和歌山の中学校で英語を教えていた皆川さんは、「自分の力でお金を稼ぎたい」という一念で上京し、バディデータに採用コンサルタントとして飛び込んだ。教育の世界とは全く異なるビジネスの現場、未知の数字、初めての法人営業——それでも入社わずか2ヶ月で2社の契約を獲得している。なぜそれが可能だったのか。日々何と向き合い、どう変わってきたのか。入社3ヶ月目の皆川さんに、リアルな言葉で語ってもらった。
Q. 元々は先生をされていたんですね。どうして転職しようと思ったんですか?
一番は、自分の力でお金を稼ぎたいと思ったことです。家庭環境がそれほど裕福ではなかったこともあって、自分の価値を上げながら、誰よりも稼いでいきたいという気持ちが強くありました。
教員は世間一般には「安定している」と言われますよね。でも正直、自分が将来やりたいことには見合わなくて。安定というのは、あくまで世間一般的な水準での話で、自分が描いていた生活には届かなかった。
Q. 和歌山から東京へ。転職だけでなく、引越しまでしたのはなぜですか?
ビジネスで新たな一歩を踏み出すなら、環境ごと変えてしまおうと思いました。働く場所も、住む場所も変えて、人が集まる東京という場所に来て、一つでも多くの機会を得たい——そういう気持ちでした。
正直、不安がなかったとは言いません。知り合いもいないし、業界も初めてだし。でも、地元に残ったままでいることの方が、もっと怖かった。「あの時動いておけば良かった」という後悔の方が嫌だったんです。
今思えば、その選択は正しかったと思っています。東京に来たからこそ出会えた環境が、今の自分を作っていると感じています。
Q. 数ある業界の中で、人材・HR領域を選んだ理由は何ですか?
転職活動では正直、他の業界も見ていました。最初から人材業界一択だったわけではないです。でも活動を進めるうちに、「自分の原点って何だろう」と真剣に考えたんです。
そこで辿り着いたのが、「人と関わること」「人に寄り添うこと」でした。教員として2年間、生徒と向き合ってきた。その経験が、気づかないうちに自分のベースになっていたんだと思います。
だったら、その強みが一番活かせる場所はどこか——そう考えたときに、HR領域が自然と浮かび上がってきました。採用コンサルタントは、企業の課題にも向き合うし、求職者の人生にも関わる。「人への関わり方」という意味では、教員の仕事と通じるものがある気がしています。
Q. 入社2ヶ月目に2社の契約を獲得したと聞きました。未経験でなぜそれが可能だったんですか?
この職場の環境が、本当に良かったからだと思います。代表が一つ一つの商談に同行してくれるんです。事前に提案内容を一緒に考えて、商談を終えたらすぐにフィードバックをもらえる。「この言い方はどう聞こえたと思う?」「あそこはもっとこう聞けた」というレベルまで、丁寧に指摘してくれます。
一度、一つの提案に対する戦略をホワイトボードに書き出しながら、2〜3時間かけて一緒に考えたこともありました。大きな会社ではまず経験できないことだと思います。
もう一つはAIの活用です。3C分析や競合調査、市場データの収集など、情報収集とデータ分析に積極的に使っています。自分一人では調べきれないところまで深く追求できるので、お客様との商談でも根拠のある話ができるようになる。
さらに社外のメーカーさんからも勉強会を開いていただいていて、会社の内側だけでなく、外からのサポートもしっかりある。この三つが重なって、早期に成果が出たんだと思います。
Q. 実際の提案はどんなふうに進めているんですか?
最初から「この商材で行こう」と決めて行くことはしません。まずはとことんヒアリングです。お客様が今どんな課題を抱えているのか、どんな人材を欲しいのか、採用がうまくいくとどんな未来になるのか——そこをすり合わせた上で、最適な提案を組み立てます。
1社目は、採用自体はある程度うまくいっていた企業様でした。ヒアリングの中でダイレクトリクルーティングが課題解決に有効と判断して、そこへの提案で契約につながりました。未経験エンジニアの採用支援です。
2社目は、経験者採用にとても困っていた企業様で。今使っている採用媒体の効果をどう上げるか、という視点から、採用広報の強化を提案しました。
お客様の「叶えたい未来」から逆算して提案を組み立てるというのが、自分のスタイルになってきました。そこが教員時代の「生徒に何が必要か」から逆算して授業を組み立てていた感覚と、少し似ているかもしれません。
Q. 入社してから、ご自身の中で一番変わったことは何ですか?
人間としての成長が、一番大きいですね。お客様との商談、そしてそのフィードバックを通じて、自分の会話の仕方や立ち振る舞いが、自分が思っている以上に周りから見た目と乖離していることに気づきました。
たとえば、「あの場面、こう見えていたよ」と言ってもらったとき、自分の認識とまったく違って驚くことがあります。自分では丁寧にやっているつもりが、相手には伝わっていなかったり、逆に強く出すぎていたり。
20年以上の人生で、ここまで自分に向き合う時間はなかったかもしれない。大人になると、正直なことを言ってもらえる機会って本当に少ないじゃないですか。この3ヶ月は、その意味でも非常に貴重な時間になっています。
数字と向き合うことも大きな変化です。架電数、獲得ポイント数、売上からの逆算——教員時代には全くなかった発想で、最初は正直戸惑いました。でも今は、数字があることで「自分が今どこにいるか」が見えるし、次に何をすべきかが明確になる。数字って、道標なんだと気づきました。
Q. 逆に、大変だったことや苦労したことはありますか?
扱える商材が非常に多いことですね。採用媒体の種類も、支援の手法も、バリエーションが本当に豊富で。それぞれの特徴を理解して、お客様に最適な提案ができるようになるための知識キャッチアップが、いい意味で大変です。
でも、その大変さにワクワクもしているんです。学ぶほど提案の幅が広がる。知識が増えるほど、お客様に貢献できることが増える。大変さとやりがいが表裏一体になっている感覚があります。
数字がいかない時期もありました。でも不思議と、この職場では強いノルマ感みたいなものは感じなくて。「まだいける、こうやればうまくいく」という根拠を一緒に考えてくれる環境なので、ネガティブになりすぎることなく前を向けています。
Q. 未経験からこの世界に入ろうとしている人に、一言伝えるとしたら?
どうせ同じ時間を過ごすなら、楽しい仲間と、楽しい仕事を通じて、将来を描いた方がいい——それだけです。
バディデータには、ルーツは全然違うけど、向かっている方向が似た仲間が集まっています。「稼ぎたい」とか「成長したい」とか、根底にあるものが近いので、一緒に仕事をしていて引っ張り合える感覚があります。
未経験であることは、不利じゃないと思っています。むしろ最初から現場に出て、失敗して、フィードバックをもらって——その繰り返しから学ぶ方が、半年研修して理論を学ぶより、はるかに速く成長できると体感しています。
1年後の自分の目標は、次に入ってくる人の背中を押せる先輩になっていること。そして、大好きな海外旅行に、お金を気にせず行けるようになること。その両方を、バディデータで実現したいと思っています。