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SNS市場で新たな広告モデルを創りたい。LIVEトークアプリ「WithLIVE」がサイバー・バズ入りしたきっかけとは

2022年10月にサイバー・バズのグループ入りした「WithLIVE」は、ファンとアーティストが1対1で対話できるLIVEトークアプリを運営しています。

エンタメ領域でビジネスを広げてきたWithLIVEと、SNSマーケティング領域で事業拡大を図ってきたサイバー・バズ。

両社の間ではどのような親和性が醸成され、化学反応が生まれるのか。

これから目指していく事業の青写真は何なのか。

株式会社WithLIVE 代表取締役の大島 翼さんに伺いました。

略歴
大島 翼(オオシマ ツバサ)
株式会社WithLIVE 代表取締役

2016年 株式会社WithLIVE創業
2022年 サイバー・バズへ全株式を売却しサイバー・バズグループに参画

コロナ禍で劇的に変わったエンタメ業界。DXがより求められるように

──まずは現在の担当業務と組織のミッションについて教えてください。

子会社の社長として、WithLIVEのサービスを成長させるために日々取り組んでいます。

ファンとアーティストが交流を図るためには、ライブ会場やイベントといった現場に出向かなければならなかったわけですが、WithLIVEのオンライントークでは、スマホ1つさえあれば、どこにいてもコミュニケーションができます。

そして、2020年からのコロナ禍でエンタメ業界がドラスチックに変わったなか、新たな取り組みとして「エンタメDX」にも力を入れています。

というのも、エンタメ業界はレガシーな産業構造や商習慣が根強いため、まだまだテクノロジーで解決できる部分は多くあると感じているからです。

これまで多くの音楽レーベルや芸能事務所とのやりとりを重ねていくうちに、オンライントーク以外にも、独自の抽選システムや電子チケットの発行システムを構築し、オンラインイベントだけでなく、オフラインイベントを開催する際にも、WithLIVEで一貫したサポートを提供できるようになりました。

──コロナ前後で、エンタメ業界におけるオンライン配信需要はどう変化しましたか?

コロナ禍の初期では巣篭もり需要が増え、オンラインイベントが中心に開催されていましたが、直近ではイベントのリアル開催も復活してきており、オンライン単体で見るとピーク時よりも鈍化傾向にあると感じています。

他方で、リアルとオンラインで同時開催する「ハイブリッド」型のイベントもコロナ禍で普及し、両方の視点から満足度の高いイベントを行うためのソリューションが求められています。

WithLIVEは日本のライブアイドルからメジャーアーティスト、加えてK-POPを中心とした海外のアーティストなど、相当な数の案件をこなしてきましたが、コロナ禍で日本と海外との往来が難しいなかでも、WithLIVEを活用すれば、場所問わずにオンラインイベントを開催できるので、非常に高評価をいただいております。

業界内での高い認知度とプロダクト改善の早さが強みに

──他の競合サービスとどのように差別化を図り、ビジネスを展開してきたのでしょうか。

WithLIVEの強みとして、まず挙げられるのが「業界内で圧倒的な認知が取れている」

ということです。

アーティストも「今日WithLIVEするよー!」(オンライントークを開催するという意味)や、ファンも「WithLIVEしてくれてありがとう!」のように「WithLIVEする」という動詞が定着しています。新しい文化が広まっており、ファンとアーティストがWithLIVE上でオンライントークする土壌ができあがっているのです。

音楽レーベルや芸能事務所の中でも「オンライントークならWithLIVE」という形で浸透していて、業界内での知名度を獲得できているのが、WithLIVEの優位性につながっています。

さらに、ファンや事務所・音楽レーベルの、サービスに対する課題や要望を素早くキャッチし、いかに早くプロダクトへ反映できるかを意識していました。

自分自身もエンジニア出身の起業家なので、何かブラッシュアップすべきことが見つかれば、どうエンジニアニングで解決できるかを常に念頭に置いているので、プロダクト改善に注力しているのも特長だと思います。

ただ、無駄なものを作ってしまえば手戻りが発生するので、アウトプットは小出しにしつつ、ファンや事務所・音楽レーベルにヒアリングしてフィードバックをもらいながら開発することを心がけています。

異業種とのシナジーを求めグループ入りを決意

──2022年10月にWithLIVEはサイバー・バズのグループに入りましたが、その決め手となったきっかけについて教えてください。

今までは、販促の用途としてはアーティストのCDや写真集などのグッズを販売するための施策として、音楽レーベルや芸能事務所が主体となってWithLIVEを活用するケースがほとんどでしたが、それらに代わりに広告商品としてのメニューにオンライントークを組み込むことで、新たな価値を見出せるのではと思ったんです。

SNSマーケティングの市場は大きいので、広告キャンペーンにオンラインイベントをインストールできれば、かなりのポテンシャルがあると感じていました。

サイバー・バズの広告商材にWithLIVEを加え、能動的にオンラインイベントを仕掛けていけると確信したので、グループ入りすることに決めました。

広告キャンペーンにWithLIVEのエンタメ性を取り入れた座組みを作りたい

──その一方で、組織の課題として感じていることは何かありますか?

これまで組織の力でサービスを回し、成果を出すことをあまりやってこなかったこともあり、属人化から脱却していく必要があると考えています。

私自身、社長業の傍ら、実際のエグゼキューションやクライアントとの折衝など、現場でのアクションも並行して行っているので、エンタメ業界に精通していて、かつビジネスの意思決定ができるような方が入ると、組織として強くなると考えています。

その辺りはサイバー・バズの人材とも連携しながら、サービスを成長させていきたいですね。

──最後に2023年の目標やテーマ、今後の展望について教えてください。

今現在、サイバー・バズが培ってきたSNSマーケティングや広告ビジネスと、どういう風にすればシナジー効果を生み出し、成果を最大化させられるかを考えている最中です。

さまざまな業界の広告キャンペーンに、WithLIVEのエンタメ性やインタラクティブ性をどうインストールし、これまでにない広告効果を出せるのか。

いろいろと試行錯誤しながらにはなりますが、サイバー・バズのアセットを生かし、新たなビジネスの可能性を模索していきたいと思います。

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