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『多拠点居住』という新たなライフスタイルを生み出す、ADDress事業のおもしろさ

近年「空き家問題」がニュース等で取り上げられるようになりました。2033年には、全住宅の3割が空き家になると予測されており、とくに地方の空き家問題は深刻です。

また、リモートワークなどの新しい働き方が広がり、場所に縛られないライフスタイルが少しずつ注目されてきています。

株式会社アドレスは『多拠点居住』という新しいライフスタイルを通し、日本の空き家問題の解決と豊かな社会の実現を目指しています。

今回の記事では、取締役COO(最高執行責任者)の岡田健太郎に『ADDress』事業のおもしろさや組織の特徴、今後のビジョンまで幅広く語ってもらいました。

さまざまな新規事業立ち上げを経て、ADDressの目指す世界観に共感

ー入社前の経歴を教えてください。

元々新しいことやおもしろいことに挑戦したい性格の私は、ちょうどインターネットが台頭してきた大学生の頃に、直感的に「この分野はおもしろそうだ」と思い、まだ地位を確立していないIT業界に飛び込みました。

インターンで入った小さなITベンチャーから始まり、その後はポータルサイトや大手通信会社、IT系スタートアップの立ち上げなどに参画しました。インターネット業界で常に新しい事業を生み出すことに注力していたように思います。

さまざまな経験を積む中で、もっとも長く籍を置いたのが株式会社ガイアックスでした。学生時代からのご縁でガイアックス社長の上田氏に声をかけてもらい入社を決意し、最終的には役員に就任。複数の新規事業立ち上げやスタートアップ投資を担当していました。

ーアドレスに出会ったきっかけはなんだったのでしょうか?

弊社代表の佐別当もガイアックス出身で、アドレスの創業直後にガイアックスから出資をしていました。その後、ADDressの事業拡大にあたり、経営陣の拡充が必要という相談があり、まずはガイアックスと掛け持ちする形で参画しました。

ーなるほど。そこから本格的に入社を決めたのはなぜですか?

ADDressの目指す世界観「いつもの場所が、いくつもある、という生き方。」への共感が決め手でした。

実は私自身キャンプが好きなこともあり、ガイアックス時代に「キャンプ場版Airbnbサービス」を新規事業で立ち上げたことがあります。

全国の農家などの遊休地にテントを常設して気軽に滞在できるというサービスで、最終的にうまくいかなかったのですが、多拠点生活に通ずる部分があり、ADDressに共感しました。

“地域”と“ヒト”双方の課題を解決できる事業

ーADDressの事業について教えてください。

月額制で全国どこでも住み放題。日本各地の空き家を活用した、多拠点生活プラットフォームです。各物件はリノベーションした上で、Wi-Fiや家具家電など必要なものも全て揃えています。

私は「地方の課題と働く人(利用者)の課題を同時に解決するサービス」だと考えています。

地方の課題とは、加速する人口減少。それに伴う空き家の増加です。一方、利用者側には、働く場所や時間がどんどん自由になる中で「複数の拠点を持ちたい」という考え方も増えてきています。とはいえ、自分に合った2拠点目、3拠点目を探し出すのは難しいことです。

ADDressは全国230箇所以上の拠点があり(2022年8月現在)、いろいろな場所を試せるので、自分のニーズに合った第二・第三の拠点を見つけられます。加えて、特に気に入った場所が見つかれば、特定の家のドミトリ・個室を自分専用の居住スペースとして利用できる「専用ベッド」という制度も設けています。

ー自治体と連携することもありますよね?

はい。今までは「空き家問題」や「地方離れ」といった課題の解決には、移住促進という形でアプローチする自治体が多かったのですが「関係人口を増やそう」という地域が増えてきました。つまり、移住まではいかなくても、定期的にその土地に来る人を増やすことに目を向けてくださるようになったのです。

例えば、私たちが主催するワークショップを地域で開催して、ADDress会員や家守(拠点の管理者)、地元の方が交流できるような場を設けたり、ADDressの空き家リノベーション費用の一部に助成金を出してもらっています。自治体が持つ「お試し移住用の家」を一部お借りしているケースもあるのです。

今後も自治体連携を強めていくことで、地域の課題解決を加速していけると考えています。

ゼロベースで課題に取り組めるメンバーで組織を運営

ー社会意義の高さも感じられる事業ですね。この事業を拡大するために、佐別当さんと岡田さんはどのように連携されているんでしょうか?

佐別当とは、ガイアックス時代に一緒に仕事をした時期もありましたが、近未来のビジョンを描く力に長けている人物です。

ビジョンというのは、あまりに壮大すぎたり、100年先などのイメージしづらいものでは、みんながついてこれません。これまで佐別当は「3〜5年後にはこういう社会になっていて、だからこの事業が成り立つ」と予測し、それが本当に実現されてきたので、見通す力をとても信頼しています。

そうして描かれたビジョンを「どのように実現していくのか」を考え、実行に移すのが私の役割です。組織作りも含め、そのために必要なアクションが求められていると思います。

ーお二人で良いバランスが取れているんですね。ADDress事業の成長を支える各部門についても教えてください。

まず、「家」周りに関する部門は大きく二つあります。一つは新しい家を開拓していく「拠点開発」部門です。この部門は家を増やし、オーナー(家の所有者)と家を管理する家守を新規獲得する役割を担っています。

それに対し、ADDressの家としてオープンした後の稼働率を向上させて「人気の家」を創り上げていくのが、「拠点管理」部門です。稼働率を上げるには、ハード・ソフト両面の管理が必要になります。

さらに新規会員獲得を担う「マーケティング」部門と「インサイドセールス」部門があります。マーケティングでメール会員を増やし、メール会員になってくれた方をインサイドセールスがナーチャリングし、本会員を獲得していくという連携をとっています。

そして、本会員の満足度を高めて長期利用をサポートするのが、「カスタマーサクセス」部門です。

また、「家」「会員」周りの部門と横軸で繋がる形で、システム面を担う「プロダクト開発」部門バックオフィスを担う「管理部門(経理・財務・広報・労務)」があります。

ー部門間で連携をとっているのですね。一方で、課題もあったりするのでしょうか?

まだ社員数が少ないこともあり、メンバーが複数の役割を兼務している状況です。そのため、なかなか一つの役割に深くコミットしきれないという課題があります。例えば、マーケとインサイドセールス、拠点開発と拠点管理はマネジメントが現在は兼務なので、専任化することで事業推進スピードをさらに上げていきたいと考えています。

また今後は各部門で専門的なスキルを持つメンバーを増やしていき、組織強化を進めていきたいです。

ーこれからがさらに楽しみですね!メンバーの共通点などはありますか?

ゼロベースで考えて取り組む姿勢は共通しています。

多拠点居住サービスという新しい市場・プロダクトのため、フラットな視点で課題解決に取り組み、自分で積極的に手を動かしていくタイプが多いです。

社員の“ワークスタイル”も自由に

ー実際の「働き方」についても教えてください。アドレスが「フルフレックス&フルリモート」という働き方を選択したのはなぜでしょうか?

2020年4月、新型コロナウイルス感染症予防策として、フルリモートをテスト的に開始した結果、ポジティブな効果の方が高いと感じ、本格導入しました。

最終的にオフラインのオフィスはなくし、それに伴って、働く時間を縛る必要性も感じなくなったため、フルフレックス制度も導入したのです。幼稚園の送迎や家族の看護などで気兼ねすることがなくなり、働きやすさが増したという声が多く、導入して正解でした。

ーコミュニケーション面で不安はありませんでしたか?

最初のうちは、「雑談が減った」「人と話して気分転換をする機会を設けづらくなった」という声を聞くこともありました。

そこで、会社からコミュニケーション費を補助して「近くに住んでいる人同士、お茶でもしながら、たまに気分転換してね」という制度を設けたのです。

また、ADDressサービス使い放題の福利厚生もあるので、メンバーが偶然同じ「家」で遭遇することがあります。たまに背景が同じメンバーたちがいて「あれ、今日一緒ですか?」なんて会話もあるのです。

ー社員の「いつもいる場所」が違うのはおもしろいですね!

そうですね。居住地自体は関東圏のメンバーが多いですが、サービスを使って定期的に拠点を変えているメンバーもいます。

打ち合わせの時に「今日はどこからですか?」という話題で始まることも多いです。

今までにない市場を新しく作るおもしろさを感じてほしい

ーADDressの展望を教えてください。

好きなところにいつでも住めるという多拠点居住のベースは保ちつつ、今後は「地域の人との交流をより深めていきたい」と考えています。

現在でも実際にその地域に足を運べば交流の機会はありますが、オンライン上での地域交流には、まだまだ取り組めていません。

今後は、会員・家守・地域の方々がオンライン上で交流できる仕組みを作り「行く前と行った後も地域の方と仲良くなれる」体験を生み出していきたいです。そうすることで、2拠点目、3拠点目に対する愛着もより湧くと思っています。

また、さまざまなニーズに応えられるプランの拡充も検討中です。利用者の多くは、リモートワークをしている方になるとは思いますが、フルリモートではなくても、週に2〜3日でリモートワークをされている方にも、もっと使ってもらえるサービスにしたいと考えています。

例えば、月に1週間程度の利用でも継続できるようなプライシングなど、ライト層にも使ってもらえるような施策は考えているところです。

ー最後に、アドレスで働きたいと思っている方にメッセージをお願いします!

弊社の魅力は「今までにない市場を新しく作っている」という実感が持てることです。

もちろん、既存市場で新しい武器を使って戦うことを楽しめる方もいらっしゃるとは思いますが、それよりも「ないものを生み出し、育てていくのが楽しい!」と感じる方にフィットする会社だといえます。

「新しいライフスタイルを作りたい」という想いをお持ちの方には、ぜひ弊社にジョインしていただきたいです。

アドレスでは、新しい仲間を募集しています!ご興味ある方はぜひご応募ください。

▼マーケティング責任者

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ADDressは多拠点居住サブスクサービスを通して、 ・好きな時に、好きな場所で、暮らしたい。 ・都市と地方の複数の拠点で生活をしてみたい。 ・リモートワークをしながら、各地の自然とふれあいたい。 ・その土地で暮らす人たちと出会い、交流したい。 といった、新しい暮らしのかたちを実現します。
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