トレイダーズ証券の名ディーラー、井口取締役を大解剖!vol.3 普段、どんなことを考えて仕事をしているの?
トレイダーズ証券の取締役として経営に携わりながら、現在も第一線でディーラーとして活躍する井口喜雄さん。インタビュー企画の第3弾では、井口さんの仕事観に迫ります。
20年以上マーケットの最前線で活躍し続ける中で大切にしている考え方とは何なのか。若手との向き合い方や、トレイダーズ証券ならではのカルチャーについても伺いました。
トレイダーズ証券 取締役(CSO)兼 市場部長 井口喜雄
トレイダーズ証券 取締役(CSO)兼 市場部長の現役為替ディーラー。
1998年よりディーラーとして活躍し、ドル円や欧州通貨を主戦場に20年以上ディーリング業務を行う。
ファンダメンタルズから見た為替分析に精通しているほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。
認定テクニカルアナリスト。
"マーケットは常に正しい"20年以上変わらない考え方
ー長年ディーラーとして活躍される中で、大切にしている考え方はありますか?
私がいつも意識しているのは"マーケットは常に正しい"ということです。
為替市場は1日で1,000兆超のお金が動く巨大なマーケット。1人のディーラーが「自分はこう思う」「こうなるはずだ」と考えたところで、その通りになる世界ではないんです。だからこそ「自分が正しい」と思い込まず、「自分が間違っているかもしれない」という謙虚な気持ちでマーケットと向き合うことが大切です。この謙虚さがないと、この世界では生き残れないと思っています。特に経験を積むほど気を付けなければなりません。成功体験を過信してしまうと、大きな失敗につながることもあります。実際に、そうやってマーケットに挑んで大きな損失を出してしまったケースをたくさん見てきました。
謙虚に、素直に、負けることも受け入れる。生き残ってさえいれば、経験も失敗も成功も、すべて次の判断につながる財産になりますからね。
"当たり前"を心がけ、いつでも"動ける"自分にアップデートし続ける
ー日々巨大なマーケットと向き合い続ける井口さんが「徳を積むことを大切にしている」と伺い、少し意外でした。
よく驚かれます(笑)。でも、20年以上この仕事を続けてきて思うのは、日々の積み重ねが結果につながっているということなんです。
例えば、きちんと挨拶をしたり、感謝を伝えたり、ゴミを拾ったり…。そんな"当たり前のこと"を大事にできる人のところに良い運が巡ってくるんじゃないかなと思っています。
もちろん、マーケットの世界では最終的には実力や経験、技術が重要です。ただ、それだけでは説明できない部分もあると思うんです。僕自身、宗教的な考え方を持っているわけではありませんが、真面目に生きている人には、そういった巡り合わせがある気がしています。
ーディーラーとしてのリスクやプレッシャーにどのように向き合っていますか?
意思決定のスピードの速さが求められ、プレッシャーも大きい仕事なので、"常に準備をしておくこと"で立ち向かっています。刻々と変わる世界情勢に対して勉強し続け、アップデートしておくことや、最悪を想定していつでも動けるようにしておくことが大事です。
為替のマーケットは利益が出ることもあれば、大きな損失を出すこともあり、精神面、体力面ともにタフさが必要な仕事です。厳しい仕事ではありますが、世界経済のど真ん中で勝負ができる為替ディーラーの仕事は、非常に面白いと感じています。
若手から学ぶことも多い。トレイダーズ証券らしい風通しの良さ
ー市場部の若手社員の皆さんとは、普段どのようにコミュニケーションを取られているのでしょうか?
席も近いので、かなり頻繁に話しています。こちらが教えることもありますが、逆に若手から学ぶことも多いですね。最近だとAIの活用方法などは本当に勉強になります。特に驚くのは情報収集スピードの速さです。今の20代はSNSネイティブ世代なので、マーケットに影響するニュースや話題をキャッチするスピードは私たちの世代より圧倒的に速いと感じます。私が数歩遅れてしまうような情報も、若手がすぐに共有してくれるんです。私自身も刺激を受けていますし、経験を積めば非常に頼もしい存在になっていくと思っています。
ートレイダーズ証券の魅力として「風通しの良さ」を挙げる社員の方が多い印象です。
それは本当に当社の強みだと思います。役員だから、ディーラーだから、バックオフィスだからという壁があまりありません。マーケティングやカスタマーサクセス、システム部門など、部署を超えたコミュニケーションが活発に取れる文化があります。
会社として成果を出すためには、それぞれの部門が自分たちのことだけを考えていてはうまくいきません。お互いの立場や考え方を理解しながら、一緒にお客様のために動くことが大切なんです。この風通しの良さや一体感は、これからも大事にしていきたいトレイダーズ証券のカルチャーですね。
「マーケットは常に正しい」「当たり前のことを大切にする」。
20年以上マーケットの最前線で活躍してきた井口さんの言葉からは、経験に裏打ちされた謙虚さが感じられました。
また、若手からも積極的に学び続ける姿勢や、部署を超えて協力し合う文化を大切にする考え方からは、トレイダーズ証券らしさも見えてきます。
次回はいよいよ最終回。井口さんが描くトレイダーズ証券の未来や、情報発信への想い、そして休日の素顔について伺います。