今回は、2025年にインターンとしてグリッジに参画し、2026年3月から正社員となったジョンさん(Sehee Jeon/韓国在住)に話を伺いました。
中学生の頃から日本のカルチャーに幅広く触れてきたジョンさん。大学卒業後、独学で日本語を学びながらJ-POPを韓国のファンに届けるInstagramアカウントの運営を始めたことをきっかけに、グリッジと出会いました。
社会人としてのキャリアをグリッジでスタートさせたジョンさんに、ここまでの歩みと、韓国からリモートで多国籍なチームと働く日々、そしてこれからの挑戦について話してもらいました。
目次
アニメから始まった、日本のカルチャーへの入り口。
ポートフォリオ代わりに始めたInstagramが、キャリアの入り口に。
「毎日が夢のよう」。憧れのアーティストの海外展開に関わる日々。
韓国、そしてアジア全体へ。企画を形にしていく面白さ。
ブラジル、中国、インドネシア——日本語で交わる、多国籍なチーム。
離れていても、”一つのチーム”であるために。
次の挑戦は、韓国発"推し活"文化をJ-POPへ。
海外で育った経験が、弱みではなく強みになる場所。
アニメから始まった、日本のカルチャーへの入り口。
▍まず、ジョンさんのご出身と、日本のカルチャーに興味を持ったきっかけを教えてください。
韓国で生まれ育って、今も韓国の自宅からリモートで働いています。実は日本に長期で滞在した経験はなくて、日本語も独学で勉強している状態なんです。
日本のカルチャーに興味を持ったのは、中学生の頃でした。当時からオタク気質で、日本の音楽やメディア、文化など幅広く大好きでした。
最初のきっかけはアニメで、オープニング曲からJ-POPに触れるようになり、そこからJ-ROCKやアイドル、バンドまで、いろんなジャンルを聴くようになりました。
▍大学ではどんなことを学ばれていたのですか?
大学では経済学部に在籍していました。ただ、正直に話すと経済学が自分には合わなくて、授業を受けるのがどうしても嫌だった時期もありました。
それで、副専攻として以前から興味を持っていたメディア専攻に変更して、マーケティングやメディアについて学んでいました。
家庭の事情もあって卒業は少し遅くなったのですが、2024年に大学を卒業しました。
▍卒業後はどのようなキャリアを歩まれたのですか?
実はデパートで販売のアルバイトをしながら、就職活動を続けていました。
経済学を活かすのは難しいと思っていたので「自分が一番楽しめる仕事は何だろう」と考えた時に、やっぱりマーケティングの道に進みたいと思ったんです。
ただ、マーケティングに関する実務経歴はなくて、ポートフォリオとして見せられるものもありませんでした。
※韓国では日本のような新卒一括採用やポテンシャル採用の文化が一般的ではなく、新卒であっても実務経験やポートフォリオが求められる傾向があります。
ポートフォリオ代わりに始めたInstagramが、キャリアの入り口に。
▍そこからどう動かれたのですか?
「一旦、何でも始めてみよう」と思って、韓国の方に向けてJ-POPを紹介するInstagramアカウントを立ち上げました。2025年の8〜9月頃のことです。
リール中心のアカウントで、最初は自分が好きな曲の歌詞動画をどんどん出していました。そこからA/Bテストを繰り返して「自分のフォロワーはどんなジャンルが好きなのか」を分析し、反応の良い方向に寄せていった感じです。今は曲を紹介するカルーセルやJ-POPに関する情報も発信していて、キュレーションメディアのような形になっています。
ポートフォリオのつもりで始めたアカウントでしたが、運用を続ける中で少しずつ伸びていきました。
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▍グリッジとはどのように出会われたのですか?
そのアカウントでリールを見ていた時に、たまたまグリッジのSNSを見てインターンを募集していることを知りました。それを見て「こんな会社があるんだ。私が夢見ていた仕事をやっている会社だ」と思って、すぐに応募しました。
その時のフォロワーは1,000人くらいで、今は9,000人ほどまで伸びていますが、当時はまだ本当に小さなアカウントでした。それでも「こういう人間で、こういうアカウントを運営しています」と書いて応募したんです。
▍運命的な出会いとも言えそうですね。
そうですね。
就職活動中は、韓国のマーケティング会社や、日本に行って日本の企業で働くことも考えており、できれば自分が好きなエンタメ、音楽分野に関わりたかったのですが、そういった機会がなければそれは仕方ないかなとも思っていた時期でした。
そんなタイミングで出会ったのがグリッジだったんです。
「J-POPはこんなにいい音楽なのに、もっと世界の人々に届けたい」と以前から思っていたので、それを実現している会社だと知った時は、本当に運命的だと感じました。
「毎日が夢のよう」。憧れのアーティストの海外展開に関わる日々。
▍入社当初はどんな業務を担当されていたのですか?
最初はインターンとして入社して、主に動画編集を担当していました。特定のアーティストに限らず、プロジェクト全般で必要な動画を制作する役割です。先輩社員から依頼された動画を編集することから始めて、徐々にクライアントミーティングにも入って自分で考えた企画やアイデアなどを出すようになっていきました。
▍入社前と入社後でギャップはありましたか?
良い意味でのギャップがたくさんありました。
インターンとして働き始めた時期は、本当に毎日が夢のようでしたね。自分が好きだったアーティストや、聴いてきた曲を歌っているアーティストの裏でどんな仕事が行われているのか、業界がどんな流れで動いているのかを毎日勉強できて、とにかく楽しかったんです。
同時に「動画編集だけじゃなくて、もっと業務に関わりたい。もっと貢献したい」という気持ちも強くなっていきました。
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▍そして2026年3月から正社員になられたんですよね。
はい、まだ1ヶ月ほどですが、関わる仕事も少しずつ変わってきました。以前は単純な作業が多かったのですが、今は自分で考えて企画を練り、資料を作ってクライアントに提案する仕事が増えています。
ハードルは上がりましたし、もっと勉強しなければいけないとも感じていますが、自分が提案した企画が実際に形になって海外のファンの人々に届いていく達成感は、以前よりずっと大きく感じられるようになりました。
韓国、そしてアジア全体へ。企画を形にしていく面白さ。
▍今、具体的にはどんなプロジェクトに携わっているのですか?
複数のアーティスト案件に関わっています。あるアーティストのチームでは、韓国に根付いている"推し活"の文化を取り入れた企画を提案したり、別のアーティストではInstagramを活用した韓国公演に向けたPR展開を考えたりしています。
他にも、アーティストのSNSコンテンツのアイデア出しや、Instagramの戦略を考える仕事も担当しています。
▍韓国以外の国に向けた企画も担当されていると聞きました。
はい。もちろんメインで担当している方は別にいらっしゃいますが、台湾やシンガポールなど、東南アジア圏の公演に向けた展開も一緒に考えています。
▍韓国以外の国の事情は、どうやってキャッチアップされているのですか?
一旦ネットで調べた上で「これって現地の感覚とズレていないですか?」「現地の目線で見てどう思いますか?」と、その国出身のメンバーや滞在しているメンバーにダブルチェックをお願いしています。グリッジで仕事をしながら、中国のSNSの状況や、東南アジアのファンの動き方などを、どんどん勉強している状態ですね。
▍仕事の中で、特にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
自分が応援していたアーティストのSNSで、自分が考えた企画がそのまま投稿された時です。その瞬間は、本当に今でも夢みたいだなと感じます。
仕事というよりも、自分にとっての大きなチャレンジみたいな感覚ですね。本当に楽しく働けています。
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▍これまでの経験で、今の仕事に一番活きていることは何ですか?
やっぱり、自分でInstagramアカウントを運営してきた経験ですね。今考えると、あの時の経験がグリッジでの仕事の土台になっていると感じます。
もともとSNSの知識はなかったのですが、アカウントを運営しながら分析方法を学び、エンゲージメントを伸ばすにはどうすればいいか、閲覧数が伸びるコンテンツとフォロワーが増えるコンテンツの違いは何か、といったことを自然に身につけていきました。
ブラジル、中国、インドネシア——日本語で交わる、多国籍なチーム。
▍グリッジには12カ国のメンバーがいると伺っています。普段はどんな国のメンバーとやり取りされていますか?
本当にいろんな国の方と一緒に仕事をしていて、これもグリッジに入って驚いたところですね。
ある案件ではブラジル出身のメンバーと、別のクライアントでは中国出身のメンバーと、さらに別のアーティスト案件ではインドネシア出身のメンバーと、毎週のように連携しています。
各国のメンバーに現地の市場感覚を聞けるのは、本当に勉強になりますし、グリッジの強さだなと感じています。
▍海外メンバー同士のコミュニケーションについて、言語や使用しているツールについて教えてください。
基本的にはほとんど日本語でやり取りをしています。他のメンバーは日本で働いた経験があったり留学経験があったりするので、私ももっと頑張らなきゃ、といつも刺激を受けています。
ツールとしては日常的なやり取りはSlackで、毎日2〜3回は社内ミーティングがあって、Google Meetで顔を合わせる機会が毎日必ずあります。
韓国にいながら世界中のメンバーと密に連携し日本のエンタメ業務に関われるのは、本当に面白いですし、恵まれた環境だと思います。
▍日本語は独学とのことでしたが、ビジネスの場で日本語を使用することに不安などはありましたか?
インターンとして働き始めた頃は、ビジネス日本語に慣れていなくて「失礼なことを言ってしまわないかな」と本当に心配でした。先輩社員である添田さんや樋口さんに「私の日本語、大丈夫でしょうか?」と相談したこともあったのですが、「大丈夫ですよ」と支えてくださっていました。
また、ミーティングなどで私が理解できない時は、より簡単な表現でもう一度説明してくださったり、今でも会議中に聞き取れなくて「すみません、もう一度お願いできますか?」と聞くと、皆さん親切に説明し直してくださいますので、とても感謝しています。
業務面でも、マニュアルや指導の仕組みがしっかり整っていて、基本的なところから一つずつ教えていただけました。そうやってステップアップできる環境だからこそ、成長できていると感じています。
離れていても、”一つのチーム”であるために。
▍グリッジで勤務をしてきた中で、印象に残っているエピソードはありますか?
2026年3月に、4日間ほど東京・目黒のオフィスに出社する機会をいただきました。その時、会社のメンバー数名と一緒に夕食に行ったのですが、ブラジル、インドネシア、ハンガリー 、中国、いろんな国のメンバーが全員日本語で話していて——その光景を見て「あ、本当にグローバルな会社だ」と実感しました。
マレーシア出身のメンバーと韓国のことを日本語で話している、というのも不思議な体験でしたね。おしゃれな居酒屋でお刺身やウニなどを食べながら皆さんと話せたのですが、それも含めて全部が楽しかったです。
皆さんが生き生きと情熱的に働いている姿を見て「いつか日本で一緒に働けたらいいな」と思いましたね。
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▍韓国からリモートで働く上で、意識していることはありますか?
基本的なことですが、自分が今どんな仕事をしているのかを、ちゃんと報告することを大事にしています。
一人で家で働いているので、オフィスの方々からは私が何をしているのか見えないので、連携を強化するためにも自分の今の状況を報告することが大切だと考えています。
あとは、理解できていないことや認識がずれていそうなことを、きちんと確認するようにしています。
一緒に同じ空間で働いていればちょっとした会話の中で間違えを指摘してもらい、すぐにすり合わせられますが、リモートだとそういったことが難しいので、認識の違いが出ないように丁寧に物事を理解するように意識しています。
▍多国籍なチームで働く上では、どんなことを意識されていますか?
それぞれの国の文化を理解して、失礼な言葉遣いや態度にならないように気をつけていますね。
例えば、私は韓国にいるので他のメンバーがどこの出身で、日本語と英語のどちらが得意なのか、まだ把握しきれていない部分があります。そんな時、日本語で話せる方に英語で話しかけてしまうと失礼になってしまうので、事前に添田さんに確認したりしています。
その他にもそれぞれの国特有のバックグラウンド、価値観、考え方もあります。そういった部分を各国のメンバーから教えてもらい、「そういう観点もあるのか」と日々学ばせてもらっています。
次の挑戦は、韓国発"推し活"文化をJ-POPへ。
▍これから、グリッジで挑戦してみたいことはありますか?
今よりももっと直接的に仕事に関わっていきたいというのが一つ。そしてもう一つは、韓国で広がっているオフラインの"推し活"文化を、J-POPアーティストの施策として企画していきたいと思っています。
例えば、歌詞動画のような施策はもう多くのアーティストが取り組んでいて基本になってきていますが、オフライン施策はまだJ-POPではあまり展開されていません。これはグリッジならではの強みになるのではないか、と添田さんとも話していて、私もすごく共感しているんです。
▍具体的にはどんなオフライン施策があるのですか?
例えば「ファンカフェ」という、ファンが主催するカフェがあります。アーティストの誕生日や記念日に、ファンがカフェを貸し切ってアーティストのイラスト入りのカップホルダーを配布したりするもので、もともとファン発祥の文化でしたが、今は公式でもどんどん実施されるようになっています。
他にも「リスニングパーティー」といって、アルバムのリリース時にファンが集まって一緒に聴くイベントや、アーティストがカムバックするたびに開催される「ポップアップストア」もあります。
韓国ではこうしたオフラインの推し活が定番になっているので、J-POPアーティストにも展開できたら面白いんじゃないかな、と考えています。これは私から挑戦してみたい新しい領域ですね。
海外で育った経験が、弱みではなく強みになる場所。
▍最後に、グリッジに興味を持っている方にメッセージをお願いします。
グリッジの強みは、日本のエンタメ業界で働きながら、海外で生まれ育った自分の価値観や経験を活かせることだと思っています。
海外出身であることが弱みではなく、むしろ強みになる。それがグリッジという環境の面白いところだと感じています。
また、華やかな経歴がなくても、やりたいという気持ちと行動力があれば、チャレンジできる環境もグリッジの魅力の一つです。
私自身、社会人経験がほぼないところからインターンとして入って、今では正社員として企画提案までさせてもらっています。
▍どういったスキルや姿勢が大事だと思いますか?
特に大事だと感じているのは、インサイトを読み取る力ですね。SNSのトレンドを読み解く力と、何よりもファンの気持ちを理解できることです。
私自身、仕事以外の時間もSNSを見ては「これいいな、提案できそうだな」と思うと、いつでもメモに保存しているタイプなのですが、普段からそこに興味を持って、自然と情報を追いかけてしまうような人であれば、グリッジは本当に成長できる場所だと思います。
J-POPや日本のコンテンツが心から好きな方には、ぜひ挑戦してみてほしいなと思います。
いかがでしたでしょうか?
「好き」を仕事にするために、まずInstagramアカウントを立ち上げる。その行動力がグリッジとの出会いにつながり、今では複数のアーティストの海外展開を企画する立場に。ジョンさんの歩みは、一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれるものでした。
ジョンさんのインタビューを通して、
「自分も大好きなJ-POPや日本のエンタメに関わりたい」
「海外にいながら、日本のエンタメ業界に関われるならチャレンジしたい」
そう感じた方は、ぜひお気軽にエントリーいただければと思います。
業務委託・正社員・学生インターン、様々な形で仲間を募集しております。
もちろん、日本のメンバーも募集していますので、グローバルなチームで世界に向けた仕事をしてみたいという方も、ぜひご応募ください。
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