はじめに

はじめまして、株式会社ウイングの根本佳則です。

2023年5月16日にウイングの代表取締役社長に就任しました。

この投稿では、新社長としてこれからウイングで取り組んでいきたいミッションなどについて紹介させていただきます。

ウイングとは

ウイングは、NHKのOBが２００５年に設立したディレクターズ・エージェントです。NHKおよびNHKグループ会社の放送現場にスタッフを派遣し、ニュースの制作や送出、報道番組の企画制作や演出などを担当させていただいています。最近はインターネットによるコンテンツ配信業務も増えてきました、また、ウイングには気象キャスターも所属しており、気象情報コーナーを担当するディレクターたちと共に専門性を発揮している点が、他のエージェントと異なる特徴かと思います。

５月で、創業からちょうど１８年が過ぎましたが、おかげさまで１８期連続で黒字を確保し業績は堅調に推移しています。現在、およそ１３０人のスタッフが活躍中です。

ウイングの社名もロゴも社員が作りました。その名のとおり、夢の翼を広げてさらなる飛躍を目指そうという思いが込められています。

今後も、意欲と情熱にあふれる仕事でクライアントさまの期待に応え、放送番組の向上に尽くしてまいります。

ウイングが大切にしていること

ひとつは、公共放送ＮＨＫで働いている以上、私たちは公共放送の使命をしっかり認識していなくてはならないということです。公平公正であること、公序良俗に反しないこと、何人からも干渉されないことなど、放送法と番組基準を守ることが大前提です。私たちはＮＨＫの制作現場のみなさまと共に、視聴者の信頼に応えるよう努力し続けます。特に災害報道は、国民の生命財産を守るという重要な使命がありますので、常に緊張感をもって業務に向き合ってまいります。

もう一つ大切にしているのは、共に創る喜びを感じることです。大勢のスタッフの力が結集してこそ良い番組が出来上がります。独りよがりや身勝手な行動は許されません。チームワークを大切にしつつ自分の役割に真摯に取り組むこと。それこそが、達成感や充実感に繋がっていきます。

目の前の仕事に真摯たれ、それこそがウイング社員のモットーです。

翼を大きく広げよう

ウイングは、これまでＮＨＫとＮＨＫグループ会社のニュース・報道番組で仕事をしてきました。おかげさまで、ディレクターたちも経験を積み、順調に成長しています。ディレクターとして、さらに良い企画を出したい、もっと面白い番組にしたい、という思いも高まっています。会社としても、どんどんチャレンジしてほしいと願っています。

そこで、今後は報道だけでなく、教育や教養、科学など新たな分野にも進出したいと思いますし、テレビだけでなくネットの世界でもコンテンツ制作ができたらと思っています。

また、将来は大手制作会社のようにレギュラー番組やスペシャル番組を持ちたいという夢を抱いています。そのためには、制作現場で働くディレクターたちのスキルを向上させること、意欲を高めることが不可欠ですので、人材育成にも力を注いでいきます。

テレビ好きの人、集まれ

私自身、ＮＨＫでおよそ２５年間、ディレクターとしてプロデューサーとして、ニュースや報道番組を中心に番組制作携わってきました。

NHKは新人時代を地域放送局で過ごし、取材から企画、制作、送出までディレクターとしての基本を学びます。私は島根県の松江放送局に５年間勤務しましたが、県内すべての市町村を回り、ラジオもテレビも、小さな企画も大型特集も、ローカル放送も全国放送も、とにかくやれることは全てやったと思います。辛いことも楽しいことも様々経験しましたが、その経験こそがその後のNHK生活を支えてくれました。

いま、テレビは面白くない、若者はテレビを見ない、などと言われますが、私はテレビの役割はまだまだ大きいと考えています。

テレビって何でしょう？それは、見たことのない世界、知らなかった世界を見せてくれる素晴らしいツールだと思います。私たちの大先輩でテレビの草創期を築き上げた吉田直哉さんは「テレビは夢の玉手箱」だと言いました。次々に宝物が飛び出してくる驚き、次は何が出てくるのだろうと期待と夢をもたらしてくれる存在だというのです。確かに、今の私たちはテレビを知り尽くしてしまったように思うのですが、果たしてそうでしょうか？私たちは全知全能ではありません。まだまだ知らないことばかりなのです。ですから、テレビが伝えるべきことは無限にあるはずです。

さあ、テレビで何かをやってやろう、テレビは面白いぞ、そんな思いのある方は、どんどん前に出て放送業界で活躍してください。一緒に働ける日をお待ちしています。

ウイングでは一緒に働く仲間を募集しています！

スタッフインタビューもご覧ください。