ー 教育現場への恩返しを、プロダクトというかたちで。
子どもの成長を通して、先生方や教育の力に日々支えられていることを実感し、「自分の技術で何か返したい」と思うようになりました。いま携わっているのは、進路に悩む高校生を支える新しいサービス。
教育の現場に根ざしたプロダクトを、自分の手で形にしていくことに、大きなやりがいを感じています。将来、いつか自分の子どもがこのサービスを使うかもしれない—そんな未来を思い描きながら、ものづくりに向き合っています。
今回は、Handy進路指導室-進学版-のシニアテックリードとして活躍するメンバーに、入社の経緯やプロダクトづくりのやりがいについて伺いました。
※シニアテックリード = 技術面でチームを牽引し、課題発見から設計・改善までを主導して、プロダクトの進化と開発体制の強化を担うポジション。
▼ まずはこれまでのキャリアを教えてください。
- “意義あるもの”をつくりたい──多様な経験が導いた教育DXの世界
京都大学理学部を卒業後、新卒ではDeNAに入社。大手ながらも、立ち上げ期のようなスピード感ある環境でWebエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、福岡に戻ってからは、情シスや受託開発、画像生成AIスタートアップなどで多様な技術と業務に触れてきました。スタートアップの立ち上げフェーズに惹かれる一方で、前職では燃え尽きるような経験もあり、次のステップを模索していました。
▼ Handyを知ったきっかけと、入社を決めた理由はなんですか?
- 家庭も、挑戦も。"ちょうどいいバランス"がここにあった
子どもが生まれたタイミングで育児に向き合う時間が増え、保育園の先生方への感謝の気持ちが自然と湧いてきました。「教育や保育の分野で、自分の技術を活かして恩返しができたら」と考えるようになり、教育業界について調べる中で出会ったのがHandyでした。
「教育領域のスタートアップ」というキーワードに惹かれ、社会的意義を“自分ごと”として感じられる事業内容に強く共感。また、自分の技術が最も活きる環境であると確信できたこと、さらに経営陣の誠実さや事業の成長性、勝ち筋への納得感もあり、入社を決めました。
前職でスタートアップの立ち上げに関わる中で燃え尽きた経験があったため、「また同じ轍を踏まないか」「家庭と両立できるか」という不安も正直ありました。しかし選考を通じて、制度や働き方について丁寧に説明いただき、安心して入社を決めることができました。フルリモートについても、最初はやや不安がありましたが、月1回のキックオフや雑談の機会もあり、程よい距離感でチームと関われていると感じています。家庭とも仕事とも無理なく向き合える、ちょうどよいバランスの働き方が実現できています。
▼ 入社後、どんな仕事を担当してきましたか?
-プロダクトへの真摯な向き合いが、価値を生み出す原動力に
現在は、Handy進路指導室-進学版-のシニアテックリードとして、新サービスの開発・運用を担当しています。既存サービスの就職版と似た課題構造があると考えつつも、COOの前澤さんやCTOの田中さんが主導し、プロダクトのユーザーとなる高校の進路指導の先生のヒアリングを重ねながら「本当に現場で使われるプロダクト」をゼロから形にしていきました。
プロトタイプをそのまま実装するのではなく、ユーザーの声に真摯に向き合い、手間を惜しまない開発の進め方から、経営陣のプロダクトへの本気度が強く伝わってきました。その熱量に共感し、私自身も同じ目線で、丁寧に開発に取り組んできました。
Handy進路指導室-進学版-の立ち上げ当初は、開発メンバーの多くが入社2〜3ヶ月という構成。それでも若手メンバーからも積極的に意見が飛び交い、チーム全体が前向きな熱量にあふれており、日々大きな刺激を受けながら働いています。
また、技術面でも妥協はありません。Handyでは、初期開発段階からKubernetesによるインフラの設計や、Snowflake・Metabaseを活用したデータ基盤の構築など、高い技術力を前提としたアーキテクチャで開発をスタートしています。全国規模で学校現場を支えるプロダクトとして、繁忙期には高負荷なトラフィックを安定して処理できるスケーラビリティや堅牢性が求められる、非常にチャレンジングな開発環境です。
▼ やりがいを感じるのはどんな時ですか?
-“本当に意味のある仕事”を実感できた時
導入校の中に自分の地元の高校の名前を見つけたり、先生や生徒のリアルな声をヒアリングで聞けたりした時、「このサービスは社会に必要とされている」と実感する瞬間があります。
また、toB・toC双方の視点を必要とする設計や、繁忙期の高トラフィック対応など、技術的にも面白みが尽きません。子育てを通じて教育に対する関心が高まっていたこともあり、「自分の子どもが将来このサービスを使うかもしれない」というリアリティを感じながら、今このプロダクトに携われていることに大きなやりがいと意味を感じています。
加えて、学校が開校している日中にアクセスが集中する構造のため、夜間対応が少なく、生活とのバランスが取りやすい点も魅力のひとつです。
▼ Handyのカルチャーやチームの雰囲気を教えてください。
-社会的意義と主体性が共存する、熱量高い開発組織
Handyで働く魅力は、教育という社会的意義の強い領域でサービス開発に携われること、そして急成長する事業に対して、エンジニア一人ひとりが主体的に関わっていけることにあります。
CTOの田中さんを中心に、サーバントリーダーシップの文化が根付き、個人の裁量を尊重しながらもチームで支え合う雰囲気があります。開発チームではGatherを使って日常的に会話するほか、Slackを通じてオープンなやりとりが活発に行われています。また、全社的にも月1回のキックオフでリアルに会う機会があり、リモートワーク中心ながら程よい距離感と一体感を保てる環境が整っています。
▼ 今後の目標や挑戦したいことはありますか?
-“社会的価値”と“技術的挑戦”の両立を目指して
今後は、プロダクトのグロースに伴う技術的負債の解消や、開発チームの体制強化に取り組みたいと考えています。リーダーとしてはまだまだ試行錯誤の毎日ですが、メンバーが最大限に力を発揮できる環境づくりを進めていきたいです。
また、教育分野特有の技術課題に向き合いながら、自分自身の市場価値も高めていきたいと思っています。
▼ 最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
-“プロダクトに本気”な人と、未来をつくりたい
一つひとつの機能に誠実に向き合い、プロダクト全体に愛を持って取り組める方と働きたいです。「とりあえず作ればいい」ではなく、リリース後の活用まで見据えて本気で取り組む人とは、きっと良いチームが作れると思います。
スタートアップでの挑戦に共感し、事業やチームの未来を一緒に築いてくれる仲間と出会えることを楽しみにしています!