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子どもと保育士の未来を変えていく方法とは?

「保育士は、ピアノが必ず弾けなければならない。 」そう感じている人多いと思います。 しかし最近の保育園は、ピアノだけではなく、ハーモニカやピアニカ・ギターなどの楽器で、子どもたちと歌を楽しむ姿が見られるように変化してきています。

でも、楽器もできないし…不安に感じている方も多いですよね。

アソシエでは、音楽のアクティビティも充実しています


ピアノが弾けないことと、アクティビティにはどのような関係があるのでしょうか? 今回、お邪魔したのは第二青南保育室の3歳児クラス。 朝の会で、先生から「アクテビティ」があると聞くと、「わぁ!たのしみ!!」「今日は、どんなことをするんだろう」と期待に胸を膨らませる子ども達。 担当の岡崎先生が、ピアノを弾き始めると、床に引いてある線に集まり、始まりの曲が。 「歌うときの姿勢は、何幅だっけ?」そう問いかけると、「かたはば!」そう答え、肩幅に足を広げる子ども達。いつも歌っている歌を、自信をもって歌う姿勢がとても凛々しかったです。

楽しむだけでなく、楽しみ方を先ず子どもが「学習」するという方法

今日の活動は、「海の生き物」の表現遊び。 先ずは、座学の時間。子ども達を集めて、海の生き物が出てくる絵本を読み、子ども達に様々な生き物で海の中はあふれていることを教えていました。

子どもと表現遊びをするときに、イメージできない生き物ですと、子どももどのように動いていいのか分からないですよね。 表現する前に、基本的な知識を授けることはとても大切なことです。

続いては、実践。 ピアノの音に合わせて、先ほど学んだ生き物を身体で表現しました。 ただ身体を動かすだけなのか?と思っていたのですが…手で足首を掴んだり、小さな音・大きな音での身体の表現方法が異なる事、耳で聞いて、ピアノの合図で時計回り・反時計回りで歩いたり、ジャンプしたり、かがんだり…非常にアクティブな時間で、大人も終わるころには汗だくでした。しかし、子ども達も大人も「つかれたー!」とならないのは、アクティビティの内容が充実しているからこそなんでしょうね。

表現遊びの後は、楽器を使った「リズム遊び」。 カスタネットを配ってもらうと、カスタネットを自らの指に入れて、自然と胸の前で音が出ないように「待つ」姿勢。カスタネットをもらったら自由に鳴らし始めてしまうのが本来の姿だと思ったのですが、決まりを守る姿を見て、 「決まりを守るからこそ、その次に楽しいことがある」 子ども達ひとり一人が、活動を通して学んでいるのだと感じました。

保育士はすべてがプロフェッショナルでなくてもいい


講師の先生は、幼少期から音楽が好きで、音楽を通して何かを発信したいと思い、音楽大学へ。在学中に「音楽と子どもの教育の両方を活かしたい」という気持ちを強く抱き、卒業したのちに保育士の道へ。 先生の理念は、

「音楽は楽しくなければ音楽ではない。大人が楽しければ子どもも楽しいし、 子どもは「おもしろい」事でないと続かない。」

だそうで、今回の授業に参加して、まさにその理念が反映していると感じました。

また、保育士が「ピアノ」を理由に離職する人が多いことについて、

「ピアノが苦手だからを理由に、保育士を続けられないと思わないでほしい。アソシエの保育園では自分の得意分野を伸ばせばよいと思うし、もしピアノで悩んだら、簡単に弾けるアレンジの提案も出来るし、どんなことでも良いから相談して欲しい。 ピアノは大人になってからでも遅くない。努力次第。楽しみ次第。ピアノで童謡を弾かなくちゃ、と思うのではなく、好きな曲を弾いてみたら良い。それが楽しいと思ったら練習する。練習すれば絶対ピアノは上達する。ピアニカやリコーダーでも音程は取れるから、諦めないでやれる事からトライする事が大切。歌を歌う事が苦手でも、先生が楽しいと子どもも楽しいので、先生には楽しんで歌ってもらいたい。「音を楽しむ事が音楽」。保育も「楽しければよい」と思う。」

とお声をいただきました。 私が保育士になった時代は、なんでも自分一人でこなさなくてはならない時代でした。 その根本には、教師+家庭が合わさった時代の延長線上に保育士があったからなのかもしれません。 しかし、現代は保育士の働き方も変化してきました。 今回のように、アクティビティが充実している保育園に行ってみて、「専門職」の在り方や、保育士がこれから更に、保育のプロフェッショナルな職業へと進化する時代になるのであれば、ピアノや絵画、運動などは「プロの講師」に任せた方が、保育士の精神的な負担もないですし、子ども達の能力も、習い事へ行くのではなく、保育園の生活の中で伸ばすことができるのでは?とアソシエ保育園での今後の可能性を感じました。

アソシエは、ピアノが出来なくても、運動が苦手でも大丈夫。あなたらしい保育の取り組み・能力を活かしてください。

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