【代表インタビュー】「今日より明日を良くする」チーム解散の痛みを越え、辿り着いた“持続可能なビジネス”と「人が育つ仕組み」の正体
ECコンサルティング領域において、確かなアセットと実行力を武器に急成長を遂げているFORCE-R株式会社。「ECコンサル」の枠に留まらず、D2Cブランド展開や海外進出など、アメーバ経営的に事業を多角化し、着実な拡大を続けています。
レールを外れ、倉庫での一人起業から這い上がってきた異色の経営者・飯塚は、なぜこれほどまでに盤石な収益基盤の構築と、業界常識を覆す「高還元」な組織作りに突き進むのか。その原動力は、過去に味わった「力が及ばず、仲間を解散させた」という原体験にありました。
学歴も職歴も関係ない。必要なのは「今のままでは終わりたくない」という渇望。かつて全てを失った飯塚が、今まさに形にしようとしている「顧客を勝たせるための執念」と、持たざる者が強さを手に入れるための舞台裏に迫ります。
飯塚 遼太 / 代表取締役
10歳までニューヨーク・マンハッタンで育つ。帰国後、学生時代から音楽活動に没頭。大学を入学初日で退学し、一時は倉庫生活を送るなど波乱万丈な青年期を過ごす。その後、Webビジネスでの独立と挫折を経て、FORCE-R株式会社を創業。現在も現役のバンドマンとして活動を続けながら、10年かけて築いた独自のマーケティング資産を武器に、代表として事業を拡大中。
レールを外れた学生時代と、倉庫での1人起業
ーー飯塚代表はロジカルな経営戦略をお持ちですが、その経歴はかなり異色だと伺いました。どのような学生時代だったのでしょうか?
ロジカルなんてとんでもない、むしろ真逆でしたよ(笑)。もともと僕は10歳くらいまでニューヨークで育った帰国子女で、性格も明るいリーダー気質でした。でも、日本に帰ってきて待っていたのは、優秀な兄との比較でした。兄は勉強ができて、慶應に進学し、父と同じ大手生保に入るような、いわゆる「王道」を行くタイプ。一方で私は、中学受験で兄と同じようにはいかず、そこから少しずつ「優等生のレール」から外れることで自分のアイデンティティを保とうとし始めました。
中高時代は遅刻の常習犯で、先生に「卒業できたのが奇跡」と言われるほどでした。大学にも進学しましたが、入学式のあとの学部説明会で「ここは自分の居場所じゃない」と直感し、初日で通うのをやめました。1年間、親には通っているふりをしてバンド活動に明け暮れていたんですが、それがバレて家を追い出されたんです。
そこからは、「自分で食っていくしかない」と腹を括り、サウナや靴屋、カラオケ店など、あらゆるアルバイトを転々としてなんとか生活を繋いでいました。ある意味で、この時期の必死さがビジネスマンとしての原点かもしれません。
ーーそこからなぜ、WEB業界やビジネスの世界へ飛び込むことになったのですか?
当時は「バンド活動のためにお金を稼がなきゃいけない」という動機がすべてでした。とにかく稼げる仕事を探して、あるWEB系のベンチャー企業に入社しました。
そこはいわゆる「ブラック企業」のような過酷な環境だったんですが、不思議と仕事自体はすごく楽しかったんです。当時はSNSの黎明期で、コミュニティ運用などを通じてサプリメントや雑貨を販売する仕事でした。「どうすれば画面の向こうの人が動くのか」「なぜこの商品は売れるのか」。それを肌感覚で学び、仕掛けた施策で数字が跳ね上がる瞬間に、音楽とはまた違う興奮を覚えました。
ーー手応えを感じていたんですね。
はい。でも、その会社も結局、経営不振であっけなく解散してしまったんです。昨日まであった居場所が、突然なくなる。「会社なんて簡単に潰れるんだ」「組織に依存して生きていくのは危うい」。そんな現実を突きつけられました。
そこで「もう自分でやるしかない」と腹を括り、一度は勘当された実家に戻って両親に頭を下げました。「ここでやらせてください」と自分の決意を伝え、実家の10畳ほどの倉庫を借りて、たった一人、パソコン1台での起業をしました。
チーム解散の痛みが生んだ、「今日より明日を良くする」という理念
ーー倉庫からの再出発、まさに背水の陣ですね。具体的にはどのような事業を立ち上げ、軌道に乗せていったのでしょうか?
最初の事業はアフィリエイトや転売(せどり)でした。初月の売上は20万円ほどでしたが、狙い通り初年度の売上は上々でした。「自分の力で生きていける」という万能感がありましたね。そこからさらに拡大しようと、古くからの地元の友人2名とアルバイトを雇ってチーム化しました。
しばらくは順調だったんですが……。ある日突如、Webのアルゴリズムが変わって、それまでのやり方では全く売上が立たなくなったんです。本当に、一瞬でゼロになりました。
ーー売上がゼロに……。
はい。当然、事業に誘った友人たちの給料も払える見込みがなくなりました。昨日まで「Webには可能性がある」「一緒に夢を見よう」なんて雄弁に語って誘っておいて、自分の手で彼らを切り捨て、辞めてもらうしかなかった。
その時、かつて自分が勤めていたベンチャーでクビになった時の記憶がフラッシュバックしたんです。「結局、僕自身もあの会社と同じじゃないか」。そう自分を責めました。悔しかったし、情けなかった。罪悪感に苛まれ、本当にどん底でした。でも、そこで痛感したんです。「勢いだけで稼ぐのではなく、経営者としてもっと根本的な視点を持たなければ、誰も守れないんだ」と。
ーーその痛烈な原体験から、具体的にどのような経営の指針が生まれたのでしょうか?
仲間を守り、事業を続けるためには、大きく2つの要素が絶対に欠かせないと気づきました。
1つは、ビジネスモデルにおける「資産と収益の両立」です。「今日稼げる」だけではダメで、「明日、明後日と価値が積み上がるビジネス(資産性)」を作り、簡単に潰れない基盤を持たなければならない。それと同時に、「今日、しっかり稼いで結果を出さなければ、明日の生活も、会社の存続もない」というPL(収益)のリアリズムを持つこと。きれいごと抜きに、この両輪が回っていなければ会社は続きません。
もう1つは、組織における「人が育つ仕組み」です。ただ人を集めて仲良くやるだけでは意味がない。会社として「事業とともに、人が成長し続けられる仕組み」を用意しなければ、結局また解散することになる。給与という形での還元はもちろんですが、それ以上に「成長」という財産を彼らに残せる組織でなければならない。そうでなければ、本当の意味で仲間を守ったことにはならないのだと痛感しました。
私たちが掲げる「今日より明日を良くする」という理念は、この痛烈な反省から生まれました。一見ありふれた標語ですが、刹那的な生き方で全てを失った僕にとっては、二度と同じ過ちを繰り返さないための、血の通った誓いなんです。
盤石な資産と顧客志向が結びついた、勝てる事業の作り方
ーーその原体験が、現在のFORCE-Rの事業モデルにどう繋がっているのでしょうか?
最も大きく影響しているのは、事業を次々と多角化させる「アメーバ経営」のスタイルです。現在はECコンサルティングを主軸にしつつ、D2Cブランドの立ち上げや海外展開など、複数の事業を展開しています。
これは単なる手広さではありません。事業の柱を複数持つことで、どんな環境変化があっても会社が揺るがない「盤石な経営基盤」を作る。それによって、仲間が安心して挑戦し続けられる「持続可能な成長環境」を維持するための、極めて前向きで意図的な戦略なんです。
ーー「会社と仲間を守り、成長させる」ための多角化なんですね。
そうです。そして、この多角化を推進するエンジンの役割を果たしているのが、僕たちの「徹底した顧客志向」です。私自身が会社を潰し、稼げない苦しさを知っているからこそ、クライアントには絶対に稼がせないといけない。
だからこそ、「顧客の売上を作るためなら、ECコンサルの枠を超えて何でもやる」と決めています。物流の改善が必要ならやるし、PRが必要ならやる。事業ありきで人を当てはめるのではなく、「顧客の課題」が先にあって、そこから新しい事業が生まれていく。それがFORCE-Rのアメーバ経営の実態です。
ーーその展開を支える「強み」はあるのでしょうか?
そこで活きてくるのが、泥臭く10年かけて築き上げた「50万人のモニターネットワーク」です。これが僕たちの最大の武器であり、資産です。
競合他社が今から真似しようとしても、この会員基盤と運用オペレーションを一朝一夕で作ることは不可能です。この精緻なノウハウがあるからこそ、商品の「サンプリング」を行ってリアルな「インサイト」を集めたり、他社には真似できない最大火力の施策を打つことができる。 これこそが、どんな事業を展開しても勝てる「潰れない城壁」として機能しているんです。
事業と人が連動して成長し続ける仕組み
ーー先ほど「人が成長し続ける仕組みが必要だ」という教訓のお話がありましたが、具体的にどのように実現されているのでしょうか?
僕たちが実践している「アメーバ経営」は、実は人材育成システムでもあるんです。事業が増えるということは、単に売上が増えるだけではありません。「事業責任者」や「社内起業家」のポストが増えるということを意味します。
過去の失敗から学んだ「人が成長する仕組み」とは、座学の研修を充実させることではありません。メンバーが挑戦し、失敗し、また立ち上がれる本気の「打席」を、会社として用意し続けることだと定義しています。
ーー具体的にはどのような選択肢があるのですか?
「稼ぎたい、キャリアアップしたい」と思った時、多くの人は転職や独立を考えると思います。でも、FORCE-Rなら「今の業務が合わないなら別の事業部へ」「独立したいなら社内ベンチャーでスモールスタート」という選択肢を提供できます。
実際に、入社後に子会社社長としてブランドを任せているメンバーもいます。自分自身の幸せとリスクを天秤にかけて、一人ひとりがベストなバランスを選べばいい。もがきながら進む人生だからこそ、FORCE-Rを通じて多くの「選択肢」を持てるようにしたいんです。
ーーその「選択肢」を活かすために、どのような成長を重視されていますか?
私たちが目指すのは、スマートな「コンサルタント」ではなく、泥臭い「商売人」です。そのため、評価制度は定量(数字)を6割、定性(人間力)を4割に設定しています。
定量面では売上だけでなく「顧客満足度」を重視し、本当の意味で顧客を勝たせているかを問います。そして定性面で求めるのは、どんなに知識があっても相手から「この人と仕事がしたい」と思われなければ成果は出ないという現実に向き合う「人間力」です。
Webのテクニックは数年で陳腐化しますが、他責にせず前向きに人を巻き込む誠実さは、一生食っていける普遍的な武器になります。その「人として選ばれる強さ」を叩き込むことこそが、僕なりの教育のあり方です。
ーー挑戦し、成果を出したメンバーに対して、会社はどう報いるのでしょうか?
事業とともに人が成長する仕組みにおいて、強くこだわっているのが「異常なまでの還元」です。
僕自身、やるからには結果を出し、その対価を得たいと考えるタイプです。だからこそ、成果を上げた人には世間一般では異常ともいえる報酬で応えています。これは経営者として「どこまで一人ひとりと正面から向き合えるか」という僕自身のチャレンジでもあります。稼いだ分は、ちゃんと還元する。きれいごとではなく、このシンプルな誠実さこそが、強い信頼関係を築くと信じています。
「変わりたい」その想いを力(フォース)に。持たざる者が輝ける舞台
ーー最後に、今後の展望と、今どんな方と一緒に働きたいか教えてください。
既存事業の拡大に加え、独自の資産を活かした新規事業も次々と仕掛けていきたいと考えています。それに伴って、挑戦できるポストは無限に生まれていきます。
だからこそ、「今の自分に満足していない」という強いエネルギーを持った人と一緒に働きたい。たとえそれが、過去の悔しさやコンプレックスといった「負の感情」であっても構いません。
ーーその「感情」が、原動力になると。
はい。学歴も職歴も関係ありません。かつての僕がそうだったように、大事なのは「今のまま終わりたくない」という渇望と、困難から逃げない素直さだけです。
ここには、思う存分暴れ回るための「事業基盤」と、成果に真正面から応える「還元システム」、そして挑戦し続けるための「打席」が揃っています。レールはありませんが、あなたが「道を切り拓きたい」と言うなら、会社は全力でリスクを取り、その背中を押し続けます。
「変わりたい」その想いを、人生を動かす力(フォース)に。FORCE-Rという舞台を使い倒して、一生モノの強さを手に入れてください。お待ちしています。