こんにちは!レベルゼロのハイパーアシスタントディレクター(略してHAD)の古井戸です。
今回は、デンソーテクノ株式会社の理念リニューアルを起点に、テレビCMを中心としたマスプロモーション、インナーブランディング、採用ブランディングを横断して展開したプロジェクトについてご紹介します。
「モビリティの未来を量産設計で形にする」
――その存在意義を、社会・社員・学生へ一貫したストーリーで届ける挑戦でした。
■「誇れる会社」を社員にも学生にも届けたい
デンソーテクノ株式会社は、愛知県に本社を置き、量産設計を通じてモビリティの未来を形にしている設計開発企業です。
私たちがご一緒したのは、企業理念のリニューアルからテレビCMをはじめとするマスプロモーション、採用ブランディング、インナーブランディングまでと、まさに“アウターとインナーを横断した統合的なブランディング”を実現するプロジェクトでした。
BtoB企業ならではの「見えにくい価値」に光を当て、社員が自らの貢献を誇れる会社にしていく。
その想いを軸に取り組みを進めてきました。
■社会に広く伝える。テレビCMを中心としたマスプロモーション
デンソーテクノが担う量産設計は、「先進的なアイデアや研究成果を具現化し、世界に届ける」という強みを持ちます。
しかし、その社会的意義は生活者には伝わりにくいものでした。
そこで展開したのが、テレビCMを中心としたマスプロモーション。生活者にわかりやすい言葉とビジュアルで「暮らしを支える設計の力」を可視化し、交通広告やスポーツイベント連動プロモーションと合わせて発信しました。社員や学生が「自分の会社を誇れる」と実感できるきっかけづくりを目指しました。
■理念を“外にも内にも”届く形へ
同時に取り組んだのが、理念リニューアル。時代に合わせて核となる想いを再言語化し、スローガン「Expand the Possibilities」を策定しました。
新しい理念を基盤に、コーポレートサイトを再構築。
採用候補者にとっては「社会貢献と自分の成長がつながる場所」であることを伝え、社員にとっては日々の仕事と理念を結びつける場として機能する設計としました。
https://www.densotechno.co.jp/
■共感を“行動”に変えるインナーブランディング
理念や中長期ビジョンを単なるスローガンに終わらせず、社員一人ひとりの行動につなげるためにインナーブランディング施策も展開しました。
『VISION2030映像』
社員・取引先・学生を巻き込み、「私たち」を主語に未来を描くストーリーを展開。
『理念浸透ムービー』
新経営理念を親しみやすく伝えるため、経営と現場の双方が語る座談会形式で、社員の腹落ち感を醸成。
『理念浸透デジタルパンフレット』
過去の歩みと未来の挑戦をストーリー化し、行動変容のきっかけを提供。
理念を「知る」から「動く」へ変えていく仕掛けを設計しました。
■「なぜこの会社か」が伝わる採用ストーリーへ
100年に一度の変革期と言われる今、学生の志望度・納得度を高めるために、会社説明スライドも再構築しました。
業務紹介にとどまらず、「社会や産業の変化の中で、なぜ今この会社で働くのか」を未来軸のストーリーで表現。学生に「ここでなら自分の可能性を広げられる」と思ってもらえるよう刷新しました。
▼まとめ▼
デンソーテクノ株式会社さまのプロジェクトは、テレビCMという大きな発信から、社員一人ひとりの行動変容までをつなぐ“ボーダレスなブランディング”の挑戦でした。
「理念を軸に、外と内をつなぎ、共感を誇りと行動に変えていく」
——このプロジェクトは、これからのBtoB企業におけるブランドづくりのモデルケースの一つだと考えています。
↓デンソーテクノさま 企業・採用・インナーブランディング 事例ページ↓
https://levelzero.co.jp/work/
↓レベルゼロサイト↓
https://levelzero.co.jp/
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