こんにちは。
FlyNexiaの採用担当の大原です。
弊社ではこの夏「第7回Minecraftカップ」に参加しました。
リアル教室2チーム、オンラインチーム1チームの計3チームが参加し、オンラインから参加した1チームは「学校賞」を受賞することができました!
全応募作品は400を超え、この賞はたった1チームのみに与えられるものです。
今回は入賞に導いたチームの担当をしていたTeacher Timからのエピソードを用いながら、FlyNexiaが目指す教育のあり方についてお話しをしたいと思います。
まず本題に入る前に、FlyNexiaの考える教育観からお話しします。
「教えない」は簡単じゃない
子どもと「どう関わるか」は、この仕事で一番迷うところかもしれません。
英語を教えること、ルールを教えること。
教師が果たす役割はこういった様々なことを教えることですが、単に教えるといっても様々な方法があります。
答えがあるものについては、単刀直入に答えを言う方法が一番早いです。
「この答えはこれだよ」「これはこうだから、やっちゃいけないよ」など一方的に伝える形です。
一方で、あえて「言わない」という選択肢もあるのです。
といっても黙り込むわけにはいかないので、「なぜそう思ったの?」「こう言う場合だったらどうなる?」など、深掘りをする質問をします。
仮に子どもの言っている答えが逸脱していても、あえて質問をしてみるのです。
この質問を考えることは意外とスキルを要するもので、質問の途中で「でもそれだったら間違ってるじゃん」など、つい意見をはさみたくなってしまいます。
でも実はこの「あえて言わない」ことは大きなメリットもあるのです。
あえて口を出さない理由
近年のAIの発達により、教育の形も大きく変わりつつあると考えています。
世の中に存在する答えのあるもののうち、そのほとんどに関することをAIが教えてくれるようになりました。
では、この時代において大量の暗記や詰め込み学習はどんな意味を持つのでしょうか。
私たちは、テストで答えのみを問う時代は終わったと考えています。
むしろ定量では測ることができない「問題解決能力」「他者と協働する力」「表現力」が大事になってくるのでは無いでしょうか。
これを私たちは「人間にしかできない力=人間力」と表現しています。
この人間力を育むということが、あえて答えを提示しない理由でもあります。
答えが存在するものについては、年齢も国籍も関係なく、誰に聞いても一定のクオリティの情報を取得できる時代になりつつあります。
それを踏まえた上でどのような結論を出すのかは個々の力次第。
FlyNexiaでは日々この考える力を癖づけていますが、そのアウトプットとしてマイクラカップなどの外部のイベントも活用しています。
実は途中、かなり詰んでいた
とはいえ、時間が限られている中でプロジェクトを進めていかなければいけないので、常に穏やかな気持ちで生徒たちの答えを待つことはなかなか難しいのが正直なところです。笑
今回のマイクラカップでは、子どもたちは「レッドストーン回路」を使った、かなり複雑なアイディアを出すことが多かったです。
(マインクラフトの中で、電気配線のようにライトを点灯させたり、装置を動かしたりする仕組み)
だから正直なところ、うまくいかない場面では 「ここはこう繋げたほうがいいよ」と教えたくなることも多々ありました。
でも、あえて待ってみると、 試行錯誤を重ねて自分たちで解決したり、別の生徒が手助けをしてくれたりすることがほとんどでした。
5日間のプロジェクトを通して一番素晴らしいと感じたのは、最初はまったくの他人だった生徒たちが、だんだんと仲間になっていく姿です。
一緒に考え、遊び、挑戦し、成功する中で、本物のつながりと達成感が生まれていくのを感じました。
結果として、講師が何かを教え込んだわけではありませんが、チームの一員として関わる姿勢を、そっと伝えることができていたのだと思います。
入賞は「結果」でしかない
結果として入賞につながり、もちろん大喜びでした。
2月には授賞式もあるそうで、オンラインの仲間と顔を合わせる機会にもなり、とても楽しみです。
しかし、本質はそこではありません。
私たちが大事にしたかったことはその過程にあります。
相手を尊重し、自分のアイディアとどう融合できるか思考を広げたからこそ、素晴らしい作品になったと思うし、だからこそ結果がついてきたのかなと感じます。
教育の在り方を変える、というととても荷が重く、普段日本の小学校に通っている子どもたちにはあまり効果がないのではないか、と思ってしまうかもしれません。
でも、子どもはなんとも純粋で適応能力にも長けています。
「なぜ?」が好きな性質だから、「なぜ?」と質問すれば素直に考えるし、奇想天外なアイディアが生まれることもあります。
日本の教育を大きくを変えることができなくても、目の前にいる子どもたちの未来が豊かになるように、日々試行錯誤しながら新しい教育の形を模索することはできます。
そして、このイベントと結果を通して、どんな時代でも生き抜ける「人間力」を育んでいきたいと改めて実感しました。