こんにちは!株式会社エスポワの人事担当です。
今回は、BUDDIES CAREERでキャリアアドバイザーとして働く長見さんに、入社から最初の90日間について聞きました。人材業界未経験からスタートし、座学やOJT、ロープレを経て、現在は求職者との面談や求人提案まで担当しています。
入社初日は「正直、何から覚えればいいのかも分からなかった」と話す長見さん。そこから初面談、失敗、フィードバックを繰り返し、少しずつ「自分なりのキャリア支援」が見えてきました。
未経験からCAに挑戦するのは実際どうなのか。楽だったことだけではなく、難しかったことも含めて、最初の90日を振り返ります。
プロフィール
- 名前: 長見
- 役職: キャリアアドバイザー
- 所属: BUDDIES CAREER
- 経歴:
- 営業・顧客折衝の経験を経て、キャリア支援の仕事に興味を持つ
- 人材業界未経験で株式会社エスポワへ入社
- BUDDIES CAREERにて座学・OJTを経てCA業務を担当
- 現在は求職者面談、求人提案、選考支援などを中心に経験を広げている
「人と話す仕事」は経験していた。でも、CAは全く別物だった
――長見さん、入社してから最初の90日を振り返る記事ですが、まず入社前はどんな仕事をしていたんですか?
前職でも人と接する仕事や営業に近い経験はしていたので、「人と話すこと」自体に大きな抵抗はありませんでした。
ただ、自分のキャリアを考えた時に、単に商品やサービスを提案するだけではなく、もっと相手の人生そのものに関われる仕事をしてみたいと思うようになったんです。
そこで興味を持ったのが、キャリアアドバイザーでした。
――営業経験があるなら、CAもある程度できそうだと思っていました?
少しは思っていました(笑)。
相手のニーズを聞いて、提案するという意味では近い部分もあると思っていたんです。
でも、入ってみたら全然違いました。
営業なら「何を提案するか」がある程度決まっていますが、CAの場合は、そもそも求職者本人が「自分がどうしたいのか」をまだ分かっていないケースもあります。
だから、求人を紹介する前に、その人の考えを整理するところから始まる。
**「話す力より、聞く力の方がずっと大事なんだ」**というのは、入社してすぐ感じました。
入社初日。「まず何から覚えればいいんだろう」が正直な気持ち
――初日のこと、覚えています?
覚えています。
楽しみもありましたけど、不安の方が大きかったですね。
人材業界の経験がなかったので、求人票の見方も、職種ごとの違いも、転職市場のことも、知らないことだらけでした。
「本当に自分が求職者にアドバイスできるようになるのかな」と思っていました。
――最初の1〜2週間はどんなことをしていたんですか?
まずは人材紹介の仕組みや、CAの役割、求人の見方、業界・職種について学びました。
その後、先輩の面談を見たり、ロープレをしたりしながら、少しずつ実践に近づいていきました。
特に印象に残っているのは、先輩の面談です。
求職者が「年収を上げたいです」と言った時も、そのまま「じゃあ年収の高い求人を探しましょう」とならないんですよね。
「なぜ上げたいんですか?」
「今の会社で不満なのは、本当に年収だけですか?」
と、どんどん掘っていく。
結果的に、本人が本当に求めていたものが全然違うこともある。
それを見て、**「CAって求人を紹介する人じゃないんだ」**と実感しました。
30日目。初めての面談で、用意した質問が全部飛んだ
――1ヶ月くらいすると、実際の面談も始まりますよね。初回はどうでした?
めちゃくちゃ緊張しました(笑)。
事前に質問も用意して、「この順番で聞こう」と頭の中では組み立てていたんです。
でも、実際に求職者と話し始めると、当然その通りには進まない。
相手の話を聞きながら次の質問を考えるので、途中から準備していた質問が全部飛びました。
――あるあるですね(笑)。終わった時はどう感じました?
「全然できなかったな」と思いました。
話を聞いているつもりでも、自分が次に何を質問するかばかり考えていて、相手の言葉をちゃんと受け止められていなかったんです。
その後のフィードバックで、
「質問することが目的になっている」
と言われたのが印象に残っています。
面談は質問項目を全部消化することが目的ではなくて、相手を理解するために質問するものなんですよね。
そこから、準備はしつつも「この人は今、何を伝えたいんだろう」と考えながら聞くことを意識するようになりました。
30〜60日目。「自分には向いていないかも」と思ったこともあった
――順調に見える一方で、最初の90日って一番苦しい時期もありましたよね。
ありました。
30日を超えた頃から、少し仕事に慣れてくるんですが、その分、自分のできていない部分もよく見えるようになるんです。
面談でうまく深掘りできない。
求職者に合う求人を考えているつもりなのに、提案が刺さらない。
選考が進まない。
最初は「未経験だから仕方ない」と思えるんですが、徐々に結果も求められるようになる。
そこで一度、**「自分には向いていないのかな」**と思ったことはありました。
――そこからどう切り替えたんですか?
一人で抱え込まなかったことが大きかったです。
面談後に先輩へ、
「ここってどう聞けばよかったですか?」
「この人への求人提案、どう考えますか?」
と聞くと、その場で一緒に考えてくれる。
代表にも直接相談できますし、少人数なので自分の状況を周りが把握してくれているんですよね。
ただ「大丈夫だよ」と言われるのではなく、
「ここはできている。でもここは変えた方がいい」
とはっきりフィードバックをもらえる。
それがありがたかったです。
フィードバックを受けて、「答えを出す人」から「一緒に考える人」へ
――60日くらい経つと、面談の雰囲気もかなり変わりましたよね。長見さん自身は何が変わったと思います?
最初は「CAなんだから何か良い答えを出さなきゃ」と思っていたんです。
でも今は、すぐに答えを出さなくてもいいと思えるようになりました。
求職者本人が悩んでいるなら、一緒に整理する。
「僕はこう思います」と意見を伝えることはありますが、最終的に選ぶのはその人です。
CAが正解を渡すのではなく、その人自身が納得できる答えを見つけるのを支える。
その感覚が分かってから、少し面談が楽になりました。
――“いい支援”の基準も変わりました?
変わりました。
入社前は、「良い会社に転職できたら成功」くらいのイメージでした。
でも今は、必ずしも転職することだけが成功ではないと思っています。
話していく中で、「今の会社でもう少し頑張った方がいい」となることもあります。
それでも、その人が納得して次の行動を選べたなら、それは良い支援だと思います。
90日目。仕事を「任される」から、自分で「考える」へ
――90日頃になると、一番変わったのはどこでした?
自分から考えることが増えたことですね。
最初は、
「次は何をやればいいですか?」
と聞くことが多かったです。
今は、
「この求職者にはこの求人が合いそうです」
「こういう進め方にしたいんですが、どう思いますか?」
と、自分の考えを持って相談することが増えました。
まだまだ教えてもらうことは多いですけど、受け身ではなく、自分で仮説を持って動くようになったと思います。
――CAの仕事で一番面白いところは?
同じ人が一人もいないところです。
似た経歴でも、転職理由も、大事にしているものも違います。
だから、「このパターンならこの求人」という正解がない。
その人ごとに考える必要があります。
難しいですが、それが面白いですね。
CAだけではなく、企業側を見ることで支援の解像度が上がる
――BUDDIES CAREERでは、CAだけではなくRA側も見ていく機会がありますよね。
そうですね。
求職者側だけを見ている時は、
「この人に合いそうな会社はどこだろう」
という視点が中心でした。
でも企業側を見ると、
「この会社はなぜ採用したいのか」
「どういう人なら活躍できるのか」
「採用の裏側でどんな課題を持っているのか」
も考えるようになります。
両方の視点があると、求人票に書いてある条件だけでマッチングを考えなくなるんです。
企業と求職者、双方を理解した上で提案することが大切なんだと感じています。
少人数だからこそ、「ここまでが自分の仕事」が決まっていない
――エスポワを選んで、少人数の会社ならではだなと思うことはあります?
かなりあります。
最初からある程度任せてもらえますし、分からないことがあれば代表や先輩に直接聞ける。
距離が近いです。
あと、自分の仕事の範囲が決まりすぎていないですね。
CAだからCAだけ、ではない。
RAに興味があれば関われますし、採用やマーケティング、仕事の仕組みについても意見を言えます。
――実際、入社したばかりでも意見を言いやすかったですか?
最初は少し遠慮していました(笑)。
でも、意見を言った時に「まだ入ったばかりだから」と流されないんです。
「それいいね」なら採用されるし、「それはこういう理由で違う」とちゃんと議論してもらえる。
だから今は、気づいたことがあれば言うようにしています。
会社に合わせるだけではなく、自分たちで会社をつくっている感覚はありますね。
未経験でも大丈夫。でも「受け身」だと厳しい
――これから未経験で入る方が一番気になると思うんですが、人材業界経験って必要だと思います?
絶対に必要とは思わないです。
僕自身も未経験でした。
営業や販売、接客の経験がある方なら、人と関係をつくる力や相手のニーズを聞く力はかなり活かせると思います。
知識は入ってから学べます。
ただ、待っていれば全部教えてもらえる環境ではないです。
――そこはちゃんと言っておきたいですよね。
はい。
分からなかったら自分から聞く。
フィードバックされたら、まず一度やってみる。
失敗したら、なぜ失敗したか考える。
そういう姿勢は必要です。
逆に言えば、素直に吸収して、自分から動ける人なら成長スピードはかなり速いと思います。
次の90日は、「自分で成果をつくれるCA」へ
――最初の90日は終わりました。じゃあ、次の90日では何に挑戦したいですか?
まずは、CAとしてもっと自分で成果をつくれるようになりたいです。
面談の質もまだ上げられますし、求人や業界についても、もっと知識を深めたい。
求職者から、
「長見さんに相談して良かった」
と言ってもらえる支援を増やしたいです。
その上で、RAや採用など、少しずつ仕事の幅も広げていきたいと思っています。
1年後に、
「BUDDIES CAREERのここは、自分がつくった」
と言えるものが一つでもできていたらいいですね。
90日前の自分に言うなら、「分からなくて当たり前」
――最後に、入社初日の自分に声をかけるなら何と言います?
「そんなに不安にならなくていいよ」ですかね(笑)。
最初は本当に分からないことばかりでした。
でも、分からないのは未経験なので当たり前です。
大事なのは、分からないままにしないことでした。
聞けば教えてもらえるし、やってみて失敗しても、フィードバックをもらって次に活かせます。
――これから未経験でCAに挑戦しようとしている方にも同じですか?
そうですね。
「人材業界にいたことがないから無理かな」と思っているなら、それだけで諦める必要はないと思います。
僕自身、90日前は「本当に自分にできるかな」と思っていました。
でも今は、次に何をできるようになりたいかを考えています。
もちろん簡単ではないですし、自分から学ぶ必要はあります。
でも、人のキャリアに本気で向き合いたいとか、自分自身も早く成長したいと思う人には、すごく面白い仕事だと思います。
90日前は「できるかな」と考えていた。今は「次は何に挑戦しよう」と考えている。
その変化が、僕にとって一番大きかったかもしれません。
編集後記
「未経験でも大丈夫」という一言だけでは見えない、長見さんの試行錯誤が詰まった90日間でした。できなかったことを一つずつできるようにする。その先で、次の挑戦を自分から考え始める。BUDDIES CAREERらしい成長の形が見えたインタビューでした。