オンテックスの最終面接は、企業と学生がお互いの将来をきちんと見据え、「本当に合っているか」を最終確認する大切なステップ。だからこそ、あえて堅苦しくしすぎず、求職者の“素”を知るための仕掛けが随所に取り入れられています!
今回は関東エリアの採用を担当する中島さんに、最終面接の質問内容や評価ポイントを深く伺いました。最終面接を控えて緊張している方も、オンテックスが大切にしている価値観を知ることで、不安が少し和らぐかもしれません。それでは早速、中島さんの言葉を通じて「オンテックスの最終面接のリアル」を覗いてみましょう!
中島隆之 / 関東人事採用課 課長
福井県出身。大学から名古屋に出て、2010年にオンテックスへ新卒入社。営業を約5年間経験後、施工管理へ異動。その後、人事へとキャリアを広げた。東海支社での採用担当を経て関東へ転勤し、現在は最終面接官として「オンテックスの門番」の役割を担っている。本人曰く「元々は営業も下位成績で苦しんだことがあるからこそ、リアルを伝えたい」という熱い想いがある。
最終面接官、中島さんについて紹介!
ーーまずは中島さんの自己紹介をお願いします!
営業、新卒採用、人事、施工管理といろいろな職種を経験してきました。入社は2010年で、名古屋の大学を卒業してからすぐにオンテックスに入社。最初の5年間は営業を担当。
その後は施工管理に異動し、現場監督としてのやりがいや難しさを2〜3年かけて学び、続いて人事部門に移って東海支社の採用活動を担当。数年前に関東へ転勤となり、現在は最終面接官として新卒・中途採用の両面で求職者の皆さんとお会いしています。こうした多様な職種を経験してきたからこそ、社内の異なる側面を実感しながら、より幅広い視点でオンテックスの魅力や働き方をお伝えしています。
ーー最終面接におけるご自身の役割は?
オンテックスという「城」の入口に立つ、いわば“門番”だと感じています。求職者の方に中に入っていただくかどうかを最終的に判断する立場ですが、それは会社にとっても大切な決断であるし、入社するご本人にとっても重要な岐路です。そのため、なるべくリアルを伝えて「イメージと違った」とならないようにしたいんです。
最終面接だからこそ、もっと本音を聞きたいですし、本音をぶつけてほしい。私自身がいろいろな経験をしているので、何かしらの角度から「オンテックスのリアルはこうだよ」とお伝えできればと思っています。
最終面接はどんな雰囲気?
ーー最終面接はどんな流れで進んでいくのでしょうか?
大体1時間ほどで、前半30〜40分はこちらからの質問、残りの20分ほどが求職者さんからの質問というイメージです。最終面接まで来られる方は、すでに会社のことをある程度調べてくださっているので、逆質問の内容も深くて、そこで盛り上がることが多いですね。私からは「過去にどんなことを頑張ったのか」や「これからどうなりたいのか」をより突っ込んで尋ねるようにしており、それまでの面接で触れきれなかった話もここでじっくり伺います。
ーー簡単なロープレをすることもあると聞きました!
簡単なやり取りを通じて「実際に営業をするならどういう会話をするのか」といった部分を軽く見させていただきます。大掛かりなものではなく、面接の中でさらっとお願いするイメージです。日常的なコミュニケーション力を確認する意図もあり、基本的には雑談の延長線のような感覚で取り組んでもらっています。堅苦しい試験というよりも、「あなたらしさが出る会話をしてみましょう」というスタンスです!
ーー面接の雰囲気はカッチリした感じでしょうか?
むしろリラックスできるように心がけています。形式ばった空気になってしまうと、こちらも求職者さんも本音を隠してしまいがちですからね。ときには冗談を交えたり、私のほうから少し砕けた話し方をしたりして、できるだけ和やかに進めたいと思っています。私も沈黙が続くのは苦手なので、「思っていることをざっくばらんに話し合う」ために、こちらから笑顔やリアクションを積極的に出すように心がけています。応募者の方が「自分らしく話せた」と感じてもらえるのが理想です!
最終選考で問う“本質”──評価項目とその意図をご紹介!
ーー評価ポイントは明確に決まっているのでしょうか!
はい、4項目の評価ポイントがあります。1つ目が“積極性”、2つ目は“表情”、3つ目は“コミュニケーション能力”、4つ目が“考え方”ですね。とはいえ、最終面接は私個人の判断による部分が大きいので、あまり形式に縛られることはありません。「総合的に見てどうか」が最終的な内定判断につながります。
ーーまずは“積極性”について教えてください!
過去の出来事を深掘りして、どれだけ自分から動いていたかを確認します。例えば部活で頑張ったエピソードでも、「ただ毎日練習に参加していただけ」なら積極性とは言えないかもしれない。そこに自分なりの主体性があったかを探るのがポイントですね。どんな苦境でも自分発信で「もっとこうしてみよう」と思い、行動に移せる人は営業でも成果が出やすいと思っています。
ーーでは、“表情”はどう判断するのでしょうか?
挨拶やリアクションなどから、意外とその人の雰囲気は伝わるものです。営業も、お客さまの顔色やちょっとした表情の変化を敏感に察知してアプローチの仕方を変えますよね。同じように面接でも、「明るくオープンにコミュニケーションを取ろうとしているか」を大事に見ています。決して外見をチェックしているわけではなく、相手に寄り添う姿勢やリアクションから、どれだけ本音を話そうとしてくれているかが分かるので、最初の表情や反応の柔らかさは意外と大切なんです!
ーー“コミュニケーション能力”はどうでしょうか?
まさに先ほどのロープレなどで、お客さまの意図や状況を汲み取りながら、「相手が今何を望んでいるか」を想像してアプローチできるかがポイントだと考えています。営業でも一方的に話を進めるのではなく、押し売りをするのでもなく、相手にとって最適な提案を考えていく力が求められるんです。もちろん最初から完璧にできる必要はありませんが、「相手を思いやって話を聞こうとする姿勢」が見えると、こちらも安心して話を進められますし、互いの理解が深まると思います。
ーー最後の“考え方”はどのように評価しているのでしょうか?
簡単に言うと、自責思考があるかどうかは大切に見ています。成功体験ももちろん興味深いのですが、実は「辛かった経験をどう乗り越えたか」にこそ人それぞれの考え方や成長の糸口が見えるんです。失敗してしまったときも「どんな行動ができたのか」「そこで何を学んだのか」を振り返り、自分なりに前向きに変化できる方は、営業の場面でもしなやかに踏ん張っていけるはず。深刻に考えすぎず、「自分がどう乗り越えたか」を素直にお話しいただけると嬉しいですね。
「本音をぶつけてほしい」──未来の候補者へのメッセージ
ーーオンテックスはさまざまなキャリアの夢を応援していると聞きました!
そうですね。弊社は訪問営業をメインとする会社ですが、営業の道でガンガン稼ぎたい人だけが合うわけではありません。実際に施工管理や人事などさまざまな職種があり、多様なキャリアパスが用意されています。なので「自分の夢や目標が少しでもオンテックスの環境で叶えられそう」と思っていただければ、私たちは積極的にお迎えしたい。もちろん簡単に内定を出すわけではなく、その人がどれだけ具体的に活躍のイメージを持てているか、今後どのように成長したいかをじっくり確認しながら見極めるようにしています!
ーーもし目指す方向性がまったく合わないと感じた場合はどうするのですか?
実は、そういうときは「他の会社さんのほうがご自身のキャリアに近いんじゃないですか?」と、あえてお伝えすることも珍しくありません。私たちにとっても、候補者さんにとっても、入社後に「やっぱり違った」となるのは不幸な結果ですよね。だからこそ、面接の場でお互い正直に向き合うのが大切だと考えています。大変かもしれませんが、求職者の方が本当に望む道を一緒に探り、そこにオンテックスが少しでも寄り添えるなら、私たちとしては全力で応援したいと思っています。
ーー最後に、求職者の方へメッセージをお願いします!
もしオンテックスで、自分のやりたいことや将来像が少しでも実現できそうだと感じたら、遠慮なくぶつかってきてください。私たちも「入社後の環境をどう整えられるか」をしっかり考えますし、「もっと他に合う会社があるのでは?」と感じたら、遠回りにならないよう率直にお伝えするつもりです。面接はどちらかが一方的に判断する場ではなく、お互いに正直な気持ちを出し合ってベストな道を探すものだと思っています。まずは気楽に話す感覚で、あなたらしさを聞かせてください。お会いできるのを楽しみにしています!