人もギャップがありませんでした(笑)。
まず組織については、本質を大事にして追求しているなと改めて感じました。これは、経営陣がブレずに在り方と生き様を明確にし、社外だけでなく社内にも向き合っているからだと思います。今の世の中は流されやすい社会ですから、これはとても難しいことだと思います。だからこそ、これからも更に伸び続けると思いますし、業界に気付きや問いを起こす組織になっていくと確信を持っています。
人については、弱い自分を受け入れ、強くなろうとしているメンバーが多くいます。これもまた難しいことですが、向き合っている事実がすごいなと尊敬しますし、僕自身も改めて向き合うきっかけになりました。だから皆、良いこと悪いことを自然に周りに共有したりする姿があり、本当に尊敬してます。そして、M&Aで入社した私を含めたメンバーを温かく受け入れてくれて、本当に感謝でしかないです。
現在は、現場の統括をまず引き継ぎつつ、特に「採用」と「新規PJ」の推進にチャレンジ≒注力しています。私たちが目指すビジョンを実現するには、圧倒的なスピードでの組織拡大が不可欠です。今のペースで採用して育成していたのでは、到底間に合いません。だからこそ、「優秀な社員さん」は当然のこと、概念に縛られず私と同じように「何かを成し遂げたいけれど、リソースや環境の限界を潜在的に感じている」経営者にM&Aの良さを伝えて調和していく。それが私のミッションです。
これからの数年は、私自身にとって「自己破壊」と「進化」の連続になると考えています。
私は、「成長」と「進化」は似て非なるものだと捉えています。「成長」が今の延長線上で能力を伸ばすことだとすれば、「進化」は根本から変わり、全く別の次元へ到達することです。現在私が挑んでいるミッションは、未経験かつ非常に難易度が高く、これまでの延長線上にある「成長」だけでは太刀打ちできません。だからこそ、過去の成功体験や凝り固まった価値観を一度すべて「破壊」し、より高い視座で物事を捉えられる自分へと「進化」しなければならない。そうでなければ、CockPitが目指す世界観には到達できないと考えています。
そして、進化を繰り返した先で、私が関わるすべての人に「中島に出会えてよかった」と思ってもらえるようになりたいですね。
かつての私のように、「今の仕事は本当に自分の人生を賭ける価値があるのか?」「経営者として、あるいは個人事業主として、限界を感じているのではないか?」と自問自答している方がいれば、ぜひ一度お話ししたいです。
「個人のエゴ」を超えた先にある、「社会を変える」という熱狂。一人では絶対に見ることのできない景色が、ここにはあります。
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