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攻めと守りが混在する bitFlyer を支えるサーバントリーダーシップの PM 集団 後編

前編に続き、PMチームマネージャー兼システム開発部長である杉田さんと、PMの新谷さんも登場し、チームカルチャーやマッチする人材像などを深堀していきます!

自己紹介

ー杉田さん、新谷さん、自己紹介お願いします!

(杉田)入社前は新卒で2年間程組み込み系エンジニアをした後、7年間スマホアプリの受託開発事業のPMや、開発部門のマネージャーをしていました。以前は納期と予算の範囲内でプロジェクトを完遂させれば成功だったんですが、やっぱりアプリはリリースしてからが本当の始まりで、それからビジネスとしてどう成立させていくかというところまで携わりたいということがきっかけでbitFlyerに入社しました。bitFlyer入社当時はアプリ開発をメインにPMをしていたのですが、ほかのプロジェクトもやったり、PMチームの体制作りをしたり、リーダーやマネージャーをやったりしてだんだん役割がシフトし、昨年12月からはシステム開発部長になりました。

(新谷)入社前は、新卒では証券会社の営業、その後SEもしたりして、最後6年間はデジタルマーケティングのツールを導入するためのコンサルタントをしていました。bitFlyerに入社した当初は高坂さんと同様に業務企画担当として別の部に配属され、カスタマーサポートにくるコール数や、メール数等を分析し、オペレーションの改善提案をしていました。その後、開発側も手伝うようになり、PMに役割をシフトしました。

PMチーム内の取り組み

ー読書会、勉強会も定期開催していると聞きました。

(高木)PMチームではチームビルディングやスキルアップを目的にした研修や勉強会を定期的に実施しています。そういった研修時間は他社と比較しても多いと思います。具体的には、各メンバーの担当案件を説明する機会を持ち回りで実施しています。例えば、KYCに関わるプロジェクトの状況や関連する各リージョンの専門知識等を共有しています。特に新しいメンバーのオンボーディング時期には集中的に実施していますね。

あとは、TechTalkという社内研修の機会を利用して、PMチーム内だけでなく開発本部や全社に向けても情報発信していってます。

(杉田)昨年の6月頃からは読書会も実施しています。目的としては、業務に役立つナレッジを得ること、要約力や説明力を向上すること、チームで共通言語を持てるようになることです。

やり方としては、チームで推薦図書をリストアップしてみんなで投票し、その中から1冊をピックアップします。各章に担当を振り分けて、各自Confluenceに担当章の要約をまとめます。週ごとに1章ずつ読書会を行い、15分間メンバーに発表、そのあと15分みんなで内容をディスカッションする形で進めています。

今のところ「エンジニアリング組織論への招待」「顧客起点マーケティング」「ソフトウェアグローバリゼーション入門」という3冊の本を読み終わりましたね。

ーどんなことをディスカッションされたのですか?

(杉田)システム開発部としての推薦図書に「エンジニアリング組織論への招待」を上げられていて、チームで読みたいとおもったこともきっかけでこの読書会をはじめたんですが(笑)

その本のおかげで「不確実性」っていう言葉をチームで強く認識し、業務にも活かしています。簡単に説明すると、「不確実性=未来と他人のことはわからない」ということを前提に考えて進めるっていうことですね。プロジェクトをすすめるって、不確実な状態から確実な状態に確定させていく作業でもあり、その不確実である状態に対してどう立ち向かっていくかみたいなところを議論しました。

例えば、わからない他人とコミュニケーションをする上で、どのように課題をブレイクダウンして進めていくと、その不確実性に対する不安やストレスを関係者は持たずに、うまく進められるのか等。

(新谷)はじめは、発表準備とか結構大変だったんですが、すぐに慣れて余裕もでてきます。要約スキルも上がってくるし、会社のカルチャー的にも、物事の要点を完結に説明する力が求められているので訓練にもなっています。

チームで大事にしている思想などありますか?

(杉田)「サーバントリーダーシップ」という考え方を大事にしています。PMってプロジェクト進行にあたりチームリーダーのような立ち回りを求められますが、一方的に指示をして業務を進めていくというような「支配型のリーダーシップ」ではなく、メンバーと協力し、サポートしあいながら進めていく「支援型のリーダーシップ」ですね。PMチームだけでなく、開発部としてこの考えは大事にしています。

(高木)意識して浸透させたというより、自然に浸透していきました。ベンダー管理をばりばりして、開発指示するような働き方ではなく、他部門と協力して開発することが求められる環境なので、そういう意味でサーバントリーダーシップのスタイルがあっていたんだと思います。

(高坂)他の金融系の会社だと、子会社に開発を委託したり、アウトソース中心の会社も多いと思いますが、当社の場合は、社内で完結させるし、他部との距離感も近いのでとっても大事ですね。

ー矢口さんは、前職でも暗号資産に関わるシステム開発に携わっていたとお伺いしましたが、当社に入ってからカルチャーや働き方に違いはありましたか?

(矢口)はい。いい意味でのカルチャーギャップがありました(笑)。前職でのPMはプロジェクトを淡々と進めるイメージが強かったのですが、bitFlyerではPMとしての仕事の幅が広く色んな経験ができます。どの案件でも複数の部署の人と関わり、それぞれの部署のミッションを達成するためにPMがコミュニケーションをとりつつシステムに落とし込むという重要な役割を任されます。

また、自分たちPMがプロダクトに対しての意見を表明できる機会もあり、他社では味わったことのないカルチャーですね。

リモート環境下での働き方について

(新谷)担当プロジェクトのコミュニケーションは他のPMも見えない別のSlackチャンネルでコミュニケーションされていたりするのと、そのうえ、リモートワークの状況下でもあるので連携がとりずらいため、以前よりもましてPM同士のコミュニケーションを取るようにしています。

空間を共有できなくなったので、その分朝会夕会で雑談でもいいから集まって話す時間にするようにしています。「美味しいコーヒー豆はどこに売っている」とか、「今日の晩御飯は何?」ていう日もあれば、雑談から突然真面目な話に切り替わったりするので油断できません(笑)

(高坂)その結果、コミュニケーションはリモート前よりむしろ増えていますね。出社していたころは朝一からみんな他のミーティングという日がよくあったので、隣の席なのにお久しぶりですっていうこともしばしばありました。今は毎日11時から30分雑談の時間を設けているので最低限そこでは話せますし、一日何をやってたかのかというのも夕方に振り返るので、前よりもコミュニケーションがより密になったって気がしています。これは本当に良かったことだと思いますね。


どんな人がbitFlyerのPMチームにフィットすると思いますか?

(新谷)決まったことをその通りにやりますよ、という人ではなくプロアクティブに主体的に動いて、それを楽しめる人でないと、結構つらいと思います。

(高木)うん、みんなと一緒に良くしていこうというマインドがないとつらいと思いますね。あと、いろいろと改善や、いまから作っていかないといけない環境は沢山ありますので、「あれが整っていない、これが整ってない」ということをネガティブにとらえないで、一緒に作っていこうと楽しんで考えてくれる人がいいですね。

(杉田)「攻め」の気質もあるカルチャーですが、同時にお客様の資産を取扱っているサービスを提供しているので、大前提として「守り」も最も重要な私たちのカルチャー要素です。この攻めと守りの両面のバランスが大事なので、このミックスしたカルチャーに興味があり、学びたいと思ってくれる人がいいですね。

転職を検討されている方に一言

(矢口)自分で言うのもなんですが、当社は国内最大手の会社の1社ですので、当社が暗号資産に与えるインパクトってめちゃくちゃ大きいと思っています。なので、暗号資産の未来を一緒につくっていきたい、デファクトスタンダードをとっていきたいと思っている方は是非私たちと一緒に働きましょう!

(高木)開発側ももちろんですが、ビジネスサイド、経営層ととても近い距離感でお仕事できる環境があり、他社では味わえない領域にも挑戦して成長できる、大変面白い環境ですよ!

(高坂)淡々と業務をすすめるだけでなく、もっと主体的に動けて自分の意見もいえる、チームで一緒にものを作っていきたいと思っている人は絶対マッチすると思います!

(新谷)まだまだこれから会社で、整っていないところ、沢山あると思っています。決まったことをやるのではなく、一緒に切磋琢磨してチームや、会社を作っていきたいという人は是非ジョインしてください!

(杉田)私たちのビジネスは、まだまだ成熟していない、法整備もおいついていない変化の激しい業界です。またbitFlyerも7年目の若めな会社なので、たりていないところや課題は沢山あるし、変化に臨機応変に対応していくのも大変です。だけど、とてもチャレンジングでやりがいも一層あると思っています。そういった環境も楽しんでくれるプロジェクトマネージャーの方は是非一緒に働きましょう!

前編はこちらから

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