2026年1月21日にdotD noteに投稿された記事です。
目次
- 「ゼネコン型」の限界と、キャリアプランの賞味期限
- 「顧客の顔」が、いつの間にか「発注者の顔」になっていないか
- dotDで、あなたの「ブランド」をアップデートする
- 最後に
こんにちは、株式会社dotD代表の小野田です。
私たちdotDは、企業や官公庁の新規事業立ち上げ、そして自社サービスの研究・開発を日々続けている「事業創造ファーム」です。プロジェクトの現場では、大手SIベンダー(SIer)の皆さんとご一緒する機会も多くあります。
そこで日々感じるのは、個々のエンジニアやPMの方々の圧倒的な優秀さと、それとは裏腹に、組織の構造ゆえにその才能が十分に発揮しきれていない「もったいなさ」です。
今日は、SIerという環境で一通りの経験を積み、これからのキャリアに少しの違和感を覚え始めている30前後の皆さんへ、少しだけ私の視点をお話しさせてください。
1. 「ゼネコン型」の限界と、キャリアプランの賞味期限
生成AIの台頭により、ソフトウェア開発のあり方は劇的に変化しています。昨日までの「最新」が今日には「過去」になる。そんなスピード感の中で、かつての「プログラマー→SE→PM」という階段式のキャリアプランは、徐々にその賞味期限を迎えつつあると感じています。
SIerが得意としてきた「大規模な体制を整え、ウォーターフォールで確実に遂行する」というゼネコン的な仕事の仕方は、AIによって生産性が爆発的に向上するこれからの時代、その価値を維持し続けることが難しくなっています。
最も機会損失だと感じるのは、「新しいツールやAIを試したい」と思った時です。世界中で毎日生まれる便利なツールを実戦投入しようとしても、組織内での多層的な承認プロセスを経ている間に、さらに新しい技術が登場してしまう。このスピード感の乖離は、クリエイティブな意欲を持つ個人の成長を阻害する大きな壁になっているのではないでしょうか。
2. 「顧客の顔」が、いつの間にか「発注者の顔」になっていないか
例えば、官公庁が国民向けのデジタルサービスを作るプロジェクトを想像してみてください。
SIerに所属する皆さんは、非常にスマートです。一人ひとりは「国民にとって本当に使いやすいサービスは何か」「どうすればこの課題を解決できるか」という本質的なアイデアをたくさん持っています。
しかし、いざ「組織」として動き出すと、優先順位が変わってしまいます。「国民の利便性」よりも「官公庁が提示した要件定義を過不足なく満たすこと」が正義になり、組織の論理として、顧客=エンドユーザーではなく、顧客=発注担当者になってしまう。
本来、技術は人を幸せにするためにあるはずなのに、いつの間にか「契約を完遂すること」が目的化してしまう。そのギャップに、クリエイターとしての純粋なストレスを感じている方も少なくないはずです。
3. dotDで、あなたの「ブランド」をアップデートする
もし、あなたが今持っているそのスキルと課題解決への意欲を、dotDという環境に持ち込んだらどうなるか。私たちが提供できるのは、単なる仕事ではなく「当事者としてブランドを創る」という経験です。
- 「大手ブランド」のその先へ
20代から30代前半で大手SIerの看板を背負って仕事をしてきたなら、その信頼性はすでにあなたのキャリアに刻まれています。次は、名もない企業に入り、自らの手で「dotD」というブランド価値を引き上げる。そのプロセスこそが、市場価値を決定づけるものになります。 - 圧倒的な権限委譲
dotDはまだ小さな組織ですが、引き合いは絶えません。自信をつけた30代前後のリーダーには、どんどん権限を渡します。組織の承認を待つのではなく、自らの判断でプロジェクトを動かす。その責任感こそが人を成長させます。 - 強力なバックアップ
「権限委譲」と言っても、放置はしません。これまで数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験豊富な役員や先輩たちが、あなたの挑戦を徹底的にサポートします。 - 「最良のツール」を、明日の現場に投入できる
AIをはじめとする最新ツールは、ステークホルダーの了承があれば、即座に実戦投入可能です。余計な間接業務や手続きを削ぎ落とし、純粋に「良いものを作る」ことに集中できる環境を整えています。 - 給与水準とキャリアの両立
「スタートアップに行くと年収が下がる」という懸念を耳にしますが、私たちはそこにも真剣に向き合っています。現時点で、大手SIerから転職して給与が下がるようなケースはほぼありません。
実際、現場で活躍するメンバーの中には、入社1年目からデジタル庁案件の提案とリードを任されている方や、入社直後から自社開発SaaSのPdMを担う方、国内最大手企業を相手に顧客課題の探索から仮説検証・チームマネジメントから開発までを一気通貫で担う方もいます。
「大手ブランド」で確立したあなたの「スキル」と「想い」を、フルスイングでぶつけられる環境が、dotDにはあります。
最後に
日本のDXや事業創造を支えていくには、SIerにいる優秀なエンジニアの皆さんは欠かせない存在だと思っています。
ただ、もしあなたが「今の組織の論理の中では、自分の本来の価値が発揮できていない」「もっと国民やユーザーに真っ直ぐ向き合いたい」と感じているなら、一度お話ししませんか。
dotDを、あなたの次のキャリアの最高の挑戦先として、検討していただければ幸いです。
株式会社dotD
代表取締役CEO
小野田 久視